#204:キューバ旅行記1
2003年2月末、キューバに降り立った。
旅程と特別休暇
社会人1年目の終わり。
2023年2月26日-3月7日の10日間、当時大学生であった弟と2人でキューバに旅行した。
弟は大学2年生で春休み。
10日間の旅程も理解できる。
一方、私は社会人。しかも1年目。
確かに入社した会社は親会社の福利厚生と同じ5連続の特別有給休暇を1年で2回取得可能、というとても恵まれた制度はあった。
しかし、入社1年目の新人が5連続の特別休暇を2回合わせて10連休として取得したという話は社内でも他にあまり聞いたことがなかった。
もう20年前、かつ前職ということで時効だろうと解釈してこの件も含めて振り返っている。
…
当時の上司や先輩たちは「げっ、何こいつ?」と思ったに違いない。(私ならそう思う)
ただキューバへ行く前から、この新人は色々と変かもと思われる節はあったと思う。
そして、もう20年経っているとはいえ、当時の会社での反応を全く覚えていないことからして自分は何も気にしていなかったようだ。
我ながらなかなか困った新人であった…。
なぜキューバへ
20年前のため、色々と記憶がない。
まずなぜキューバへ行ったのか、しかもなぜ弟と一緒に行ったのかも思い出せない。
恐らく弟がキューバへ行きたくて、何となく、それに便乗して同行したような気がする。
確かに自分が大学生の時、スペインへ旅した時の良い思い出はあったので、他のスペイン語圏で面白そうな国に行きたいという気持ちもどこかにあったのだろう。
キューバへの道のり
旅行の手配は、学生である弟に任せたと思う。
今や細かい旅程は思い出せないが、首都であるハバナともう1都市くらい周遊したと思う。
何せ旅程は10日もある。
…
しかし、キューバは遠かった。
カリブ海にあるキューバへ飛行機で飛ぶには、アメリカ西海岸あたりを経由するのが直線距離としてはちょうど良い。
ただ社会主義国のキューバはアメリカと国交を断絶しているため、アメリカ経由でキューバに入国できない。(この時初めて知った。)
そのため、まずはカナダのトロントに飛行機で渡りそこで1泊してからキューバへ入国した。
トロント空港近くのホテルは雪景色だった。
暑い国に行くつもりで薄着しか持っていなかったので、雪の積もるサブウェイに愕然とした。
カナダドルも用意していない日本人には、夜のトロント郊外のマイナス8度は身に染みた。
…
翌日、ようやく南国のキューバに飛ぶ。
まだ旅は始まったばかり…(続く)。
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