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サステナブル・ビジネス運営ガイドのまとめ


IBMソリューションブログにて連載している
「サステナブル・ビジネス運営ガイド」を簡単にnoteにまとめました。


ガイドその① サステナビリティー戦略の構築

サステナビリティ戦略を策定している企業が86%なのに対し、実行に移している企業はわずか35%

サステナビリティー戦略を運用・実行するためのステップとは?

  1. サステナビリティーのKPIセットとトラッキング

  2. ESGデータ基盤によるパフォーマンスのモニタリング

  3. サステナビリティーのKPIの運用

戦略策定から実行までIBMコンサルティング・サステナビリティー・サービスはトータルでサポート

ガイドその② ESGデータ基盤の確立

サステナビリティー推進を効果的に行うためには、同一データを基に同じ方向を向いた活動を行うことが重要となります。
単一のESGデータ管理システムがそのようなデータドリブンな推進活動を可能にします。

単一ESG記録システムの導入により可能となること

  • 企業のESG目標に向けた進捗状況の監視、監査、報告

  • 株主や規制当局が求める正確なESG指標の開示

  • ネット・ゼロやクライメートポジティブ(温室効果ガスの吸収量が排出量を上回る状態)などの目標達成のために、適切な脱炭素施策の検討

  • ESGパフォーマンス・データを基にした組織全体の調整

ESGデータ管理プラットフォーム IBM Envizi ESG Suiteにより、多くの企業がESG報告を合理化し、脱炭素化への足取りを加速し確かなものとしています。
参考:オーストラリアの総合不動産グループ GPT社事例

ガイドその③ サステナブルな保有資産・設備の運用

多くの製造業のお客様が脱炭素施策として、工場設備の省エネ化や再生可能エネルギーを行うように、サステナビリティー戦略の実行にあたり、資産や設備から手をつけるのは効果的な方法です。

設備の長期寿命化は設備コスト削減だけでなく、長期的に大きなエネルギー消費量削減をもたらします。

(反応的)事後対応から(予測的)必要時対応へ

AIを活用した予防保全の取り組みは以下のような効果をもたらし、廃棄物や環境への影響を最小限に抑えます。

  • 設備異常の早期特定による長期寿命化

  • 過剰保全の防止による保全業務省力化

設備保全管理プラットフォーム IBM Maximo Application SuiteはAI、IoT、アナリティクスを使用して設備パフォーマンスの最適化と、資産ライフサイクルを延長により、サステナブルな設備運用を力強くサポートします。
参考:デンマークの建設グループ Sund&Bælt Holding社事例

ガイドその④ 持続可能なサプライチェーンの構築

サステナビリティー推進の上で、企業は自社やグループ会社内だけではなく、サプライチェーン全体で何が起きているのかを正確に把握できていることは非常に重要です。
しかし、グローバル展開している企業ほど複雑なサプライチェーン全体の可視化は困難となります。

サプライチェーンの持続可能性を可視化

ブロックチェーンを活用したサプライチェーン全体の可視化は、以下のよう効果をもたらします。

  • 製品や原材料が倫理的かつ持続可能な方法で入手されていることを証明

  • サプライヤーリスクの特定と調達先の変更など早期対策

  • 生産と物流のカーボンフットプリントの把握

今後より強まる投資家や社会からの要請や、サプライチェーンの混乱に迅速かつ効果的に対応する必要性が相まって、先進的なサプライチェーン・インテリジェンス・ソリューションへの需要は高まり続けています。

サプライチェーン可視化プラットフォーム IBM Supply Chain Intelligence Suiteは、一切不明瞭な点がない、追跡可能で脱炭素化されたサプライ・チェーンを実現することで、サプライチェーンの混乱をチャンスへと転換します。
参考:新たなサステナブル体験を実現 三井物産様事例


IBMソリューションブログ サステナブル・ビジネス運営ガイド1~4
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-sbg1/
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-sbg2/
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-sbg3/
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-sbg4/


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