ワシの巣

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エッセイを書いてます ・定期更新(毎週日曜) ・歌詞考察 エンタメの感想なども書きます。 小説家になることが目標です。(NOVEL DAYS:詳細はXで!)

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    毎週日曜に更新しているエッセイです。 全て無料で読めます。投げ銭もできます。 ( 番号を振り始めた2023年6月以降のものから入れています。)

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    ヲタクによる個人的妄想解釈です。 お手柔らかによろしくお願いいたします。

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星野源と若林正恭と

なぜ、自分がnoteを始めようと思ったのか。それは今から4年前にさかのぼる。 と、その前に7年前の話をしよう。当時中学3年生だった私はアニメにはまり、特に声優さんのラジオをとにかく聞き漁っていた。アニゲラ!ディドゥーーンや胃痛ラジオをはじめ、音泉や響などを使ってとにかく聞いていた。しかし、その中でも一番聞いていた番組は声優さんではなく、「鷲崎健」という人のラジオである。 2h(超A&G+)や思春期が終わりません(当時は響、現在は超A&G+)をとにかく聞いていて、思春期が終

    • 目に見えないエグみ(6月エッセイ②)

       最近Netflixシリーズの「ダーマ―」をおすすめされて途中まで見てみた。  「ダーマー」はアメリカで実際に起きた連続殺人犯のドラマで、文字に書くのも憚られるような残虐行為を行ったダーマ―の人生に迫る作品だった。作品の中には、性的マイノリティや人種に対する差別的な偏見も描かれている。その中でも特にダーマ―と彼の両親との関係性や両親のその後の人生の描写にかなりエグみを感じた。  父親は仕事で忙しくほとんど家を空け、母親はヒステリックを起こし、泣き叫んでいるまだ赤子の弟もほっ

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      • 片足に重心かける(6月エッセイ①)

         「映画みたいな人生じゃなくたって」という歌詞、見ている映画のジャンル狭すぎる。僕も映画をたくさん見る方ではないけれど、自分が見てきた作品だけでもハッピーエンドなものばかりではない。それに幸せな結末だとしても、大きな人生の起伏に自分が耐えられるかは分からないし、その世界を生きる主人公は幸せになれるかどうか分からないままその瞬間を生きているはずだ。余分に付け加えるならば、作品上最後が上手くいっても、映像に写らないその後の人生も上手くいくとは限らない。  以上、最近自分が何かに

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        • モラル、マナー、ルール、(5月エッセイ④)

           混み合う電車のホームのエスカレーターが1列しかない時、「まじかよ…。」と心の声が漏れそうになる。階段から上がろうかと思っても、その階段も狭い。発着時間ならなおさら“我先に!”と猛然と走り込んでくる人たちで、通路の狭い幅がぎちぎちに溢れかえっているので、“そんなに急いでないしな”と心に余裕を持たせて、エスカレーター待ちの長蛇の列に向かう。  列に対して、きっちり1番後ろに並ぶ人もいれば、乗り口付近からガンガン横入りしていく人もいる。  自分は大体乗り口より少し後ろくらいを狙

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          正直に言うと(5月エッセイ③)

           頑張っているから応援するという言葉を真に受けると、頑張っていないなら応援しないということになるし、頑張っている人は誰でも応援するし、応援しない=頑張っているつもりかもしれないが、私はあなたの頑張りを否定しますということになるのではないかと思う。  スポーツ選手でもミュージシャンでも芸人さんやアイドルでも、頑張っているから応援する、したくなるというのはよく聞く。でも正直どんなジャンルであっても、“頑張っている”なんて当たり前のことじゃないかと思う。頑張っている基準自体あやふ

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          正直に言うと(5月エッセイ③)

          語彙豊になりたい(5月エッセイ②)

           コミュニケーション強者、“コミュ強”という言葉がある。 臆せず人の輪に入っていけて、初対面の人ともフランクに話すことができるような人のことを指す。僕は人と話すのが上手くないので、初対面でも話しやすく、複数人で話している時でも上手く会話を回してくれる人はいてくれると助かる。  たまにコミュ強と呼ばれる人の中に、話にガツガツ入り込んでくるだけのパワータイプが紛れていることがある。基本的にコミュ強はエネルギッシュなパワータイプが多いと思うけれど、話の流れや話している人の雰囲気を感

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          語彙豊になりたい(5月エッセイ②)

          20代の年相応むず過ぎる(5月エッセイ①)

           仕事終わり、会社の飲み会にみんなで向かう途中、上司と隣だった。こういう時の会話は何を話せばいいのかいつも困る。一般的に、天気の話から入るのが定番ということは僕も知っている。だけど、新卒2年目の自分がいきなり天気の話をしてきたら、『この子、気を遣って無理矢理話そうとしてくれてる…』、『雑談の仕方をどっかで覚えてきたのかな…』と思われないか心配になる。こいつ無理してんなと思われたり、そんな気を遣わなくていいのにと逆に気を遣わせたりしたらどうしようといった考えが過る。  「もう夏

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          20代の年相応むず過ぎる(5月エッセイ①)

          癖(4月エッセイ④)

           爪を切る時、足の小指から切ったら、なんとなくおさまりが悪かった。巻き爪気味だからか、それとも体から一番遠い箇所だからか、なぜか上手く切れる気がしなかった。親指まで爪を切り終えて、反対の足へ移行した時に、いつもは親指から切っていることに気がついた。どの指から切るかどうかなど今まで意識したことがなかった。  小学生の時に、家の冷蔵庫が変わって、冷蔵室は右開きから左開きになり、3段目にあった冷凍庫は野菜室と入れ替わって、2段目になった。何の気なしにアイスを取り出そうとすると、「

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          癖(4月エッセイ④)

          イヤホンを外すと(4月エッセイ③)

           外を出歩いている時、大体イヤホンをしながら行動している。街の音に耳を傾けながら、エッセイや小説に書くネタを集め、見たもののイメージを文章で表現することには憧れがある。だけど、外に出ている時は無性に人の目が気になってしまうから、下を向き、ノイズキャンセリングで音楽を聴き、外気に晒されながらも自分だけの空間を無理矢理作り出す。音楽は場所を選ばずに楽しめるから、いい暇つぶしになる。  ただし、仕事中や順番待ちをしている時など、イヤホンしていたら困る場面もある。特に病院は、診察室越

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          イヤホンを外すと(4月エッセイ③)

          無理。(4月エッセイ②)

           疲れているからといって、早く寝るだけだと全然疲れが取れない。むしろ、かえって頭がスッキリしない。  疲れてもう何もできない時、風呂にも入らず、歯も磨かず20時過ぎぐらいに泥のように眠ってみる。大体3、4時くらいに起きて、まだまだ眠い状態で風呂に入る。うとうとしながら湯船に浸かって、半目で風呂上りのタスクを片付ける。もうひと眠りしようと布団に潜るけど、いざ床に就くと、すぐには眠れない。スマホをいじりながら眠くなるのを待っていると、窓から日が差し込み始めて寝る機会を失う。時間で

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          無理。(4月エッセイ②)

          整理・整頓(4月エッセイ①)

           部屋の掃除をし終わってから、いつも目に見える範囲だけを綺麗にして満足している自分がいることに気づいた。いつからか、テーブルの上のものが減らなくなった。ただの物置きとなってからどれくらい経ってしまっただろうか。  少し前までやっていたポケモンカード、溜まったCD、いつもらったか忘れた薬の処方箋。あげればキリがないが、今も学習机の上になんとかスペースを作り出し、パソコンに向かってこの文章を書いている。  原因は明らかである。この部屋の引き出しという引き出しがモノで埋まっている

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          整理・整頓(4月エッセイ①)

          人目が気になる(3月エッセイ⑤)

           オードリーの若林さんが以前番組で『自分の本棚を見られることは肛門を見られるくらい恥ずかしい』と言っていた。自分は最初ピンと来ていなかった。本を読んだら、その感想をすぐに人に話したくなる。ジャンルや内容に関係なく、読んで何かを得たと思ったら構わず共有してみたいと思う。  SNS上で「私小説を書きだしたら小説家は終わり」という言葉を目にした。小説家が私生活を切り売りしたらダメ的な文章がその後に続いていた。続いてエッセイってこういうのはあるあるだよねという文脈で『私の中で何かが

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          人目が気になる(3月エッセイ⑤)

          見られる(3月エッセイ④)

           エッセイを書く時、あるいはSNSに何かを投稿する時、僕は人が見ているということをそれなり意識して書いている。言葉のニュアンスをできるだけ柔らかく、大袈裟すぎず、かと言って曖昧になりすぎないように、といったことを心がける。  自分以外のどれだけの人が、人に見られているということを意識しているだろうかと時々考える。たまたま見たテレビでモヤっとした時、満員電車に乗っている時、乗り気じゃない飲み会に参加している時、思い浮かんだことをノータイムで不特定多数の人間に見せることができる

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          見られる(3月エッセイ④)

          バッタバタ(3月エッセイ③)

          だんだん社会人っぽくなってきた。 持っている仕事量が気づいたら溢れそうになっている。 自分ひとりでできる仕事がまだまだ少なくて、ひとつひとつの作業にかかる時間がとにかく長い。まず自分でやり方を考える。途中詰まって先輩に聞く。回答を待つ。ヒントだけもらってまた考える。 この繰り返しで1日が終わる。当然全く進捗は変わらないので、ストレスが溜まっていく。気づけば顔にニキビが10個以上できて、1度は治したけれど、今は粉瘤のようなかちかちのできものが2つできている。 忙しいと小さいこと

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          バッタバタ(3月エッセイ③)

          Xのおすすめ欄(3月エッセイ②)

          X(旧Twitter)におすすめ機能が現れてから、大分目が慣れてきた。 最初は先頭のタブにあるのも、特に求めていない情報を目にさせられることに嫌悪感すらあったけれど、使い方が何となくわかってきた気がする。 これまでだったらフォローしている人が拡散するか、検索しなければ見られなかった投稿がいくらでも見られるようになった。今まで目にすることのなかった人の意見や立場が垣間見え、本来手にするはずのなかった情報が自分にとって刺激になっているように感じる。 自分の興味に近いトピックが現

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          Xのおすすめ欄(3月エッセイ②)

          なんでイライラしちゃうんだろうな(3月エッセイ①)

          出社してデスクに着くなり、先輩社員から「資格取った?」と聞かれた。 その人は顔を合わせる度に資格を取ったか確認してくる。僕がまだ取れてないですと言うと、「ヤバいんじゃないの?」、「え、遅くない?」、「自分はこの時期にはもう取ってたけどな」と煽り散らしてくる。 取得する期限自体はかなり先だが、必要な資格は1年目以内に取るのが当たり前という社内の風潮があるので、僕も負い目があり、何度いじられても強く言い返すことはできない。そのためなるべく早く終わるようにいつも適当にあしらっている

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          なんでイライラしちゃうんだろうな(3月エッセイ①)