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【ふじさわキュン♡ぽた Ep7《寒さに耐えてご利益を!藤沢七福神めぐり》】SURUGA Cycle Journal Vol.139

藤沢市さんとのコラボ企画「ふじさわキュン♡ぽた」。“キュンとするまち。藤沢”で、心がキュンとする素敵な自転車旅をご紹介します。

今回は、新年を迎えた例年1月7日~31日まで開催されている「藤沢七福神めぐり」に挑戦します。福をもたらす神様「七福神」を祀っている寺社を巡拝して開運を祈りましょう!
藤沢市の七福神は毘沙門天さまが2か所にあり、今回は全部で8か所の神社仏閣をめぐります。

ナビゲーターは藤沢市職員の伊豆内さん(右)と小島さん(左)。相棒はシェアサイクルのSHONAN PEDAL(湘南ペダル)です。

まずは「養命寺(ようめいじ)」にやってきました。曹洞宗のお寺で、1927(昭和2)年に国指定重要文化財に指定された薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)を安置しています。

七福神は不老長寿・無病息災の神様である「布袋」さまです。

まずは参拝から。しっかりと新年の幸福を祈念しましょう。

2023年で第26回となる「藤沢七福神めぐり」は、藤沢市内8か所の神社・寺院を巡りスタンプを集めると、記念品の「開運干支暦手拭」を特別価格で購入できます。スタンプ台紙は対象の寺社に設置してあるので、どなたでも無料で参加できます。二次元コードの読み取りでスタンプをゲットできるデジタル版スタンプラリーも同時開催していました。
(2023年の「藤沢七福神めぐり」は1月7日~1月31日まで開催されました。)

さらに、七福神オリジナル色紙(500円)を購入してスタンプを集めると無料で記念品の手拭をいただけます!

続いて、2か所目は「皇大神宮(こうだいじんぐう)」にやってきました。

奈良時代に相模国土甘郷(とかみごう)の総社として創建された由緒ある神社です。広大な境内には、樹齢約700年の椨(たぶ)の木をはじめ、樫(かし)や欅(けやき)などの木々がうっそうと茂ります。

カラスが群がり棲んだことから、「烏森(からすもり)神社」の名称で呼ばれるようになりました。毎年8月17日の例祭には、県内でも珍しい人形山車(だし)9基が出て賑わいを見せます。

鳥居の前に「藤沢七福神めぐり」の旗が出ていて分かりやすいですね!

こちらには、商売繁盛の神様「恵比寿」さまが祀られています。

恵比寿さまの近くには御神木の樫の木が5本植えられています。中央の切り株(かつての御神木)より新しい芽が出たことから、近年はパワースポットとして親しまれています。

駐車場に湘南ペダルのステーションがあるので、ぜひご利用ください!

3か所目は「常光寺(じょうこうじ)」にやって来ました。

浄土宗のお寺で、鎌倉光明寺の開祖良忠上人(りょうちゅうしょうにん)が1245(寛元3)年に小さなお堂を建てたのが始まりとされています。

本尊の阿弥陀如来(あみだにょらい)は市の重要文化財に指定されています。元々は鎌倉扇ヶ谷(おうぎがやつ)の阿弥陀如来堂にあったものを移したと言われています。境内にある2基の庚申塔(こうしんとう)は、中世に建てられた貴重なもので、市の重要有形民俗文化財に指定されています。貴重な仏像が多く残されているのですね。

「せっかくなので仏様の近くで参拝してください」と、本堂の奥まで入らせていただきました。ご住職にお声がけすれば、一般の方も本堂の中まで入って参拝可能です。

七福神は幸福・財宝・長寿の神様「福禄寿」さま。にこやかな表情で、見ているだけで幸せになれそうです。

右手に持っているのは桃でしょうか。ご住職によると、先先代の廣信上人(こうしんしょうにん)が戦前、世の中を少しでも明るくしようと近隣の寺社に呼びかけ「藤沢七福神めぐり」が始まったそうです。

これで3つ!順調ですね。

さて、ここで常光寺から目と鼻の先にある「関次商店パンの蔵 風土」さんに寄り道しましょう。

こちらは国の登録有形文化財「関次商店穀物蔵」をリノベーションして作られたパン屋さんです。

一見、パン屋さんとは思えないような外観で、中に入ると蔵の壁や梁が生かされた趣のある空間が広がります。

自家製天然酵母や、オーガニック小麦を使用するなど、素材選びにこだわりがある風土さん。店内はパンのいい匂いに包まれて、『並んでいるもの全部ください!』と言いたくなるほど、どのパンも美味しそうです。

購入したパンを店内のイートインスペースでいただきます!

右は全粒粉食パンにロースハムをサンドし、チーズをのせて焼いた「クロックムッシュ」。温め直してもらって熱々でチーズがとろとろです!
左は「自家製ミルククリームサンド(ラムレーズン)」。練乳ホイップクリームとレーズンが固めのパンに合います。

パン生地を噛み締めるたびに、小麦の香りが広がり、人気の理由がよく分かります。売り切れ次第閉店なので、早めのご来店がおすすめです!

さて、七福神めぐりに戻って、4か所目は「白旗神社(しらはたじんじゃ)」にやってきました。

こちらには寒川比古命(さむかわひこのみこと)と源義経公(みなもとのよしつねこう)が祀られています。

関東地方を開拓した寒川比古命は、農業や土木、商工業や建築など、関東文化の基礎を築いたことから、土地や人々・仕事全般の守護神として人々に親しまれてきました。また、片瀬の浜にうち捨てられた源義経公の首が白旗神社の近くに流れ着き、藤沢の里人により洗い清め葬られたと語り伝えられています。

触れると健康になり病気をしないと言われている「弁慶の力石」は、かつて町の力自慢が石を持ち上げ力比べをしたそうです。

七福神は知恵と勇気の守り神「毘沙門天」さまです。

いやぁ~ご利益がありそうなフォトスポットですね。

参道階段脇にある「江ノ島弁財天道標」は、参拝者が道に迷わないようにと建てられたものです。藤沢宿から江の島まで48基あったと言われており、これは現存する10基のうちの1基です。道標の横には20数基の「庚申塔群(こうしんとうぐん)」があり、どちらも藤沢市重要文化財に指定されています。

それから、白旗神社は職業のお守りがあるのも見所のひとつ。看護師、警察官など、制服を模したデザインがあしらわれています。

境内には湘南ペダルのステーションもあります。

早くも折り返し!続いて5か所目は「諏訪神社(すわじんじゃ)」です。

1289(正応2)年、現在の諏訪神社の向かいにある「遊行寺(ゆぎょうじ)」を創建した呑海(どんかい)が、長野県の諏訪大社から御霊を持ち帰り、遊行寺の鎮守として山内にお祀りしたのがはじまりと言われています。

明治維新の神仏分離によって遊行寺から独立して諏訪神社となりましたが、今でも例祭の時には神輿が遊行寺本堂前に渡ります。

七福神は財宝、福徳開運の神「大黒天」さま。

打ち出の小槌をひと振りふた振りしながら願い事を祈願して、大黒様から福を授かりましょう。

なお、諏訪神社には駐輪場がありませんので、自転車は遊行寺に置いてご参拝ください。遊行寺には湘南ペダルのステーションもあります。

6か所目は諏訪神社からほど近い「感応院(かんのういん)」にやってきました。1218(建保6)年開山の真言宗のお寺で、開基は鎌倉幕府3代将軍の源実朝(みなもとのさねとも)と伝えられています。

藤沢宿で最も古い寺のひとつと言われています。

大通りに面していないため、境内は静かで落ち着いた佇まいです。木造の弘法大師像が本堂に安置され、境内には弘法大師の立像があります。

七福神は長寿の神「寿老人」さま。本堂に祀られているためお姿は拝見できませんでしたが、しっかりと参拝して、健康で長生きできるよう祈願しました。

スタンプはこれで6つ目!残すはあと2つです。ここからは藤沢駅の南側、江の島方面へ向けて移動します。

7か所目は「龍口寺(りゅうこうじ)」にやってきました。

創建は延元年(1336~1340年)。この地は、かつて龍ノ口刑場という処刑場があった場所です。日蓮聖人が処刑される直前、江の島方面から光の玉が飛んできて、首斬り役人の目がくらみ処刑は中止になったと言われています。龍ノ口刑場で処刑を免れた者は歴史上、日蓮聖人以外誰もいないとされており、この出来事は「龍ノ口法難」(たつのくちほうなん)と伝えられています。のちに弟子の日法聖人が「龍ノ口法難の霊跡」として一堂を建立し、日蓮聖人像を安置したのが龍口寺の始まりです。(諸説あります)

仁王門を見上げると頭上には見事な龍が描かれており、本堂手前の山門には細かな彫刻が施されています。ぜひ足を止めて見上げてみてください。

七福神は「毘沙門天」さま。2か所ある「毘沙門天」さまが祀られる神社のうちのひとつです。

「延寿の鐘」をついて健康長寿も祈願しました。

湘南ペダルのステーションは仁王門の脇にあります。

こうしてみると、湘南ペダルのステーションが本当にさまざまなところにあることがわかりますね。借りたところと違うステーションで返却ができるので、ちょっとした距離のサイクリングにも手軽に利用できるのがポイントです。

終盤に差し掛かりましたが、ここでランチタイム。今回は片瀬漁港近くの「江ノ島小屋」さんで海の幸をいただきます!

江の島が目の前に見えるテラス席は、寒い時期に嬉しい暖房完備。朝8時から夜までの通し営業で、朝食限定メニューも人気です!

海の景色を楽しみながら、さっそくいただきましょう!

名物「まかない丼」は、魚をたたいてお味噌で味付けした小魚のなめろうに、秘伝のゴマだれがかかっています。お魚が新鮮で甘みがあり、薬味がなめろうの味を引き立てます。

絶品「ホロホロ丼」は、自家製の魚の燻製ほぐし身に焦がしバター醤油がかかっています。味変アイテムでガーリックチップス、大根おろし、本わさびが別添えでついてきます。燻製のいい香りでご飯が進みます!

運ばれてきた時はこんな感じ。大きな海苔はちぎってふりかけても、ご飯を巻いてもOK。出汁をかけてお茶漬けにもできます。色々な食べ方ができるのも魅力のひとつです。

ちなみに「まかない丼」は全国丼グランプリの海鮮丼部門で過去9回金賞に輝いています。
(※全国丼グランプリとは、日本全国の素晴らしい丼を多くの人に知ってもらう事を目的としたコンテストです)

キュン♡ぽたステッカーをドアに貼っていただきました!ご来店の際にチェックしてみてください。

七福神めぐりもいよいよ最後のスポット!8か所目は、江の島に入島して「江島神社」へ。

江の島入り口の「青銅の鳥居」から江島神社へ続く参道には、飲食店や土産店が立ち並び、多くの観光客で賑わいます。進んでいくと鳥居が見えてきました。その奥にある白い「瑞心門(ずいしんもん)」は竜宮城を模して作られたものです。

江島神社は「辺津宮(へつみや)」「中津宮(なかつみや)」「奥津宮(おくつみや)」の 三社の総称です。

辺津宮境内の八角のお堂に、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と、日本三大弁財天のひとつとして有名な妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が安置されています。

商売・芸能の神様「弁財天」さまのスタンプを押して、藤沢七福神めぐり8か所すべて完了!全部集めると達成感がありますね。

ちなみに、江の島頂上部へ繋がるエスカレーター「江の島エスカー」でも江島神社に行けます(有料・登り専用)。

まるで海中にいるような光と映像が幻想的な「江の島ルミナスウェイ」を体感!高齢者や小さな子ども連れのご家族が江の島頂上部へ行く際の頼もしい足となっています。

すっかり日が傾いてきました。江の島の玄関口である弁天橋の上からは見事な夕陽が見られました。
七福神めぐり全8か所をコンプリートした後、最後は記念品の手拭をゲットするため「藤沢市観光センター」へ。17時の閉館に間に合ってよかった!

全箇所のスタンプを押した台紙を提示すると、「開運干支暦手拭」を特別価格の200円で購入できました(通常価格300円)。

ちなみに、七福神オリジナル色紙で全箇所押し終えた方は、手拭を無料でいただけます!

2023年の干支「兎」が描かれた華やかなデザイン。お部屋に飾って福を呼び込みましょう!

自転車で一日藤沢市を走っていたら、あっという間に日が暮れました。先程の江の島弁天橋や片瀬西浜海水浴場は美しい夕日が見えるスポットでも有名です。多くの人が立ち止まって西の空を眺めていました。

遠く離れた富士山もくっきりと見えます。しばし撮影を忘れて夕陽を眺めるおふたり。七福神めぐりで新年の幸福を祈念し、最後に素晴らしい景色に心洗われて今回のキュン♡ぽたは終了です。

交通量の多い市街地は小回りのきく自転車移動が最適です。シェアサイクルと公共交通機関を組みあわせてもいいですね!幸福を祈って、自転車で七福神めぐりに出かけてみてはいかがでしょうか? また、藤沢市には他にも素晴らしい寺社が点在しているので、ぜひめぐってみてください。

【Information 1】
▼藤沢市
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp

▼藤沢市観光公式ホームページ
https://www.fujisawa-kanko.jp/

▼ふじキュン♡
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouhou/fujikyun.html

▼HELLO CYCLING
https://shonanpedal.hellocycling.jp/

▼SHONAN PEDAL
https://www.enoden.co.jp/shonanpedal/

▼養命寺
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/tsujido/08.html

▼皇大神宮
http://www.koudaijinguu.com/#

▼常光寺
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/odakyuensen/04.html

▼関次商店パンの蔵 風土
https://instagram.com/fuudo_2019?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

▼白旗神社
http://www.shirahata-jinja.jp

▼諏訪神社
https://jinriki-suwa.com

▼感応院
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/fujisawa/06.html

▼龍口寺
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/katase_kugenuma/03.html

▼江ノ島小屋
http://enoshima-koya.com

▼江島神社
http://enoshimajinja.or.jp

【Information 2】
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https://www.surugabank.co.jp/reserved/landing/road_bike/index.html?ad=fujisawa_pota

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