見出し画像

名古屋に1年住んでみた。

名古屋に住んで1年が経つ。過去に住んでいた首都圏や地方都市と比較しながら特徴を整理していきたい。

まず住みやすいかどうかでいくと、5段階で総合評価をするなら★4はつけられそうだ。特筆すべき長所は多くないが弱点も少ないバランスの取れたステータスだと思う。

次に、以下の6項目について個別評価を行う。
①人口
②交通
③家賃
④気候
⑤住民
⑥娯楽

①人口 ★3.5
人口は私が住む前にイメージしていたよりも多く、みなさんが想像するよりも多いと思う。土日はカフェが混んでいてどこにも入れないという事態が頻繁に発生する。
とは言え、東京と比べると街の人口密集具合はまだ低い。商圏として成立する一定の人口規模を持ちつつ、そこまで混雑し過ぎてはいないレベル感をギリギリ保っている。

②交通 ★4.5
日本の中央にあるため関東・関西へのアクセスに優れる。中部国際空港の他に名古屋空港(厳密には名古屋市外だが名古屋駅から車で30分)という国内線専門の空港もあり、不足はない。
電車は朝夕のラッシュ時はかなり混雑するが、首都圏と比べればだいぶマシな部類と言える。一方で名古屋エリアで1番利用者の多い地下鉄東山線は1編成に6両しかなく、そもそもの輸送力が低い。
市内の特に都心側のエリア(中村区・中区・千種区など)は車がなくても生活に困らないが、全体的に車の保有率が高く、道路幅も広い。地方のように車がないと生活できないというレベルではないが、持っていると便利なことは間違いない。

③家賃 ★4.5
街の利便性の割にはかなり安い。同じような立地の街で比較すると、東京では15万円の家に9万円で住むことができる。月極駐車場の料金も安い。

④気候 ★2.5
ウィークポイントと言える。夏は暑く冬は寒い。体感では東京より夏は3℃暑く、冬は3℃寒い。特に夏の暑さは覚悟が必要。

⑤住民 ★3
あまり特筆すべき点はない。傾向としては朝早くから行動し夜は早めに帰宅する人が多い。地方によくいる心優しい地元住民は名古屋にはあまり存在しない。他人に関心がない都会的な一面と、地域で監視し合う田舎的な一面が見え隠れする。ミーハーでわかりやすいブランドを好む人が多く、新しいものは実際に使った(行った)人の感想を聞いてから行列に並ぶタイプ。東京よりも日常的にスポーツや運動をする人が多い。

⑥娯楽 ★4
ひと通り揃っているが、東京には劣る。イベント・美術館・ライブ・演劇など、単純に数が少ない。勿論地方よりは多い。娯楽はわかりやすく人口に比例している。

家族連れで住むことを考えると評価は更に上がるかもしれない。
総評としてはやはり「悪くない」街だと言える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?