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シトルリンってテストステロンにも効果的なの?

シトルリンってなにか知ってる?

こんにちは!
今回のnoteでは、これまでにも何度か取り上げた”シトルリン””テストステロン”についてお話していこうと思います!

まずは、シトルリンがどんな成分なのか簡単に説明!
シトルリンはたんぱく質を構成せず、遊離アミノ酸の一つとして体内に存在する成分
メロンやスイカ、キュウリといったウリ科の植物に多く含まれていて、肉や魚といった食品からは十分に摂取できないという特徴があります。

シトルリンは、一酸化窒素合成酵素(NOS)による触媒反応の副産物として、アルギニンンと酸素から一酸化窒素(NO)と共に合成されます。
さらに、シトルリンは単なるNOの副産物というだけでなく、一部がアルギニンの合成にリサイクルされ、再びNOの合成に役立つという便利な存在です。

つまりシトルリンは、体内でのNO生成に関係する存在であるということ。
NOには血管を柔らかくして血流を改善する働きがあるため、シトルリンを通じてNOを増やすことは、運動パフォーマンスの向上や男性機能のパフォーマンスアップにも役立ちます。

シトルリンでテストステロンが増加するかというと…多分しない

さて、続いてテストステロンに話を移しましょう。
テストステロンとは、代表的な男性ホルモンの一つで、筋肉の発達やポジティブな考え方といった、身体や精神面の男らしさをつかさどる重要な物質。
男らしい体つきや元気な男性機能についてネットでリサーチした際に、テストステロンの名を目にしたことのある方もいるのではないでしょうか?

ここまで読むと、男性にとって欠かせない物質であるテストステロンは、シトルリンを摂取することで増えるのでは?と思われるかもしれません。
しかし結論から申し上げると、残念ながらシトルリンがテストステロンの合成に関係するという科学的な根拠は現時点報告されていません。

さらにラットを対象とした実験では、シトルリンを与えたラットはそうでないラットと比較して、テストステロン濃度が下がったことも報告されているんです。[データ]

シトルリン配合のサプリメントはテストステロンに効果ありません。

そもそもテストステロンってサプリで増えるの?

『あれ?ていうかそもそもテストステロンって、サプリメントを服用することで増やせるの?』

こんな疑問を抱いた方、ご安心ください!
サプリメントから適切な栄養素を摂取することで、テストステロンレベルの増加に期待できるんです!

サプリメントメーカー各社からは、”テストステロンブースター”と呼ばれるテストステロンレベルのアップを目指した商品が多数発売されています。
中には、実際にテストステロンの増加が研究データで示されている成分を配合する商品もあるため、テストステロンブースターを選ぶ際は参考にしてください。

シトルリンはダメだけど…。テストステロンを増やす成分5つ

せっかくなのでここからは、テストステロンレベルのアップに期待できる成分をご紹介します!

トンカットアリ

トンカットアリとは、東南アジアの熱帯雨林地域に自生する植物。
滋養強壮や精力増強に働きかけるとして、古くから人々に親しまれてきました。

被験者にトンカットアリの抽出物を200mg/日、4週間に渡って服用してもらった実験によると、服用前後でテストステロン値の増加が確認されています。[参照

他にもトンカットアリには、筋力の向上効果や脂肪燃焼効果も報告されているため、男らしい体を目指してボディメイクに励む方にとっても心強い味方となってくれそうですね。

フェヌグリーク

インドなどを原産とするマメ科の植物で、料理のスパイスとしても利用されるフェヌグリーク
主に、フェヌグリークの種子抽出物がサプリメント成分として用いられます。

男性を対象に行った実験では、被験者にフェヌグリーク種子抽出物を600mg/日、8週間に渡って服用してもらったところ、ベースラインと比較して遊離テストステロン、総テストステロンの値がアップしたことが確認されています。[参照]
さらに、ベンチプレスの最大回数も有意に増加

フェヌグリークは、筋トレに励む方にもってこいのテストステロンブースターといえるかもしれませんね。

ザクロ

赤い実と甘酸っぱい味わいが特徴のザクロにも、テストステロンへの効果が確認されているんですよ。

被験者に2週間に渡ってザクロジュースを飲んでもらい、唾液成分を分析した実験によれば、ジュースの摂取前後で被験者のテストステロン値増加が確認されたんだとか![参照]
さらに、血圧の低下や不安感の解消にも効果が見られたと報告されており、テストステロン以外にもさまざまな効果が期待できる成分です。

またザクロに加えて、血管拡張効果や抗酸化作用が期待できるカカオの成分を組み合わせたテスノアと呼ばれる新しいテストステロンブースターも登場しています。

ちなみに、テスノアはTwitterでみつけました。

Twitter、ディープな世界を知る人が多くてめちゃくちゃ参考になります。


シラジット

シラジットとは、主にヒマラヤ山脈などで採取される腐植土と植物性有機物の混合物。
インドの伝統医療・アーユルヴェーダの世界で重宝されてきた成分です。

1回250mgのシラジットを1日2回、被験者の男性に90日間に渡って服用してもらった実験では、シラジットの服用前後で総テストステロン・遊離テストステロンの上昇が報告されています。[参照]

そのほかにも、シラジットには精子の質を高める効果も![参照]
シラジットは、妊活に取り組んでいる方にとっても有効な成分といえるでしょう。

ムクナ豆

日本ではハッショウマメの名でも知られるムクナ豆は、インドやネパールが原産の植物。
神経伝達物質・ドーパミンの原料として使用されるL-DOPAを多く含むことで知られています。

インドで行われた研究によれば、被験者男性に牛乳と共にムクナ豆の粉末を5g/日、3か月に渡って服用してもらったところ、血中テストステロン値が上昇したと明らかになっています。

また、男性の皆さんなら分かるであろう「賢者タイム」。
賢者タイムは、射精後に体内で分泌されるホルモン・プロラクチンによって引き起こされているといわれているのですが、ムクナ豆に含まれるL-DOPAには、このプロラクチンを低下させる効果も期待できるんです![参照]

パートナーと何回戦も交えて、熱い夜を過ごしたい・・・
そんな方にとっても、ムクナ豆は強力な味方となってくれますよ!

シトルリンだけでなくテストステロンブースターも摂取しよう!

今回は、シトルリンとテストステロンについてお話ししました!
NO分泌に役立つシトルリンですが、テストステロンへの効果は期待できません・・・
そのため、テストステロンブースターなどで分泌をサポートする必要があります。

テストステロンをサポートするサプリメント成分は、今回紹介した5成分それぞれに特徴があります。
今回のnoteなども参考にしながら、自分の求める効果に適したものを選んでくださいね♪

なおテストステロンレベルを上げるためには、規則正しい生活習慣を送っていることが大前提!
あくまでテストステロンブースターは、プラスアルファの要素であることを押さえておいてください。

シトルリンで血流を、テストステロンブースターでテストステロンレベルを改善できれば、男としてのランクがさらに上がること間違いなしですよ!
ぜひ、試してみてくださいね!
それでは、次のnoteでお会いしましょ~う!

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