大全集無視の戦闘力考察 記事まとめ+要約【ドラゴンボール考察】
*題画出典:ドラゴンボール完全版17巻
※本記事はこれまで投稿した戦闘力考察記事のまとめ+要約のトピックです。新しい内容はありません。本編はだいぶ長くて読みにくい(スイマセン)考察が続くのでサクッと見たい方はこのトピックをご覧ください。
前提
ドラゴンボール大全集やその他設定資料、アニメ版、劇場版、ゲーム作品、超などの続編作品、鳥山先生の談話等は無視し、原作漫画版の描写のみを正とする。(ただし、作中に判断材料が無い場合は参考に用いる)
基準
全く手も足も出ず瞬殺される場合は1.8倍以上の差があるものとする。
ある程度戦えてはいるが勝ち目が薄いと思われる場合は1.4倍前後の差があるものとする。
ラディッツ戦
ラディッツはサイバイマンの1200より上かつ、1307の悟飯の突進をガードすらできずに大ダメージを食らったことから1250程度と推測。
悟空は戦闘前の数値では416だがラディッツと多少は格闘ができており、この時点でもある程度は気の開放(※)ができていたと仮定し、680と推測。ピッコロも同程度。※気の開放:ナッパ戦以降で標準的に見られるようになる戦闘前に気合を入れて気を上昇させる所作のこと
サイバイマン戦
クリリンの拡散エネルギー派は6分割にもかかわらず1200のサイバイマンを一掃しているが、それができたのはサイバイマンの守備力がかなり低かったためと推測。サイバイマンは実質的に1200相当の強さはないとして、計算元としては870として扱う。
サイバイマンを2撃で戦闘不能に追い込んだ天津飯は2倍の差で1740と推測。
ヤムチャとサイバイマンはある程度格闘もできていることから天津飯ほどの差は無さそうなため、1.6倍差の1400と推測。
クリリンは拡散エネルギー波の描写に加え、格闘でもナッパをふっ飛ばしていることを評価して天津飯より少しだけ上の1800。
みんながラディッツ編の悟空、ピッコロより何倍も強くなっているのは流石に違和感があるよね。色々説を考えてこじつけてみたけど辻褄を合わせるのは難しい・・。
ナッパ戦
悟空は8000以上と計測されてからもまだしばらく気を上げ続けており、9500と推測。
その悟空とナッパは(冷静になれば)割としっかり戦えており、「とらえられんようなあいてではない」とベジータが言及したことも考慮して1.5倍差の6300と推測。
もし天津飯が万全の状態で気功砲を撃っていれば戦闘力5300相当の威力が出てもおかしくなかったので最初に片付けたのは好判断。
チャオズは自爆ですらプロテクターに傷もつけられなかったため大全集と同じ610。
ピッコロは色々とヒントがありそうで無く推測が難航したが、最終的にはサイバイマンを大瞬殺した描写を参考に、ナッパと2.1倍差となる3000と推測。
ベジータ戦
ベジータは絶えず前線で戦い続けたことにより、ドドリアの言及した18000よりやや強くなった状態で来襲したとして20000と推測。
20000のベジータと戦えなくはないが敵わなかった2倍界王拳悟空は1.3倍差の15400と推測。
戦闘力値が2倍になっていないのは、界王拳は気の上昇効率を上げる技であって、限界まで高めた気を基準にさらに何倍にもするわけではないため。
3倍界王拳はスピードでベジータを圧倒したが、ベジータはそこまでダメージを受けていなかった&ギャリック砲が互角近かったことから、パワー(=戦闘力)の面では圧倒ほどの差は無かったとし、1.3倍差の26000と推測。
大猿ベジータはパワーボールによる気の減少がかなり大きかったとし、MAX値の半分弱、85000程度と推測。
大猿から戻ったベジータとそこそこ戦えた怒りの悟飯は5300と推測。魔閃光の時はうまく力が出せていなかった。
死にかけのベジータは爆発波の破壊描写から2000程度と推測。
ナメック星序盤(ドドリアまで)
キュイはぬくぬくとしていたことでドドリアが言及した18000から16500程度まで力を落としていたと推測。さらに初撃の全力不意打ちを外したことで戦闘力が大きく低下、瞬殺された時点でベジータとは1.8倍の差があったと推測。
ドドリアは強いとはいえ24000しかないベジータに過度にビビっている様子から、ベジータが知る時分よりかなり力を落としていると推測して18500。さらにこちらも初撃の全力エネルギー波で戦闘力を落としたことで簡単に瞬殺されたと推測。
悟飯、クリリンはナメック星の若者の3000より下、しかしそこまで離れていないとし、2500、2300と推測。
ナメック星中盤(ザーボンまで)
ベジータに対する態度から、変身前ザーボンは力を落としたドドリアよりは上と推測。
変身後ザーボンはベジータを圧倒したが、パンチが相打ちになるなど一応戦えてはいるため、瞬殺基準の1.8倍には届かないとして1.7倍弱差となる39000と推測。
復活後ベジータはザーボンをかなり警戒していたことからまだ及んでおらず、初手の目眩ましと連続攻撃がうまく入ったことで倒せたと推測し、36000程度。
ギニュー特戦隊戦
悟飯とクリリンはスカウターで1万を超えたことが計測されたが、それ以上の詳しい言及や驚きが無かったため、2人とも1万近辺に収まると推測し、13000と11000。
グルドは2人の動きが全く追えておらず、普通に走るくらいのスピード描写しかされなかったため、地球人の一般達人と同じくらいの300と推測。でも時止めと金縛りってよく考えるとやばい能力。
リクームはベジータのフルパワーの攻撃を受けて多少のダメージはあった(が、タフすぎて食らったように見えなかった)と推測し、1.5倍差の54000。そして初手の消耗でベジータは力を落とし、その後は手も足も出なかった。
戦いを見ていなかったギニューが6万と悟空を推測したこともリクームが5万強だった裏付けになるはず。
ジース、バータはパワー型のリクームより少し下と推測。
バータがスピード宇宙一と名乗っているのは「ほっほっほ、バータさん、あなたのスピードは宇宙一ですね」と褒められたんじゃない?
界王拳とインフレ問題
ベジータたちが劇的にパワーアップしたのは、悟空の瞬間的に気を上げるタイプのコントロール手法(便宜上、界王拳ver2と呼称)を見たことで学んだため(そうしないと辻褄が合わなすぎる)
ドラゴンボール大全集にて戦闘力が1億なんてことになってしまっているのは、ひとえに悟空に”だけ”素の戦闘力値を設定してしまったことが原因。
100万超えのピッコロやベジータも「気の開放」「気の爆発」という概念で気をコントロールした結果であって、素の悟空をそれより強くする必要は本来無い。(そもそも素の戦闘力という概念はこの頃には存在しなくなっている。)
悟空も彼らと同じく「界王拳で気をコントロールした結果が彼らを上回る300万」とすればそれで良かったのだが、大全集は「素の状態が300万」と設定してしまったため、そこからさらに10倍、20倍せざるを得なくなってしまった。
本稿ではその考え方は否定して進めたい。
フリーザ戦序盤まで
悟飯は瀕死復活によって大幅にパワーアップをし、悟空ギニューより上。クリリンも悟空から気の上昇メソッドを吸収することにより多少強化されたと推測。
フリーザのスカウターが爆発したことにより、ベジータが18万より上なのは確実。
ベジータと力比べをしたフリーザに汗や息切れは無く、全力には程遠いとして30万、ベジータはそれに近い値として25万と推測。(そしてベジータはこの30万をフリーザ第1形態の全力付近と勘違い、変身しても60~70万程度だとたかをくくっていた)
ピッコロは足並み揃えず一人で先に行ったはずなので、修行期間5日+30日前後を界王星で過ごしてた可能性がある。それなら基礎能力はサイヤ人編の悟空と同程度になっていてもおかしくない。
そして気のコントロール観点では元々悟空より格段にセンスが上だったため、界王拳5倍級のコントロールができていてもおかしくないと考えて47000と推測。
強くなったとはいえピッコロがこの程度の戦闘力なのに自信があったのは、もう「予感があったから」と考えるしかない。ネイルのそばに転移したのは最長老(ポルンガ)の意思だったのかも。
フリーザ戦中盤
第2形態の初期戦闘力はベジータと力比べをしたフリーザ(30万想定)の3倍で90万、そこから2度気を開放して最大値は140万と推測。
怒りの悟飯は90万のフリーザに少し痛いくらいのダメージは与えており、1.7倍差の53万と推測。
クリリンは尻尾を切断したものの、気が上がる裏付けが無いことからそこまで大きな上昇は無かったと推測。
ピッコロの重い装備は同化前から着ていることから実はほぼ影響が無かった可能性があり、そうならばフリーザにはわずかに及んでいなかった可能性が高いと推測してピッコロは135万。
第3形態の初期は遊ぶような態度であり、ピッコロに致命傷は与えなかったことから190万程度、全力なら瞬殺基準を上回る270万に達すると推測。
瀕死復活後に再度怒った悟飯は、270万のフリーザにダメージは与えられなかったが押し留めたという描写から、1.8倍差の150万と推測。
フリーザ最終形態戦(20倍界王拳まで)
悟空はメディカルマシーンの中で自分が参戦すれば勝てるようなスタンスを取っていたが、第3形態登場時に初めて「勝てねえかも」と発言した。そのことから回復前の悟空(ナメック星到着時悟空)の全力は第3形態初期値をやや下回る170万と推測。
その悟空はベジータに「あいつもとんでもなく強く~」と発言しており、(やや強引だが)自分に比肩する存在としてベジータを認めていたと解釈して、自傷復活後ベジータは180万と推測。
悟空と戦った当初のフリーザはベジータに見せた「ちょっと本気」状態と仮定し、ベジータと1.6倍差になる290万程度と推測。悟空はそれを「なんとかなりそう」と考えていたことから、悟空の全力は1.2倍差の350万程度と推測。
フリーザの50%は、悟空の全力(350万)に対して大圧倒はしないが勝ち確になるくらいの差と考え、1.3倍差の470万と推測。
悟空の20倍界王拳は350万を単純に2倍して700万と推測。この値はフリーザの50%どころか70%を上回る値なので、フリーザに恐怖を与えて「すさまじいパワー」という評価を引き出すことができた。
フリーザの70%超えの力はしっぺ返しがあるアンコントローラブルな力(悟空の20倍のようなもの)であり、だからそれを超えた悟空に対して「いたかったぞ!」とキレた。
超サイヤ人と100%フリーザ
劇中、気が減るのは放出と致命的なダメージの場合のみ。致命的でないダメージではそこまで気は減っていない。
悟空、フリーザともに大きく傷ついている状態だが致命的なダメージは受けていなかったため、気(戦闘力)の減少は15%程度に留まっていたと想定。また、フリーザと悟空のダメージ状況にも大きな差異は無いと想定。
超サイヤ人と戦った当初のフリーザは65%(15%消耗)の状態と推測して520万。超サイヤ人悟空はそれを圧倒するが、瞬殺できるほどの差ではないとし、1.5倍の780万(15%消耗)と推測。
100%フリーザは一瞬だけなら悟空を上回る戦いもできており、瞬間的には悟空をほんのわずかに上回る800万と推測。ただしそれは肉体限界値超えの値であり、長くは持たなかった。
悟空はフリーザに圧倒的強者としての孤独を埋め合わせるような期待をどこか抱き、なさけをかけたが、フリーザには強者の矜持など無く、複雑な表情でトドメを指した。
メカフリーザとトランクス
トランクスは悟飯のセリフから、ナメック星での悟空(消耗した悟空)と同じくらいの強さと推測し、800万。
メカフリーザが本当に強くなっていたのかの客観的な証拠はなく、実は弱くなっていた可能性のほうが高いのではないか?裏付ける要素も無いが話の筋としてはそのほうがしっくり来そう。
いずれにせよ、普通に考えればトランクス(や悟空)の力であそこまでの大瞬殺ができるはずはないので、可能性がありそうな説を好みで選ぶ必要がある。本稿では、フリーザは弱くなっていた説+本気を出す前にやられた説を採用。
コルド大王はトランクスへの態度が真正(の阿呆)だったと考えるかどうかで解釈が変わる。これも好みのレベルだが、いきなり警戒もせず切りかかったことから、真正だった可能性のほうが高いのではないか・・。
大部分が想像になる前提の上で、「コルド大王は戦闘力のコントロールができないため、第2形態の姿がMAX。でもフリーザの第2形態よりはかなり強い」として、250万と推測。
人造人間19・20号戦
心臓病の悟空は悟空をよく知るピッコロが「あのザマ」とまで言うほど力が出せておらず、本来の実力の4割強と推測して410万。さらに戦っている最中も気は下がり続けた。
19号はその悟空に大圧倒されたため1.6倍差で260万、かめはめ波を吸収して340万と推測。(かめはめ波は溜めも無く地面に向けて放たれたため本気ではないと推測。)
超サイヤ人ベジータはピッコロが悟空以上と評していたが、あくまで推測口調に留まっており明確な差はないと考え、1000万と推測。
20号は元々19号より強いという自己申告と2度のエネルギー吸収を踏まえ、360万と推測。
それを圧倒したピッコロは1.6倍の570万と推測。ものすごいパワーアップ。気のコントロールのイノベーターである悟空との修業は本当に効果的だったのだろう。
人造人間17・18号、初期セル戦
未来の人造人間はトランクスでも「そこそこ戦える」程度のため、トランクスと1.4倍~1.6倍差となる1100万~1400万になるはず。それを現代の人造人間はある程度以上に上回ることは念頭に置いておく。
18号はベジータと互角と言われていたが、攻撃が直撃しても全くダメージを受けておらず、もう少し差があったはず(17号、18号は痛みを感じないわけでは無さそうだし)、そのため、ベジータの1.35倍と想定して18号は1350万と推測。
17号はこれまでの考察で推測済の戦士と戦わないため推測が難しいが、自分は「史上最強」「究極の戦士」と自称する様子から、18号とはある程度覆すのが難しい差があったと考えて1700万と推測。
神コロ様は17号と互角のため1700万。実際に描写を見てもこりゃ互角だなという印象。
その神コロ様とある程度差のあったセルは1.5倍差の1100万と推測。20号とピッコロとの差よりは小さいはず。
住民を吸収してパワーアップしたセルはみんなが絶望するほどの圧倒的な強さ。実際にピッコロ、17号ともに3発でKOされており、瞬殺基準となる1.8倍差の3000万と推測。
16号、17号吸収セル、天津飯
16号は自己申告+描写からもほぼ互角と言って良さそうなためセルと同じ3000万
17号吸収セルは16号を軽い気功波一発で半壊状態にしていることから、近い場面としてナッパとピッコロの差を参考にしつつ、2.4倍差の7200万と推測。
セルはそこからさらに気を開放しており、フリーザ戦の悟空の上げ幅も参考に、最終的には1億に達すると推測。
天津飯は解釈が難しい。セルを押し留めるにはドドリアとクリリンの描写を参考に、最低900万の攻撃力が必要と推測するが、気功砲が戦闘力を20倍くらい上昇させる攻撃だったとしても、少なくとも天津飯には戦闘力45万が必要。そんな強さがありえるかどうかはわからない。
天津飯はそこまで強くないものの、指定した範囲を削り取るという気功砲の特性によって押し留めたという考え方もできる。
個人的にはチャオズがこっそりついてきて超能力をかけた説を推したい(ただし根拠は無い)
以降、鋭意執筆中・・・