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ChatGPT-4を、遅ればせながら無料で使ってみました

おはようございます、AI大好きおじさんです(適当。

今日、ふとChatGPTにログインしてみた所、「Chat GPT-4がお使いいただけます」みたいなメッセージが出て、クリックすると確かに無料で使えました。ただし質問できる数(?)に制限があり、その制限を回避するためには、Chat GPT Plusというのを使う必要があるようです。

で、使ってみた感想ですが、確かに前に私が使っていたバージョン(Chat GPT3.5?)よりは、ずっと正確に、高速に、また賢くなっているっぽいです。

ちょっとご紹介と、私自身のメモのために、私がした質問とその答えを添付しておきますね。

GPT4では、何が変わったのですか

GPT-4にはいくつかの重要な改良と新機能が導入されました。以下に主要な変更点をまとめます。

1.性能向上:
自然言語理解の向上: GPT-4は、前バージョンのGPT-3に比べて、より複雑な指示を理解し、応答の精度が向上しています。
多言語対応: GPT-4は、複数の言語でのパフォーマンスが向上し、異なる言語での質問や指示に対してより適切な応答を提供します。

2.コンテキストの扱い:
長文の処理能力: GPT-4は、より長いテキストのコンテキストを保持し、一貫した応答を生成する能力が強化されています。これにより、長い会話や複雑な文章でもスムーズな応答が可能です。

3.タスクの多様性:
マルチモーダル入力: GPT-4は、テキスト入力だけでなく、画像入力もサポートするようになり、画像からの情報をテキストで説明する能力を持っています。
特定のタスクへの適応: GPT-4は、特定のタスクや業界に特化したトレーニングを受けており、専門分野での応答精度が向上しています。

4.ユーザーインタラクション:
対話の自然さ: GPT-4は、より自然で人間らしい対話を行う能力が強化されており、ユーザーとのインタラクションがよりスムーズになっています。
カスタマイズ可能性: ユーザーがモデルの応答スタイルや性格をある程度カスタマイズできる機能が追加されています。

5.安全性と倫理:
バイアスの軽減: GPT-4は、生成されるテキストのバイアスを減らすための改良が施されており、より公平でバランスの取れた応答を提供するようになっています。
不適切なコンテンツの制御: 不適切なコンテンツの生成を抑制するためのフィルタリング機能が強化されました。

これらの改良により、GPT-4は幅広い用途での利用が可能となり、ユーザーのニーズにより的確に応えることができるようになっています。

うーん、ちょっと難しい文章もありますが、まあいいでしょう。

以前のバージョンで、私が気になっていた点を、試してみましょう。まず、日本のSF作家を10人あげてもらいました。以前のバージョンでは、架空の名前などをさりげなく入れたりして信頼性があまりよくなかったのですが、今回はどうでしょう?

ではちょっと試させてください。日本のSF作家で、有名な人を10人あげてみてください

もちろんです。以下に日本の有名なSF作家を10人挙げます。

1.小松左京 (こまつ さきょう) - 『日本沈没』で知られる、日本のSF界の巨匠。
2.筒井康隆 (つつい やすたか) - 『時をかける少女』や『パプリカ』など、多くの名作を生み出した作家。
3.星新一 (ほし しんいち) - ショートショートの名手として知られ、ユーモアと風刺に富んだ作品を多く執筆。
4.平井和正 (ひらい かずまさ) - 『8マン』や『幻魔大戦』など、SFとファンタジーの融合した作品で人気。
5.眉村卓 (まゆむら たく) - 『ねらわれた学園』や『司政官』シリーズなど、幅広いテーマのSF作品を手掛ける。
6.伊藤計劃 (いとう けいかく) - 『虐殺器官』や『ハーモニー』など、現代SFの旗手とされる作家。
7.神林長平 (かんばやし ちょうへい) - 『戦闘妖精・雪風』シリーズで知られる、重厚なSF作家。
8.森岡浩之 (もりおか ひろゆき) - 『星界の紋章』シリーズなど、スペースオペラ作品で高い評価を受ける。
9.大江健三郎 (おおえ けんざぶろう) - ノーベル文学賞受賞作家で、SF要素を含む作品も手掛ける。
10.大森望 (おおもり のぞむ) - 評論家・翻訳家としても活躍し、SF短編の執筆でも知られる。


これらの作家は、日本のSF文学に多大な影響を与え、国内外で高く評価されています。

う、うん…...。

ぐぐってみた所、全員実在のSF作家のようですね。情報の品質は、格段にアップしています。

ただ、私が知らない作家さんが3人いますし、大江健三郎さんを、あえて「SF作家」に入れる必要はないかも。ただ、「世界的に有名な、SFも書いている文学者」ということで、セレクトされたのかも知れません。でもそれを言うなら村上春樹さんも入る気がしますが……。

次に、特定の作家さんの作品を深堀りしてもらいましょう。私がこの中で最も著書を購入させていただいているのは、筒井康隆氏。

筒井康隆の代表作を、3つあげてみてください

筒井康隆の代表作として、以下の3つが挙げられます。
1.『時をかける少女』 - 時間を超える能力を持つ少女の物語。青春SFの名作として広く知られ、何度も映画やドラマ、アニメ化されています。

2.『パプリカ』 - 夢と現実が交錯する中で、夢を操作する装置を巡るサスペンスを描く作品。これもアニメ映画化され、高い評価を受けました。

3.『七瀬ふたたび』 - 超能力を持つ少女・火田七瀬の物語を描くシリーズの第二作。七瀬シリーズは全体としても高い評価を受けています。


これらの作品は、筒井康隆の多彩な作風と独創的なアイデアを象徴するものとして広く知られています。

あれ? 「パプリカ」はタイトルだけしか知らないし、「七瀬ふたたび」は、あまり興味をそそられない内容だったので、読んだけど記憶に残っていない…...。

まあパプリカは、アニメ化されたということで、「代表作」として挙げられたのかも知れません。

「七瀬ふたたび」は、七瀬という少女のシリーズの一つというのは覚えているのですが、全く内容を覚えてません。確認のために、粗筋を説明してもらいました。

「七瀬ふたたび」の、ネタバレ注意!




七瀬ふたたびの、粗筋をまとめてください

『七瀬ふたたび』は、筒井康隆によるSF小説で、超能力を持つ主人公・火田七瀬の物語を描いた「七瀬シリーズ」の第二作です。以下にその粗筋をまとめます。

粗筋
火田七瀬は、他人の心を読むことができる超能力者(テレパス)です。彼女はその能力を隠しながら生きてきましたが、父親の死をきっかけに、超能力者としての自分の存在に疑問を抱き、放浪の旅に出ます。

旅の途中で、七瀬は同じく超能力を持つ仲間たちと出会います。予知能力を持つ青年・岩淵恒夫、念動力を持つ少女・加納マリ、そして透視能力を持つ男・室戸文明です。彼らは、それぞれが超能力者としての孤独を抱えながらも、次第に友情を深めていきます。

しかし、彼らの存在はやがて「超能力者狩り」を行う組織に知られることになります。組織は彼らを危険視し、排除しようとします。七瀬たちはその脅威から逃れるために協力し合いながら戦いますが、組織の力は強大です。

物語は、七瀬たちが組織の追跡を逃れながら、自らの超能力の秘密や存在意義を模索する姿を描いています。やがて、彼らは自分たちの力をどのように使うべきかを問い、未来への希望と恐怖の間で葛藤しながら生きていく決意を固めます。

主要テーマ

『七瀬ふたたび』は、人間の孤独や異質性、そして他者との関わり方をテーマにしています。七瀬たちの超能力は彼らを特別な存在にすると同時に、社会から疎外される原因ともなります。彼らがどのようにして自分自身と向き合い、他者との関係を築いていくのかが物語の核となっています。

この作品は、日本のSF文学における重要な位置を占めており、深い心理描写と緊張感あふれる展開で読者を引き込む名作です。

うーん……。なんだか筒井氏っぽくない粗筋ですが、だからこそ私の記憶に残っていないのでしょうか。

※追記:wikipediaで調べてみた所、岩淵恒夫という登場人物は、確かに存在するものの、「念動力を持つ少女・加納マリ、そして透視能力を持つ男・室戸文明」などは登場してないようです。が、お話の展開はほぼほぼ正しいようです。で、「なぜ私の記憶に残ってないのか」ですが、七瀬シリーズ3作のうち2,3に、私はすごく不満を覚えていて、それでそれらを私はなかったことにしたのだと思われます。まあこれは、どうでもいい話ですね。

ちょっとこれでは確認にならないため、私が内容をつぶさに覚えているミステリー小説、あの「ドグラマグラ」の粗筋を、聞いてみることにしました。

「ドグラマグラ」の、ネタバレ注意!





では別の作家の作品、「ドグラマグラ」の粗筋を教えてください

『ドグラ・マグラ』は、夢野久作(ゆめの きゅうさく)によって書かれた日本のサイコホラー小説です。1935年に発表されたこの作品は、日本文学の中でも非常に独特で難解な作品として知られています。

粗筋
物語は、主人公が精神病院で目覚めるところから始まります。彼は自分の名前も記憶も失っており、なぜここにいるのかもわかりません。彼の担当医である若林博士と、病院の院長である正木博士は、彼に対して「呉一郎」という名前を伝えます。

ストーリーの流れ
1.記憶喪失の主人公: 主人公は精神病院で目覚め、自分が誰であるのか、なぜここにいるのか全く記憶がありません。医師たちから「呉一郎」という名前を与えられ、自分の過去を探ることになります。
2.若林博士と正木博士: 若林博士は主人公に対して、自分が記憶を失う前に書いたとされる「ドグラ・マグラ」という論文を読ませます。この論文は、精神病の研究に関するものであり、非常に難解で不気味な内容です。また、正木博士は主人公の過去や家族についての情報を提供し、彼が犯したとされる殺人事件についても話し始めます。
3.呉一郎の過去: 物語が進むにつれて、呉一郎の過去が徐々に明らかになります。彼は祖母を殺害した疑いで逮捕され、精神病院に送られたことが判明します。しかし、その事件の真相や彼の精神状態については謎が多く、現実と幻想が入り混じった形で描かれます。
4.幻想と現実の交錯: 主人公は次第に自分の記憶を取り戻していくが、それと同時に現実と幻想の区別がつかなくなります。彼の周囲で起こる奇怪な出来事や、過去の出来事が複雑に絡み合い、読者に対しても何が現実で何が幻想なのかを問いかけます。
5.結末: 物語の結末では、主人公の正体や彼が犯したとされる犯罪の真相についても明らかになりますが、その全てがはっきりと説明されるわけではありません。作品全体を通じて、夢野久作は読者に対して現実と幻想の境界を曖昧にし、精神の混乱と恐怖を描き出します。

結論
『ドグラ・マグラ』は、非常に複雑で難解な作品であり、その内容は読者に強烈な印象を与えます。記憶喪失、精神病、殺人事件などのテーマが絡み合い、現実と幻想が交錯する物語は、一度読んだだけでは全てを理解するのが難しいとされています。そのため、日本文学におけるサイコホラーの傑作として評価されています。

あれれ? いや、大筋はあっています。前の版数では、でっちあげられた登場人物とか、勝手に創作したストーリーとかを「粗筋」として提示するようなお粗末な感じだったので、ものすごい進化ですね。分厚い上下2巻の単行本を、ここまでまとめてくれたらもう大正解と言っても過言ではないのですが……。

が、私の解釈による「ドグラマグラの結末」の核心部分が、ちらっとも出てきておりません。ネタバレにならない配慮なのか、それとも……。

そこを聞いてみましょう。

結末を、ネタバレありでいいので、詳しく教えてください。あなたなりの解釈で構いません

『ドグラ・マグラ』の結末は非常に複雑で解釈が多岐にわたるため、以下は私なりの解釈を含めた詳細な説明です。

結末の詳細と解釈

1.呉一郎の正体と記憶
: 物語の結末に近づくにつれ、主人公である呉一郎の正体が少しずつ明らかになります。彼は自分が精神病院に収容される前に、祖母を殺害した疑いがありました。しかし、彼の記憶が断片的で曖昧なため、真相は不明のままでした。物語の中で、彼が書いたとされる「ドグラ・マグラ」という論文が重要な役割を果たします。この論文は、精神の混乱と人間の意識の境界を探るものであり、呉一郎自身の精神状態を反映しています。

2.若林博士と正木博士の意図: 若林博士と正木博士は、呉一郎の記憶を取り戻させようとしますが、その方法は非常に過酷で、彼の精神をさらに混乱させます。若林博士は、呉一郎の精神病が遺伝的なものであると考え、彼の過去や家族の歴史を探ります。一方、正木博士は呉一郎の精神状態を実験材料として利用しようとしているようにも見えます。

3.現実と幻想の曖昧さ: 終盤では、現実と幻想の境界がますます曖昧になります。呉一郎は、自分が祖母を殺した記憶と、その記憶が本当に自分のものであるかどうかについて葛藤します。彼の記憶は次第に崩壊し、現実と幻想が交錯する中で、読者も何が真実で何が幻想かを見極めるのが困難になります。

4.クライマックス: 物語のクライマックスでは、呉一郎が自分の過去と向き合い、彼が祖母を殺した理由やその真相についての解明が試みられます。しかし、この解明は完全には成し遂げられず、読者に多くの疑問を残します。彼の記憶の中で、祖母の死や家族の秘密が断片的に浮かび上がりますが、それが全て真実であるとは限りません。

5.結末: 最終的に、呉一郎の精神状態はさらなる混乱に陥ります。彼は自分の記憶と現実の境界が完全に崩れ去った状態で、物語が終わります。呉一郎が精神病院で目覚めたときと同じように、彼の未来は不確かで、彼自身が現実と幻想のどちらに生きているのかさえも分からない状態です。

解釈

『ドグラ・マグラ』の結末は、読者に対して明確な答えを提供しません。むしろ、物語全体を通じて精神の混乱と現実の曖昧さを描くことに重点が置かれています。夢野久作は、読者に対して人間の精神の奥深さと、その中で起こる混乱を体験させることを意図しているように思われます。結末の解釈は読者によって様々であり、何度も読み返すことで新たな発見や解釈が生まれる作品です。

呉一郎の記憶や過去の真実は最後まで明かされず、物語は多くの謎を残したまま終わります。これにより、読者は自身の想像力と解釈によって物語を完結させることが求められます。

うーーーーん、おしい! 解答としては、99.99点! しかし残りわずかな部分が致命的すぎて、「なんでこうなっちゃうのだろう」と強く思わざるを得ません。

もうちょっと突っ込んで聞いてみたいと思ったのですが、次のようなメッセージが出て、ひとまず中断。

青空文庫の無料版「ドグラマグラ」で確認した所、ラスト近くにこんな記述がありますね。「俺はまだ母親の胎内に居るのだ。こんな恐ろしい「胎児の夢」を見て藻掻(もが)き苦しんでいるのだ……。」

その記述と、冒頭の巻頭歌や、正木先生の「歌」などを考慮すると、「この小説の主人公は、呉一郎ではなくその子供であり、彼は実際、母親であるもよ子の体内にいて、悪夢を見ている」というのが正解だと思うのですが、でもChatGPT君はその可能性を完全に排除して、「この小説は、精神的に錯乱した呉一郎の物語」としていますね。考えてみれば、そういう解釈も一応成り立つのでしょう。ただ、作者である夢野氏が、最初から最後まで徹底して「胎児の夢」とか「脳は考える所にあらず」とか、情報の迷路に読者を誘い込もうとしている目的を、考慮した粗筋にすべきではと思います。

巻頭歌

胎児よ胎児よ何故躍る 母親の
     心がわかっておそろしいのか

まあそうは言っても、読書感想文に使うなら、この程度の粗筋で充分かも知れません。偏差値50点くらいの成績は、楽々とれるでしょう。それが今のAI、ディープラーニングの実力であり特徴なのですから。

ということで、遅ればせながらChatGPT 4を使ってみましたが、めっちゃすごいですね! すでに有料版を使っている方は多いと思いますが、確かにこれは、お金を払っても使う価値はあるし、充分元はとれると思います。

有料のAIで武装してパワーアップしないと、同じ土俵には立てない時代。

いやー、恐ろしい時代になったものです。

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