初めてのバカラ

こんにちはのりおです。
書いてる時間的にはこんばんはですかね?

Twitterアカウントで(今はXと言いますね)ギャンブル用のアカウントを作り、日々勝ったや負けた、時にはその金でキャバクラに飲みに行って〜〜など、飲む打つと言ったどうしようもないことを呟いてる僕ですが、バカラを始めたキッカケでも書いてみようかなと思いましてnoteを始めてみました。

初めてバカラ台に座ったのは忘れもしません2015年のGW、5/5のこどもの日でした。
僕は当時付き合っていた彼女とデートをしにスカイツリーへ行ったのですが、思いつきで行った僕らは渋滞にハマりにハマり目的地に着くまでに車でおよそ5時間。着いたはいいものの、まだ建って2〜3年のスカイツリーはGWだからか整理券が無いと登ることができず、計画性のない僕らは片道5時間の渋滞にハマるだけハマりファミレスで飯を食べ解散。お互い機嫌がいいとは言えば、少し雰囲気は悪くなってましたねww
ひとまず彼女を家まで送り届けていつものように地元を車で走っていると、地元の友人3人に遭遇。
大学生のA、職人B、どうしようもない系のヒモをやっているのをCとしましょう。計3人。

車を停めていつものように喋っていると大学生の友人Aが、『この前大学の先輩と闇カジノに行った!飯もタダだしタバコも酒もタダ。ヤバい!』と。
そもそも大学生のA以外の僕ら3人はは闇カジノなんて存在を当然知らず都市伝説のようなものだと思っていました。
僕ら3人は知らない世界に興味が湧いてしまい、ましてやそんなアンダーグラウンドな世界をカッコいいーー!!とすら思っていましたね。
職人のBが『それはどこにあるんだよ?』と大学生のAに尋ねると『横浜!』と。
意外と近いじゃん。そう思い、行ってみることに。
当時の僕はセルシオに乗っていて4人で移動するにはこれ以上に無くいい足。さっそく僕の運転で横浜に向かい、大学生のAの音声案内を頼りに横浜の福富町に。

昔、地元の先輩に言われたことが頭をよぎります。
"横浜のめでたい地名の街には近づくな"
福に富、、、モロじゃんwwと心の中で突っ込みながら福富町に到着しコインパーキングに駐車。

目的地に着くなり、大学生のAが『先輩がいないと入れないから電話する。俺の大学の先輩のTくん!いい人!』と言い大学生のAが先輩Tくんに電話をし待つこと10〜15分、ミニスカくらい短い短パンにナイキのサンダルを履いた色黒なTくんが登場。僕ら4人は挨拶をし身長こそ低いが謎のオーラがあるTくんから『お前ら免許ある?』と聞かれて全員、免許証をTくんに提示。
『よし!行こうか!』とTくんの後ろに続きあるビルの4階へ。いわゆる雑居ビルで複数の飲み屋などが入るビル、僕らが向かう4階には○○barの文字が。エレベーターに乗り4階のボタンを押すもボタンは光らず、Tくんが『ダメかー。ちょっと待ってな。』などと言いどこかに電話をし、もう一度4階を押すと今度は4階のボタンが光り、エレベーターが4階に。
この時点で僕らは心の中で "すげー" となっていたことでしょうww
4階に降りると飴やガム、雑誌など置いてあるテーブルに案内され、スーツを着たコワモテの男性に免許証を提示。免許証を出すと何もコワモテの男性は何も言葉を発さず僕らの免許証を取りどこかへ消え、しばらくするとA4サイズの用紙を人数分持ってきて複数の項目を読んだらレ点でチェックを入れるよう言われ、読んでチェックをし最後に署名。

みんなそれぞれ5万円ずつのチップを買い、初めてのバカラ台に着席。とにかく凄い。そこら辺にいそうなサラリーマン風の男に水商売風の女。大金を賭ける賭ける!サラリーマン風の男は持っていたチップが無くなると、鞄の中から封筒を取り出しその中から10万円の束が3つ4つ。
もうこの時点で僕は今までに経験したことのない興奮が!!
その後もサラリーマン風の男はチップが無くなるたびに鞄の中から封筒を取り出しては10万ずつの束を。きっとみんな思ったはず。
"この人なんの仕事してるんだろ?"
そんなことを思いながら勝負に入るタイミングをみんなで見ているもなかなか入ることが出来ず、ただディーラーとサラリーマン風の男や水商売風の女が大金を溶かしていくのを目の当たりにし僕はふと思った。
"Tくんにやられたな" というのもTくんは僕らを紹介した特典でカジノからチップを数万円分貰っていたのだ。 "これのために僕らはTくんに使われたんだ" そもそもミニスカくらい短い短パン履いてる男を信用していいはずがない。そう思っているとTくんから『張らないの?』と。
僕は心の中で "うるせーよ" と思いながら『もう少しルールとか見たいです。』といいゲームの進行を見守ることに。
するとどうしようもない系のヒモをやっているCが持っていた5万円分のチップのうちの半分にあたる2万5千円分のチップをベット。
言葉には出さないが心の中で思う。 "Cはいつでも先頭きって突っ込むタイプだ、、、あと先は考えないしいつも毒味をしたりするのはコイツだ"  と。
しかもいきなり2万5千円分、、、アホすぎる。と思いゲームが進行すると、なんとCは勝ち2万5千円は倍の5万円になりCのところに!!
もうこれで僕らのやる気スイッチは完全に入ってしまったww
ちびちびと3千円ずつほどチップを置き始める僕たち。勝ったり負けたりを繰り返し初めてのバカラで脳汁の分泌が始まる。当然まだカードの絞り方などわからない僕らは絵札だろうと1〜3のカードだろうと見よう見まねで縦から横にしては絞っていた。たかが3千円程度のベットで絵札すらも丁寧に絞ってる僕らは、数万円単位でチップを置くサラリーマン風の男や水商売風の女からすればたまらないほど鬱陶しく腹の立つ存在だったろう。
そのうち8や9に絵札の組み合わせは強いというのを覚え始める。 "ナチュラルナイン"  ある歌の歌詞で聞いたことのある言葉だ。この時初めてAK-69の曲の歌詞でもある "当時ならマックスベットのナチュラルナ〜イン"  を理解した。これがナチュラルナインか、、、とにかく9になればナチュラルナインだと思ってた僕は3枚目のカードを引いて9になった時すらもその歌詞が頭をよぎっていた。

ここで少しずつゲームに慣れてきた頃にCがやらかす。ゲームに勝ち、配当が配られる時はディーラーの手を離れるまでチップを触ってはいけない。
行きの車の中でAが言ってたことを僕らは守っていたがCはとにかく馬鹿なのでテンションが上がり、勝った瞬間にチップに触れ自分の方へ戻した。
少し怒り気味のディーラーが店の他の従業員に声をかけ監視モニターの映像を確認。ディーラーから注意を受け、Cに勝った分のチップが渡される。
きっとCは店の雰囲気にビビっていただろうが、僕は意外としっかりしてるんだな〜 なんてことを思っていた。
そんなこんなでゲームを1時間程度やっていると元々5万円分あった僕のチップは9万円ほどに。ここで僕はゲームをやめてチップを現金化。9万円の現金をゲットし初バカラは4万勝ち!
食事のメニューにあったステーキを注文。タダなのにしっかりとした牛肉のステーキを食べて友人らを待つとTくんだけは負け、僕の友人A,B,Cはそれぞれ数千円から数万円ずつ勝利。
待っている間にハーゲンダッツも食べたなwwもちろんハーゲンダッツもタダ。

外に出るともう朝4時前だった。
きっと僕だけじゃないが、この金持ってたら襲われないかな?などと心配していたはずだ。今思うとたかが数万だがあの頃の僕らにはまだ未知の世界に踏み込んだ怖さがあった。

Tくんが言う。『横浜駅まで送ってよ。』
5人乗りのセルシオに野郎が5人、少し暑苦しいが先輩のTくんをリアシートの3人に詰め込むわけにもいかないので助手席に座ってもらい横浜駅まで送っていくことに。Tくんは車内の僕らにこう言った。

『バカラって言葉の意味知ってる?何語か忘れたけど0になるって意味だよ。俺も0になって今は借金500万くらいあるよ〜ww  0ってかマイナスだな!お前ら、ほどほどにしろよ!』
とてもヘラヘラしながら話すような内容でないがTくんは爽やかな笑顔でそう言った。
その後Tくんは借金から逃げるように横浜から去ったと聞いた。少し後に聞いた話では地元の群馬に帰ったとか。

Tくんが帰りの車内で話していたことなど当然僕らに響くことは無かったが、1週間ほど経ったある日に家にいると友人から電話がきた。Bからだ。
B『お前ニュース見たかよ?』
僕『なにが?見てないよ。』
B『この前行ったカジノ摘発されてニュースになってたぞ!』
僕『マジかよ!!免許証とかコピー取られてたりカメラの映像確認されたらヤバいじゃないの?』
B『やべーかもな。もし誰かがパクられたりしても一緒にいた人間を謳うのは無し。パクられた奴の自己責任な?』
僕『それはわかってるよ。』

そんなやりとりをし、1ヶ月ほどは逮捕にビビりながら過ごしていた。そんなピュア?な時期もあったなーなんてことを思い出しながら初noteを書いてみました。
もしあの時、当時の彼女とスカイツリーに登れていたら今のギャン中の僕はいなかったのかな?ww
なんてたまに思ったりもしますが、遅かれ早かれ今の僕になっていたんだろうな。と思います。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます!
また暇な時にでも続きを書きますのでその時はよろしくお願いいたします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?