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誰でも簡単!本格的なDJプロフィールを作るための4つの手順とは?

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「アー写とプロフィールを○月○日まで送信してください。」

DJとして活動するにあたり、必ずブチ当たる最初の壁は、ミックス作品を作ったり、公募イベントに応募して受かったりと、苦労してパーティーのブッキングを掴んだあとに訪れます。

「プロフィール文ってどうやって書けばいいんだろう・・・」

私自身、新人向けパーティーの準備をしている最中、非常に惜しいプロフィールを多く見かけたため、指導用の備忘録として書き残します。

この記事を最後まで読んで実践すれば、パーティーの最中、自分のDJでフロアにいるお客さんの数は間違いなく増えます。良いプロフィールを見た人は友人に勧めやすくなるので、名前も知れ渡ります。

自分はどんなDJなのか、プレイを聴いたり、フォローすると何が起こるのか、プロフィールページを訪れた人に適切な情報を与えれば、必ず結果に結びつきます。

同じように困っている初心者の方や、いまプロフィールのないDJなど、お役に立ててれば幸いです。

1.基本情報を箇条書きでまとめる

まずは書き出しましょう。

パソコンでメモ帳を起動します。

スマホで見ている方は紙とペンを用意してください。

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以下をすべて書き出してください。

・クラブ、地方などの、メインの活動場所は?
いつから音楽を始めた?
いつ初リリースを出した?
いつ初ライブをした?
音楽を作る/DJ始める、「あっ」の瞬間は?
曲のジャンルは何?
自分の音を文章で表現するとしたら? 詳しく説明して下さい。
アーティスト、楽曲に影響された?
これまでのリリースは?(EP、アルバム、ミックス、リミックスなど)
DJした最も注目すべきイベントは?
いま何をしていますか(ツアー、レコーディング、コラボなど)?
その他にどんなプロジェクト(ラジオ、イベントなど)に現在関わっている?
これからどのような活動をする予定?

書き出す途中で、過去を振り返り、いろいろなことを思い出すことでしょう。小さな感動や、自分はこうなりたい、と思って始めたことも、全て書き出してください。

2.書き出した箇条書きを文章に変える

「彼は/彼女は/そのグループ・ユニットは~」の形に変えて、箇条書きから文章の形に変えていきます。

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説明するのは自分ではなく、第三者の形で書きます。

ここで重要なのは、事実に忠実であることです。

「今までにない~、最も期待されている~」など、根拠のない文章は控えてください。

どんなアーティストなんだろう、と目を通そうとしている側は、その情報を必要としません。読み手に無駄な文字を読む時間を与えないでください。非常に失礼なことです。重要なことが伝わらない、最悪の場合、うさんくさいな、と読んでいる途中で離脱させてしまう原因にもなります。

次に重要なことは、作家のように書くことです。

書いた文章を読み上げてみましょう。読んでいる途中でひっかかる、リズムが悪い場所、より伝わりやすい表現はありませんか?納得できるまで、よく内容を練りましょう。

読みやすい文章を書くための具体的なアドバイスです。

・伝えたいことを最初に書く
・とにかく簡潔に、不要な表現を避ける
・「が」で言葉をつなぐことを避ける
・「。」を積極的に使って一文を切る
・同じ言葉を何度も使わない

わかりやすい文章を作るのは、非常に難しいことです。Twitterの投稿など、普段から注意すると自然に身についていきます。また、プロフィールを作ること以外でも、人生の様々な場面で役に立ちます。

わかりやすい文章を書くためのコツは他にもたくさんありますので、ぜひ自分で調べてみることをオススメします。

3.作った文章を無慈悲に消していく

せっかく作ったのに!!!!

残念ですが、不要なものから消していく必要があります。

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目標は、箇条書きで出た要素の50%を消すことです。

自分にとって本当に大切なもの、重要なことだけを残してください。

そうすることによって、読み手にとって短時間で情報を得られる、濃厚なプロフィールになります。

4.最後に文を整える

構成が大切です。3段落の形に変えます。

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最も重要なのは最初の段落です。

どんなアーティストなのか、どんな音楽を演奏するのか、良いイメージになる文章を書きましょう。

フライヤーに掲載される場合は、デザインの都合上、最初の段落以外削除されることもあります。

2段落目で、影響を受けたアーティストや生い立ちなど、深く入り込んだ内容を書いていきます。

3段落目で、現在取り組んでいる活動、これからの活動を書きます。

これで作業は完了です。

完成後は、友人、仲間に送って、感想をもらい、修正していきましょう。

定期的に更新することも大切です。

理想は月に一度の更新です。

(現実的に厳しいため、私の場合は半年に一回ペースで更新しております)

参考までに・・・

DJGENのプロフィールを載せておきます。

DJGEN (hi-lite Records)
仙台をメインに活動し、イギリスの90年代レイヴミュージック「ハッピーハードコア」を主軸として新旧織り交ぜた多様なミックスをプレイする。「楽しさ」を最優先させた、伝統的なマナーを守りつつ新鮮な手法に挑戦するハードでポジティブなサウンドが特徴。
DJ KENTAROのバトルルーティンをテレビ番組で見たことがきっかけとなり、14歳からDJ、15歳からトラックメイクをスタートした。20歳前後で大きな経験を積んだ地元仙台のローカルなクラブシーンと、DJ Shimamura、Brisk、Vinylgrooverから大きな影響を受けており、SKETCH UP! RecordingsコンピレーションCD「HYBRID MONSTER 」シリーズや、DJ Shimamura「FENIX」「MEGATROPOLIS」などに楽曲提供、自身の1stアルバム「SUNSHINE IN A BAG」などのCDをリリースした。
自身の主催するパーティーに本場UKを代表するアーティストDJ Brisk、Alstormを仙台に招待し、「Weekend Ravers」など都内パーティーに多数出演している。現在はDJ出演をはじめとして、新作EPの製作、youtubeお笑い番組へのOPテーマ曲の提供、海外コンピ作品のMIX音源製作コラボ等に取り組んでいる。

アーティストにおける音楽以外の重要性

情報化社会の中、埋もれることなく、興味のある人に的確にアプローチして、ファンを獲得することもアーティストの仕事の一つになっています。

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ミックス音源を一つアップロードするにも、ジャケットを丹精込めてデザインし、メッセージを込めたタイトルを名付けて、胸を張って作品と言えるものを作れるようになりましょう。

適当に活動すれば、返ってくるのは適当な反応です。

自分はアーティストであることを自覚するためにも、まずはプロフィールから整えて、自分の音楽を世界中の人々へ届けましょう!




参考にしたWEBページ
・読みたくなる音楽プロフィールの書き方
https://blog.landr.com/ja/music-bio/
・文章の上手い書き方10のコツ。伝わる文章は良いコミュニケーションを生む
https://www.bloom-promotion.jp/journal/content-marketing/to-write-better-sentences

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