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【ムスメ編】学校に行ってもいいし、行かなくてもいい。

『学校に行かない選択・ハイブリッドな形が可能か』の主人公は、もはやいまムスメちゃんの方にシフトしている。数回に分けて、考えていきます。


【小1娘について】

不登校になった理由

兄が学校に行ってないことに気が付き始めた娘。
「お兄ちゃんばかり休んでてズルい!」と泣き叫ぶようになり、説明して、なだめて、なんとか1ヶ月は幼稚園に行ってくれた。
「早く幼稚園のお迎えにきて!ダメなら私も休みたい!」
ママもお仕事だから、行けるならおばあちゃんにお迎えに行ってもらい、難しいときは私が早引きして対応した。
この攻防に1ヶ月。

この期間の娘はまさに不良ムスメ(笑)
なにかに付けては、お兄ちゃんを責める。親かのように叱る。
自分の要求が通らないときは
「お兄ちゃんが良いのに、なんで私はダメなの!」と睨みつける。

お兄ちゃんは元気がない。精神不安定。
親は共働きのフルタイム。息子の不登校対応で奔走中。
夫婦間は意見をすり合わせるためにぶつかって、ママは泣いている。

もちろん、娘の事は気がかりで、いつ幼稚園に行かなくなってもおかしくない。
できるだけ、先に伸ばしてやりたい、小学校入学がすぐそこだったから。

でも、息子は学校のことを話すと不安定になる。
家の中で学校の話ができなくなった。
これから花の小1になる娘の前でも
「どんな新しい友達ができるかな。給食楽しみだね。」
そんな明るい話ができなくなった。

そして、息子から遅れて2ヶ月後、「私も幼稚園やめる。もう行かない」宣言。
出たか〜。思ってたより早かったな、、、

さらに2週間後、強めの母子分離不安を発症。
ママが見えなくなると泣き叫んで探すようになった。


少しのワガママと大きな不安

・お兄ちゃんが行かないんだから、自分も行けとは言われない。
・「学校は楽しくない。」お兄ちゃんがそう言ってた。

だから学校は行かなくてもいい。

まあそうなりますよね。

でも、息子ほど字の読み書きは出来ないし、なんにせよ授業に1回も出れていない分、勉強の出来高が親の私にもよくわからないのですよ。

「あなたはお兄ちゃんより2歳下なんだから、お兄ちゃんができる読み書きや算数はあなたにはまだできないことがあるよね?そこは頑張らないとだよね?」
とお話したところ、『家で頑張る〜〜』という軽い返事を頂いた。
(そうなんだよ。家で学習できるツールが現代はたくさん出てるんだよな〜。でも、ママは教師じゃないんだよ〜〜!)

入学式には自ら出たのに、次の日から学校の教室には入れなかった。
大勢の友達の中に入るのが怖くなったそうだ。
あの入学式の日は入れていたのにな〜?なぞ。


小学生へとレベルアップはしたようだ

小学校入学間近、親の私はもう精神グラグラ。
入学式は行けるのか、その後学校に通うのか通えないのか、どっち!?

しかしその代わりに、その頃から娘の母子分離不安が軽くなってきた。

「買い物行ってくるよ?」『いってらっしゃい』の30分
「ママ病院行ってお薬貰ってくるよ」『家で待ってる』の1時間

さすがにまだ半日とは行かない『早く帰ってくるんだよね!』とは確認される。

でもこの冬の3ヶ月間。
本当に身動きが取れなかった。
片時も離れない。
巨大な乳飲み子を抱え直しているようだった。
めちゃくちゃしゃべる新生児を育て直す、四六時中(笑)
本当に大変だった。

【入学式の写真購入】をネットで見ていた。
もしかしたら、最後の学校行事の写真になるかもしれない、その娘の姿。
・・・教室でしらっと座ってる?体育館入場でニヤニヤしとる!?、全体写真撮影でニコ??
緊張すると笑っちゃうとかいう性格じゃなかったですよね、あなた。
それが、翌日から学校に行かなくなっているあなたですか?笑
面白いーー😆何そのメンタル?

行けないんじゃないじゃん。
行かないんじゃん。

良かった。この写真なら買える。この先どんな道になっても、自信をもって飾っておける。


三世代に受け継がれた女の血筋

ムスメちゃんは赤ちゃんのときから、泣くと1時間でもずっと泣き続ける。
少し大変な子だった。
手がかかる子ほど、大きくなった時に可愛かったと記憶に残るはずだと、自分に言い聞かせていた。

そして6年育ててきて、自分自身の子どもの頃によく似てるな〜と思うようにも。
泣いてる時に話しかけても、更に大音量になるだけなので、少し放置して、落ち着いたらぎゅっと抱きしめて、話しかける。
そしたら、ちゃんと話が聞ける、気持ちを教えてくれる。

実母に聞くと、「ホントにやることなすこと、あなたにそっくり。そして思い返せば、ばぁばも学校嫌いだった。」
実母は昭和の田舎の子供で、女は学校なんて必要ない!というじいちゃんの言葉もあり、中卒で止まった。
「でも、学校が嫌いだったからね、それで良かったのかも。」

3世代目のムスメちゃんは、こんな多様な時代に生きている。
兄の不登校のお陰で、【自分で選べる選択肢・決定権】まで貰うことができた。

さあ、どんな道を歩んでいくのかな。
どんなお姉さんになるのかな。
ママは本当に少しワクワクしてきたんだよ。


《ハイブリットな形については次回考えていきます》


(追記)娘の泣く時間を早く終わらせる問題

私は40歳を超えて流石にそんなことは無くなりましたけど、子供の頃から娘同様に感情のコントロールが難しく、難儀しました。

あなたも気持ちが落ち着くまでに、時間がかかるんだよね。
そこでママから提案です。

ムスメ専用ハウス(2千円程度)

あなたに秘密基地を与えます。
この中はあなただけしか入れません。
(ゲームやタブレットは中では見ることができません。)

ここは『心を落ち着けるための部屋』です。
お兄ちゃんやママと喧嘩してイライラモヤモヤしたときは、落ち着くまでこの部屋で過ごしてください。
落ち着いたらお部屋を出てきて、話をしようね。

『ママとの約束』

『自分の感情を少し早めにコントロールができる方法が自分でわかるようになると、少し生きやすくなるよ。(ママより)』


自分の輝ける場所で輝けばいい。それを探すのが人生。

ゲッターズ飯田


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