ふわりっち

くまもと在住 定年退職した元小学校教員です。海外旅行が大好きで、今までに30回ほど出か…

ふわりっち

くまもと在住 定年退職した元小学校教員です。海外旅行が大好きで、今までに30回ほど出かけました。特に好きなところはハワイとスペインです。趣味はクラシック音楽鑑賞と英会話。旅先で感じたことやファンタジー小説を中心に投稿します。

マガジン

  • あれこれ思うこと

    日々思うことをつれづれなるまま書いています。

  • ファンタジー

    空想のおもむくまま,自由に書いています。近くの公園のベンチに座ると何故だかアイデアが浮かびます。

  • こことは違う場所へ

    旅の思い出を綴っています。海外旅行の記事が多いですが,旅先で出会ったものや人についても書いています。

  • your paradise hotel

    noteに初めて投稿したお話です。疲れた心と身体を癒すために、こんなホテルが現実にあったらと思って書きました。

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僕にはむかし翼があった

 翔太はある病気がもとで、今は足がふらつき、どうしても前屈みで歩いてしまう。むかしは、スポーツも万能で、颯爽としていたのに……  どうしても伸びない背中を鏡にうつし、今朝も溜め息をついてしまった。  そんな翔太に対し、友人も周りの人達も優しく気遣ってくれる。 だけど僕が僕を許せないんだ。情けなくなってしまったことに。  自分でも本で調べたり、体操をしたり、工夫はしているんだ。 筋力アップもしているし、視線が大切だと聞けば、試しているし…… でも、どうしても変わらない。

    • メットライブビューイング ロメオとジュリエットを観て

       映画化もされ、誰でも知っている「ロミオとジュリエット」 私はフランス語のオペラを始めてみた。前半部分はジュリエットとロメオの二重唱が多く、2人の出会いの喜びが表現される。主役2人へのインタビューの中でも語られていたが、二重唱は2人の間で、化学反応が起こり、表現が高まっていくとのこと。ロマンチックな場面が、フランス語の発音によってますます詩的にうたわれていく。  いろいろな言語でオペラは歌われるが、細やかなニュアンスはフランス語が秀でていると私は個人的に思っている。    

      • 体幹を強くする試み

         私は、現在歌を習っているが、呼吸のコツとして『足の裏全体で、まるで木の根っこから息をを吸うように』と指導を受けている。しかし、なかなかその感覚がつかめない。  先日丹田呼吸法に出会い、いろいろな動画を見ているうちに、気功の考え方やスワイショウのやり方を知った。今まで同じような体操をやっていたが、行う視点が違うだけで効果は全く違う。 (体の軸が整った感じがしたので、紹介の動画をのせます) ⬇️  体をでんでん太鼓のようにに振ると、余分な力が抜けるというのは知っていたが、こ

        • 不思議なことにも興味がある

           私は、いつも健康的な暮らしをするにはどうしたらいいのだろうと考えている。実は、数年前から丹田呼吸に興味を持って古武術のテキストなども購入していた。でも実践しようとしてもなかなか身体の感覚がつかめなかった。ところが数日前、YouTubeで丹田チャンネルの動画を偶然見つけた。それを見ることで、丹田呼吸法のコツがつかめたたばかりではなく、歩き方の改善もできるようになった。 〜丹田呼吸法についても動画がいくつかあります。その中で初めに見ると良い動画を下に紹介します〜  歩き方に

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          バラ園のお誘い

          現役時代、公私共にお世話になった方がいる。いつも未来のことを考え、新しことにも取り組まれる素敵な先生だ。先日も『これからは診療もオンラインになる。またいろいろな講習もZOOMを使うから、出来なくては』と言われ、2人でやってみた。 コロナの影響で授業をZOOMで行う必要があったため、操作に疎い私も経験できた。それが今の声楽レッスンにつながっている。その当時は一見マイナスに思われたことが、今はとても役に立っている。そう考えると、つくづく人生はおもしろい。何がいいのか、評価は後に

          バラ園のお誘い

          ゴールデンウィークの過ごし方〜デパートの🇮🇹イタリア展に行く〜

          ゴールデンウィークにあちこち旅行されている皆さんがいると思われる。だが、私は連休中に旅行に出かける事はしない。なぜかというと、過去2回の旅行が自分の勘違いにより『??』がつくものだったからだ。 現在のハウステンボスの前身は、オランダ村と言われていた。 『チューリップが美しく、今がまさに見頃』 とのコマーシャルにどうしても行きたくなって、連休中に長崎に行った。 長崎行きのちょっと前に、大手の旅行会社で予約してホテルを取った。ところが当日駅に降り立ったら予約したホテルよりも近

          ゴールデンウィークの過ごし方〜デパートの🇮🇹イタリア展に行く〜

          月一回のご褒美ランチ

          私と友人は月に一回は、ランチに行っている。食事の後は、友人お気に入りの雑貨屋さんに行き、最後にお茶を飲んで、おしゃべりして終わる。それが、ランチの日の私たちにとっての最高の【フルコース】  考えてみれば、こういったランチ会を美味しいものが大好きな友人と、もう何年続けているだろう。 季節感のあるおいしい料理を味わう   よく行く場所がホテル日航熊本の中華料理「桃李」 中華料理でありがちなボリュームたっぷりの料理とは異なり、まるで懐石料理のように美しく美味しさに感動する。いつ

          月一回のご褒美ランチ

          小高い丘の自販機 #3ぬいぐるみのボビー

          6歳のみゆきには友達がいた。それはぬいぐるみの子犬ボビー。どこに行くにでも一緒で抱っこしたり、持ち運びのできる手提げ部分を持ってお散歩したりした。 みーちゃんのお母さんはとっても厳しく、弁が立つ。それに比べ、みゆきは口が重いものだから、説明したり気持ちを伝えたりするのが苦手だった。 だから、みーちゃんはお母さんに強く叱られた日には、ボビーをぎゅっと抱きしめ、悲しさを紛らわせていた。ボビーは何も言ってくれないが、愛くるしい目で、じーっと見つめてくれる。ぎゅっとボビーを抱きしめ

          小高い丘の自販機 #3ぬいぐるみのボビー

          小高い丘の自販機 #2ばあちゃんの煮しめ

          建築資材を扱う会社の部長である亮介は、今日も仕事を終え、緑の多い公園の脇を急いで通り抜けた。いつも見慣れた風景に、考え事をしながら歩いていると、突然自販機を見つけた。 『でもおかしいなあ。朝、会社に行くときには確かなかったはずだ』 『昼間に設置されたのかなあ。それじゃあ、缶ジュースでも買おう』 と近づいたら書いてあるのは「思い出の品、買えます」という表示。 「えっ!これってもしかすると、一人一人のオーダーに応えるということなのか。もし、そんなことができるのだったら、ばあちゃん

          小高い丘の自販機 #2ばあちゃんの煮しめ

          メトロポリタンオペラ「運命の力」ライブビューイングを見て

          ヴェルディのオペラ「運命の力」 このオペラは序曲だけでも有名だ。次々と押し寄せるようなドラマチックなメロディーとリズム。聴いているだけで、胸がざわざわ波立ってくるようだ。 メトロポリタンのオペラでは、この序曲の部分で物語の始まりを象徴するシーンが次々と展開された。演奏に呼応するように、ものを言わない演者たちの表情や振る舞いに魅了されてしまう。始まったばかりと言うのに、心を奪われ、あっという間にその世界に引き込まれた。 単独で演奏されることも多い序曲 以前だったら私は『運命

          メトロポリタンオペラ「運命の力」ライブビューイングを見て

          小高い丘の自販機 #1 健太のグローブ

          それは夜だけ出現する自動販売機。注文できるものー【それはあなたの思い出の品】今はキャンペーンで一律1000円と表示されているが、かなりいかがわしい。 美沙子は2 、3日前に突然現れた自動販売機に強く心を惹かれながらも、そんなものあるはずがないと、頭で強く打ち消した。最近、美沙子は夕食後に健康のために歩くようになった。そして、その途中で見つけた。マンションの裏手の丘にポツンと立ち、なぜか不思議な光を放つ自販機を。 今日も立ち止まり、それを眺めているうちに、いつの間にか意識は

          小高い丘の自販機 #1 健太のグローブ

          けさ教育テレビを見ていたら、「あ」がとんでいる。大きくジャンプするには、力を溜め、たわむことが必要。人生にも同じことが言えるかもしれない。一見困ったと思う状況。それは次の展開に進むために、必要な学びだと考えることにしよう。

          けさ教育テレビを見ていたら、「あ」がとんでいる。大きくジャンプするには、力を溜め、たわむことが必要。人生にも同じことが言えるかもしれない。一見困ったと思う状況。それは次の展開に進むために、必要な学びだと考えることにしよう。

          春を味わう〜大津つつじ園にて〜

          熊本県北部には、つつじの名所がいくつかある。昔から大津のつつじは有名だが私は一度も訪れたことがなかった。ところが、先日桜の見所を教えてくれた友達が旦那さんの休みに合わせてそのつつじを見に行くと言う。そしてご夫婦2人では話も弾まないからと冗談を言い、私をドライブに誘ってくれた。 仕事を辞めてから車に乗るのは、父母の通院等がほとんどだった。昨年より、その役目もなくなった。時間帯によっては、自分が車の運転ができないこともあって昨年秋、車を手放した。今は遠出をする時は、公共交通機関

          春を味わう〜大津つつじ園にて〜

          40年ぶりの挑戦〜イタリア歌曲をステージで歌う〜

          大学の卒業記念コンサートで1人で歌って以来、40年経ってしまった。教員時代は声の使い過ぎのためなのか、高い声が出なくなっていた。そのため、以前歌っていた声楽曲を歌うことはもう無理であろうと、私はすっかり諦めていた。 そんな折にYouTubeで小玉 晃先生の発声メソッドに出会った。それは今までの教えとは180度違うといっても過言ではない。その発声法を試すと、声域が広がって「また歌えるかもしれない」と自分の可能性が感じられた。まるで希望の光を見出したようにうれしくなった私は、1

          40年ぶりの挑戦〜イタリア歌曲をステージで歌う〜

          雨の合間に桜を見に行く

          今年の桜は開花した途端に雨続き。このままだと花をよく見ないまま散ってしまう。もともと桜は、はかなげで美しい。友達と晴れた日に江津湖の近くで桜を見ようと前から約束していたのに、大雨のため一度、延期した。今日もはじめは曇りの予報だったが、昼から雨が降るという予想に変わった。そのため、もう機会がなくなると思って「30分でもいいから見に行こう」と急遽午前中に出かけた。 江津湖は熊本市民にとってオアシスのような場所である。水が湧き、遊歩道があって、ゆっくり過ごせる公園も点在している。

          雨の合間に桜を見に行く

          #10 エネルギッシュなアジアの旅 なぜか懐かしさを感じる台湾

          台湾と日本の関わり私は、台湾にこれまで3回出かけたが、いずれも戦前の日本の教育を受けた年配の現地係員の方にお世話になった。80歳代のある女性の方は、お兄さんが日本の大学で学び、大学教授となって、生涯京都で暮らしたとのこと。以前は日本人観光客の案内をしていたが、もうずいぶん前に引退している。でも今回年末ということもあって、現地係員の数がどうしても足らず、頼まれて断れなかったと言われた。「こんなおばあさんでごめんね」と初めに挨拶され、日本のおかげで大陸より20年も発展が早かった

          #10 エネルギッシュなアジアの旅 なぜか懐かしさを感じる台湾