見出し画像

懐かしいけど初めてな感じ



休日デートが終わり


帰ろうとしたところで彩ちゃんが帰りたくないと


言いだしてお泊り会が開催されるこになり


今に至る


彩母:ごめんね〇〇くんいきなり


〇〇:いえいえ僕も彩ちゃんと過ごせるのは嬉しいですから


彩母:ほら彩!しっかり〇〇くんとお家の人に感謝しなさいよ!


彩:は~い!分かったよ!


彩母:じゃあ〇〇くんよろしくね


彩母:お母さんの方にもよろしくお伝えください


〇〇:はい、伝えておきます


〇〇:じゃあ失礼します


彩:いってきま〜す!


ということで家へ移動


彩:〇〇くん小学生の時みたいだね!


〇〇:そうだね


〇〇:小学生の時にも彩ちゃんがお泊りしたいって


〇〇:言ってお泊りしたよね


〇〇:懐かしいなぁ


〇〇:こんなに可愛くなって


彩:えへへ…

お家に到着


〇母:あら!彩ちゃんじゃない!


〇母:久しぶりだね〜!こんなに可愛くなって〜!


彩:〇〇くんのお母さん急にわがままいってごめんなさい


〇母:いいのよ!彩ちゃんだしね!


〇〇:やっぱり彩ちゃんに甘いのは変わんないね


〇母:だって可愛いんだもの〜


母は完全にたまに会う親戚ポジションだった


ご飯はみんなで食べる


食卓に並ぶ


〇母:あぁ!この並び小学生以来じゃない!


〇母:写真!写真!


〇〇:お母さん忙しいなぁ


彩:にぎやかで楽しいな


〇〇:それなら良かったよ


彩:〇〇くんのお母さんの料理美味しいですっ!


〇母:あ〜ありがとう!


彩:今度教えてください!


〇母:いいよ〜いつでもおいで!


こうして家族団らんに彩ちゃんを加え


食事も終わる


残すはお風呂と就寝のみ


彩:〇〇くんお風呂はどうするの?


〇〇:お風呂かぁ彩ちゃん先に入る?


彩:〇〇くんお風呂だけどさ…


〇〇:どうしたの?


彩:一緒に入らない…?


〇〇:え?


彩:小学生の時は一緒に入ったよ…?


〇〇:だ、だけど…僕たちも成長してさ…ね?


彩:でもっ…!



〇〇:僕たちももう高校だよ?


〇〇:流石にさ…


〇母:入ればいいじゃない


〇〇:え?お母さん?


〇母:入っちゃいなよ!


〇母:小学生ぶりに一緒にお風呂入んなよ!


〇母:昔と違って楽しいんじゃない?


彩:ほら!〇〇くんのお母さんも言ってるよ!


〇母:早く!私達が入る時間が短くなるんだから!


〇〇:分かったよ…入ろっか…!


_________


チャポチャポ


彩:へへっ…〇〇くんと一緒にお風呂…!


彩:小学生の時は背中洗いっこしたよね〜


彩:〇〇くんどうする!?


〇〇:やらないよ!?


〇〇:僕が触ったらアウトだからね


彩:いや〇〇くんならいいけど?


〇〇:だめだめ


〇〇:彩ちゃんが汚れちゃうから


彩:え?今お風呂に入ってるのに?


うん…絶対に触れません


彩:昔は湯船もっとスペースあったのにね


〇〇:2人とも成長したんだよ


彩:懐かしいね


〇〇:でも初めてな感じがするよ


彩:確かに


彩:初めて会った人かってくらいこっち見てくれないしね


〇〇:だって昔とは違うから


〇〇:あと初めて会う人とお風呂は入んないよ


彩:そんな人いないよ〇〇くん


〇〇:同じ彩ちゃんだけど全く別の人と入ってるみたいで…


彩:ふふ…〇〇くんに意識されてるってことだね


〇〇:彩ちゃんのこと意識しない人はいないよ


彩:ありがとう…〇〇くんっ…


_________


就寝スペースを決めるため聞いてみると


〇〇:どうする?彩ちゃんベッドで寝たい?


〇〇:それとも布団がいい?


彩:彩は〇〇くんがいい!


〇〇:ん?というと…?


彩:一緒に寝たい!


〇〇:まぁさっき一緒にお風呂入ったし


〇〇:もういっか


〇〇:大丈夫かな…?


〇〇:臭いかも…


彩:気にしないから!


彩:〇〇くんと寝れるからね!


ボフッ!


彩:わ〜!〇〇くんのベッドふかふか〜!


彩:ほら!〇〇くんおいで!



〇〇:そこは僕のベッドだけどね


彩:関係な〜い!


〇〇:じゃあ明日は学校だしもう寝ようか


彩:うん!〇〇くん今日はありがとう!


彩:楽しかったよ!


彩:明日も一緒に学校行こうね!


〇〇:うん


〇〇:僕も楽しかったよ


〇〇:おやすみ…



こうして緊急お泊り会は幕を閉じる

小学生のときの彩ちゃんと今の彩ちゃん

改めて本当に同じ人なのか

疑うレベルで可愛くなってることを感じた〇〇であった


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?