愛しいのはピーナッツバター、村上春樹欲
子どもの頃、ピーナッツバターといえばピーナッツクリームのことで、紙の入れ物に入った(あの苺ジャムは大好きだったけど)甘いとろーんとした苦手な食べ物だった。
大人になってからもピーナッツバターはそんなに好きではなく、ねっちりとした粘度のある甘ーい食べ物で、海外のチョコレートの中に入っていたりした。食べられるけれど、チョコレートだけの方が好きだなあと思っていた。
ランチパックのピーナッツが好きな人は多いけれど、私は卵サンドやチョコサンドの方が好きだった。甘ったるい主張の強いピーナッツクリームが苦手で、イコールそれは私に取ってはピーナッツバターだった。
しかし。
いつだったか、おしゃれカフェでピーナッツサンドを見た時、バナナとピーナッツペーストとクリームチーズが挟まったそれはとてつもなく美味しそうでびっくり仰天だった。
食べてみてまたびっくり。甘くない。蜂蜜がかかっていたのだったか、何か甘い味付けは施されていたような記憶。でも、これまで食べてきたピーナッツクリームの甘さとは別のものだった。
ふうん。美味しいじゃないか。
ピーナッツバターは加糖と無糖の物が売られているが、どちらもバターが入っているわけではなくピーナッツペーストを指すことが多い。
それを知ったのはごく最近のこと。
ピーナッツは油分が多く、美味しくて食べ過ぎてしまうとカロリー過多だし、吹き出物も心配だ。自分で買ってしまうと際限なく食べられそうで怖い。
そう思っていたのだけれど。
先日、AKOMEYA TOKYO へ行った際に美味しそうなピーナッツバター(無糖)を見つけた途端、ものすごく食べたくなった。ピーナッツバターをトーストにたっぷり塗って、蜂蜜をかけてかぶりつきたい。
欲望が抑えられず購入。
大好きなTAKAKI BAKERY のライ麦パンを買ってきて翌日の昼食にした。
美味しい。ライ麦パンのようなザクッとした香ばしいパンに、ピーナッツバターの風味がよく合う。カッテージチーズと蜂蜜をかけてバナナも添えた。
満足。美味しかったー。
ピーナッツバターの瓶が意外と小さく、すぐに無くなってしまうのではないかと、今日食べてちょっと不安になった。
食べ過ぎには気をつけないと。そして砕いたナッツがゴロっと入っているから、ストーマの調子が悪い時は無理せず食べないようにしないと。
大事なことだから、戒めとしてここに記してみる。
村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み終えた。
何度めかの読了。私は毎回ラストを忘れているのだなーと今回も改めて思った。
主人公のつくるが、高校仲間の四人からハブられるところや、大学の後輩くんが急にいなくなってしまったこと、彼との不思議な夢、仲間たちに会いに行こうとすることなどは覚えているのに、ラスト1/3あたりをまるっと忘れていた。
何度か再読しているけれど、毎回このパターンな気がする。
何度読んでも思うのは、つくるが平気なフリをして、孤独な生活をギリギリのメンタルで保っているところが印象的。
そして、私は「このままじゃいけないとつくるが気付き、行動するまでのところ」に非常に惹かれているのだと思う。
村上春樹の小説の主人公は、多くの人が孤独で黙々と運動をする。自分の精神を運動で保っているような気がする。食事も割と自炊し、簡単な物と言いながらも、バランスの取れた気の利いた食事を摂っていることが多いような。
パスタやサラダや魚を焼いたり味噌汁を作ったり。
生活の描写が一生懸命もしくは丁寧に過ごしています、と言うより、
何気ないが普通のことを必要に応じてやっています、という感じ。
その辺も読んでいて気持ちが落ち着くし好きなんだよなあ。
次は何を読み返そうかなあ。村上春樹の気分です。
秋というか気温が落ちてきて寒くなってきたからかなあ。
先日、お友だちが働くお店でイベントをしている、というので行ってきた。
じゃがバターのおかきを手土産に。個包装だから他のスタッフさんと合間の休憩で食べられるかなと思って。
折角だからとダウンを試着させてもらったり、鞄を合わせてみたりした。
ダウンが非常に軽やかだった!すごい。そして暖かい。これは真冬でも中にTシャツ一枚でいいのではないかと思った。逆に電車に乗ったら汗だくかもね。
このカバンの黄色いもこもこちゃんが可愛かった。値段は決して可愛くない。
お友だちは大変そうだったけれど、相変わらず美しくシャキッとしていた。元気そうな顔が見れてよかった。
仕事について、相変わらず考え続けている。
だんだんと、考えても深くは落ち込まなくなってきた。
生活のために働く。自分に合った働き方を探る。
自分の好きなことを続ける。自分を責め過ぎない。
それが以前よりかは自分の芯にある感じ。
良い感じ。
多分、良い感じ。
体を大切に。私を大切に。
一目惚れしたacneのリュックを購入。小さいリュックでカラフルなチェーンがついている。季節に左右されないし、ボディはくすんだ黒なのでお洋服に合わせやすいのも気に入っている。何よりこのチェーン!ときめきです。
さて。
あつあつのコーヒーを飲んで、深呼吸をし、午後もぼちぼちと行きましょう。
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