鼓夏

詩を書いたり、本を読んだりすることが好きな高校生です。

鼓夏

詩を書いたり、本を読んだりすることが好きな高校生です。

最近の記事

天泣

幾千幾万もの星が輝く夜 あなたと 奇跡のような出会いをした ずっと ずっと 誰かを探していた日々 一目見たとき あなたに会うために生まれてきたのだと 私の本能が叫んだ あなたの瞳に目が奪われて 差し出された手を重ねると なぜか心が温かくなった 昔から知っている気がして ずっと頭から消えないあの人 なぜか涙が溢れてきて 知らないはずの名前を叫ぶ あなたと出会う運命だった かけがえのない存在だった 共に歩み 共に笑い 共に悲しんで たった数十年の人生を歩んでいく 何度もあなたと出

    • 岐路

      私が選んだこの道は いつもどこか頼りなく 水で揺れるあの花のように 今にも消えてしまいそうだった 大きな流れにいつも身を寄せ ただそこに漂っていた 生き方も 死に方も 分からない 焦がれるような心も 引き裂かれる想いも もう何も思い出せない 「そのままの君がいい」 誰かが言ったその言葉だけが 私の心に留まって 深い水の底に落ちていく 何かが違うような 誰かが呼んでいるような気がして ふと後ろを振り返っても 広い広い大地が続いているだけ 導いてくれたあなたの手を 私は離してしま

      • しあわせ

        ここでずっと立ち止まっていても 時間は一緒に悲しんでくれない 絶望して泣き叫んでも 雨は私の涙を隠してくれない 毎日毎日朝日は登る 光が消えたその夜も あの太陽は今もどこかを照らしている 希望も光も全て無くして もう がむしゃらに進むしか 道は残されていなかった 失っても 失っても 踏み付けられ 傷つけられても 生きていくしかない 悲しくて誰かを憎んでも いつかはまた笑いあえる きっと誰かが手を差し伸べてくれる 私はそう信じてる みんなが笑顔で 幸せで みんなで手を取り合い 

        • 軌跡

          貴方を想うこの気持ちを 何と呼べばいいのだろう 言葉にできない この気持ち もどかしくて 目を背けてしまいたかった もう好きが何か分からない あの人以外を想うことはないと そう 思っていたのに 貴方が私の心を溶かしてゆく 心が露わになることが 気持ちと向き合う事が とても とても 怖かった まっさらな雪に残る あの人と私の足跡が 一瞬で崩れ落ちてしまったように きっと 貴方と私の足跡も いつかは崩れて消えてしまう また  愛しい人への気持ちが 無くなってしまったら また あの

          生きる

          「生きる」なんて考えたこともなかった ただ、漠然と広がる未来が いつも通りの日々が これからもずっと続いていく そう、思っていた 君が側にいること  触れ合って 笑い合えること それは 全部全部 当たり前で 君がいなくなるなんて 考えてもみなかった 君と私を繋ぐ運命の糸は 細く儚く美しく そこに在った 君が笑うから 生きているって思えた 君が泣くから 守りたいと思えた 君は私に大切なことを教えてくれた 命は魂は かけがえのないもの 心は想いは 守り育てるもの 君がいたから 

          生きる

          いつもどおり

          誰かが決めた今日という日 空とともに鳥が目覚め 静かな夜に別れを告げる 光に透かした君の瞳は 始まりを告げる太陽のよう 蜜色の綺麗な太陽に 清水のせせらぎが重なり 力強い命の息吹に背を押され また一日が始まっていく いつも通りの今日という日 とても綺麗に感じてくるの 暖かな日差しと涼しい風が折り重なって 妖精が飛んでいるように見えるの 光を映した霧雨は 私の周りにも虹を作ってくれるのね 差し出された木の枝に座って 沈んでいく太陽を眺めるのも 何気ない話でみんなと笑い合うのも

          いつもどおり

          奇跡

          この広い星の片隅で 君と巡り会えた奇跡は どんな宝石よりも 光り輝く宝物だった 天の川のような 奇跡の連なりが 大きな大きな架け橋となり 君の元へと続く道を示してくれる 大切だった何かの元へ 忘れられた誰かの元へ どこにあるのか どこにいるのか 何も分からないけど 歩んでいけば きっと君の元へ届くはずと 形のない何かに祈っていた 奇跡なんて信じてなかったのに 大切なものなんて何もなかったのに 君があんなにも嬉しそうに笑うから また宝物が増えていく 幾重にも重なる奇跡は いつし

          はじめまして

           小さい頃から小説とか詩とかを書くことが好きで、高校生になってからスマホに書いていた詩を投稿しようかなって思います。詩の勉強とか全然してないのでとても拙い文章ですが、ぼちぼち頑張ります。私の詩に共感してくれる人がいたら嬉しいです!

          はじめまして