〈相槌〉🗝
立つ鳥跡を濁さず
最後の仕事が終わったら
もう2度といかない場所になる
人の代わりは人
社会はそういうものだね
最終日、あっくんの部下の女性から
「お疲れ様でした。彼とわたしからです」
花束とシャンパンを頂いた
3人で夜桜を楽しんだ春先は遥か過去になっていたね
7月の七夕も過ぎ、街は夏めく頃
退職翌日は青山で一日中陶芸をしていた
ーー
本当に君を守れるのはパスワードだけだぜ
ーー
オレンジ色とピンクの空に
原宿駅前の広告看板の文字が映えていた
失恋した訳でも無いけど、
引き止められないスパンで慌ただしく会社を去っていった自分はそんな風に写っているかもしれないね。
ご想像は自由
それでいい
社内での長年縛られたものからの解放感と、
再婚を約束しているわけでもない間柄の再認識からか、夏の夕方の風も心地良くて暫く歩いていたら、近くて遠い雲の切れ間にふと浮かび上がった虫が急降下してる。
好きになったのは
かまってほしいからじゃない
寂しいからじゃない
katz maneki🗝
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