レモネイド

初めまして。 金魚に「待て」を覚えさせた作家です。 何か書いてます。お楽しみに。

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初めまして。 金魚に「待て」を覚えさせた作家です。 何か書いてます。お楽しみに。

最近の記事

5月31日「ウチの布団」

実家から持ってきた布団が、西川社製だった。 今度彼女を連れてきたら、ベッドを指差し、こう言おう。 「ほぼアパホテル」 

    • 5月30日「電話は怖いから」

      今日はお偉いさんに電話してばかり。 電話は怖いから、言葉が詰まるし、変な日本語になる。 それに笑い声が返ってくると、相手も人間なんだと、少し楽になる

      • 行列にはボディガードが欲しい

        これは決して、割り込み防止を訴えているわけではない。 だが、それ以上に恐ろしい「魔の手」が、平和な行列に襲いかかってくる。 それは例えば、金のない大学生の休日。ちょっとしたご褒美に向かったのは、行列のできる町中華。 田舎から上京し、いまだに慣れない都会の街に、食欲をそそる香りと、地元にもあったような懐かしさが、行列の先から漂ってくる。 「今日は、絶対にラーメンを食べるんだ」 以前からラーメンが食べたい衝動が起きていた。いや、ラーメンはオールウェイズ食べたい。だが、どうせ

        • 映画の単位って、「回」?「本」?それとも…

          日本人の1年間における映画鑑賞本数に関する記事では、鑑賞数の単位を「本」としている。その他の記事やサイトでも、必ず「〇〇本」と表記される。 だが、映画鑑賞本数に拘りのある私からすると、「〇〇本」には、ちょっとした落とし穴がある。 「映画研究者は、最低1000本観るべき」 憧れの先輩の残した言葉だ。先輩を目指して私は、日々映画を鑑賞している。 この時、年間に何本観たのか?また、何を観たのか?を把握するため『記録』というアプリで記録をしている。 ここで重要なのは「過去に試

        5月31日「ウチの布団」

          思い出と経験、混ぜるな、危険

          先日、自分がこの3年間で映画を633本観ていた事を知った。 コロナ禍でたくさんの出会いや経験を奪われた代わりに、「暇」を与えられた2020年代。私は、その代物を映画に費やした。元々、物語を味わうことが大好きなのもあるが、600本を超えられたのは、失った物への悔しさや悲しみを紛らわせたい思いがあったからかもしれない。 映画はいい。その数時間の間に、自分以外の人生を疑似体験できる。SFドラマの出演者を本物のヒーローだと勘違いする宇宙人との冒険や、女優として有名になってしまった

          思い出と経験、混ぜるな、危険

          インド人の出題

          初めてのアルバイトは、スーパーのレジだった。 高校も終わりに近い頃、暇を持て余した私は、週に四日、レジのバイトをやっていた。普通のバイトは一日5〜6時間働いていたが、陸上部に六年、水泳教室に九年を費やした私は、休日に11時間働いた。朝、出勤したときに見た青空が、帰る頃には黒く染まっている。 そのスーパーのある街には外国人が多く住んでおり、中国や韓国、イギリス、フランス、アメリカなど、成田空港並みにインターナショナルだった。 「言葉が分からない」「体がデカくて怖い」そんな事で

          インド人の出題

          自己紹介

          初めまして。レモネイドです。   プロフィールにある通り、私はペットの金魚に「待て」を覚えせたことがあります(写真は、その金魚を思い出して描きました)。 数奇な出来事や出会い。それらが、友人から「ギリ人間」と言われる生命体を生み出しました。 そんな私の視点で、日々の経験や考える事を載せていこうと思います。 また、作家としてオリジナル小説やエッセイを載せ、ボイスドラマなんかもやる予定です。 どうぞ、よろしくお願いします。