吉村 昌朋(よしむら まさとも)

東京都千代田区在住/吉村建築設計研究室主宰/日本大学「建築法規」非常勤講師/総合資格学…

吉村 昌朋(よしむら まさとも)

東京都千代田区在住/吉村建築設計研究室主宰/日本大学「建築法規」非常勤講師/総合資格学院、日建学院、講師を経て2023年より少人数制の「一級建築士合格の為の個人塾」を開講/自己紹介は→https://note.com/super_nerine454/n/nca8c9cd44573

マガジン

  • 2024 ヨシム塾

    ヨシム塾の「2024年の一級製図コース」の紹介です。ヨシム塾の「理念」と共に掲載しています。是非ご覧ください。

  • 2023 ヨシムの法令集

    一級建築士学科「法規」の試験対策として、建築基準法令集を読みやすくする「マーカー」と「ポイント解説」をしています。単元ごとの記事をマガジンとしてまとめたものです。

最近の記事

【法令集2024】高齢者障害者円滑化促進法(バリアフリー法)

関係法令をゲットしてこそ法規30点満点に繋がる!過去問のアンダーラインは必須。特に重要な法文にヨシムメモあり。 【ヨシム メモ】 2条十八号、十九号、二十号は、政令にジャンプできるようにしましょう。 【ヨシム メモ】 14条1項は、義務基準です。「2,000㎡以上の特別特定建築物」は建築物移動等円滑化基準に適合させなければなりません。橙色の枠で囲んだ、3つの条文を比較できるようにしましょう。 【ヨシム メモ】 14条5項は、努力基準です。「特別特定建築物」は建築物移動等

    • 【法令集2024】罰則

      罰則は基準法と士法の2つ。問いがどちらであるかを素早く見極めることが重要。また、罰則規定が「条数・項数」で書かれており読みにくい。いかに早く当該条文を見つけられるかがカギ! 【ヨシム メモ】 ヨシムは、98条2項に黄色のベタ塗りを施し、1項の号数と連動させて読みやすくしています。 【ヨシム メモ】 ヨシムは、99条2項に黄色のベタ塗りを施し、1項の号数と連動させて読みやすくしています。 【ヨシム メモ】 ヨシムは、101条2項に黄色のベタ塗りを施し、1項の号数と連動させ

      • 【法令集2024】既存建築物の制限緩和

        既存建築物に「増築等」をする場合、既存を❶現行法とするか、❷現行法としなくてもよいか。これが問題の傾向と対策。政令で定める範囲内の「増築等」は、現行法としなくてよい。 【ヨシム メモ】 3条と86条の7について、ヨシムは、緑のマーカーが、❶現行法とする、橙のマーカーが、❷現行法としなくてよい、としています。色で整理すると法令文が大変読みやすくなります。 【ヨシム メモ】 86条の7の1項と2項の法令文の違いを明快にしておきましょう。 1項は、既存は全て、現行法としなくてよ

        • 【法令集2024】一般構造

          一般構造は、出題頻度が高い「換気設備」の設置条件をしっかりケア。「採光、石綿、階段(傾斜路)」は計算問題が出題されるため、長文を短時間で読めるよう工夫したい。 【ヨシム メモ】 28条1項は、「採光」です。政令がメインとなります。今年の法文改正で「住宅1/7」は政令文(令19条)に記載されました。 【ヨシム メモ】 28条2項、3項は、「換気」です。両項の脚注は同じ令20条の2です。後掲の政令文をしっかり読めるようにしておきましょう。 【ヨシム メモ】 28条2項の「1

        【法令集2024】高齢者障害者円滑化促進法(バリアフリー法)

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        • 2024 ヨシム塾
          4本
        • 2023 ヨシムの法令集
          31本
          ¥500

        記事

          【法令集2024】構造強度

          令36条の構造強度は、構造耐力(別掲)及び構造計算(別掲)により、「守るべき規定」と「守らなくてよい規定」が決まる。法令文通りでも「誤った選択肢」になりうるため、要注意。 【ヨシム メモ】 36条以降の構造の仕様規定は「マーカー必須」です。「守るべき規定」と「守らなくてよい規定」を明快に色分けして、該当法文を見つけた時点で解答が出るようにしましょう。 【ヨシム メモ】 36条1項は、高さ60m超えの超高層建築物が守るべき規定です。橙色で囲った法文をまとめて「耐久性等関係規

          【法令集2024】構造計算

          令81条は、法20条の構造耐力(別掲)によって大別された建築物ごとに構造計算の方法を規定。毎年1問は出題され、構造強度(別掲)にも関連する重要な法文。構造計算ルートを知ることで理解が容易となる。 【ヨシム重要メモ】 下記の通り、マーカー整理しましょう。ヨシムは黄色ベタ塗りです。 ルート1(名称ナシ)  は、①82条 ②82条の4 ルート2(許容応力度等)は、①82条 ②82条の4 ③82条の2 ルート3(保有水平耐力)は、①82条 ②82条の4 ③82条の2 ④82条の3

          【法令集2024】建築協定

          建築協定は、地区計画(別掲)と共に、同一問題で出題される傾向がある。2つの違いを明確にすることと、用語の定義「土地の所有者等」を読めるようにしておく。 【ヨシム メモ】 69条(建築協定)は、建築基準法第4章の規定なので、「全国一律」で協定を締結できます。片や、地区計画(別掲)は法第3章なので、「都市計画区域」に限り適用されます。両者とも「条例」で制限をかけるものですが、大きな違いがあります。法41条の2(適用区域)を再確認しておきましょう。 【ヨシム メモ】 70条以降

          【法令集2024】地区計画等

          地区計画は、建築協定(別掲)と共に、同一問題で出題される傾向がある。2つの違いを明確にすることと、特定行政庁が「認める」か「許可」か。「建築審査会の同意」の可否も併せておさえておきたい。 【ヨシム メモ】 58条2~3項(高度地区)は、令和6年に追記されました。即出題とは考えにくいですが、念のため注視しておきましょう。 【ヨシム メモ】 68条の2(地区計画)は、建築基準法第3章の規定なので、「都市計画区域」に限り適用されます。片や、建築協定(別掲)は法第4章なので「全国

          【法令集2024】避難安全検証

          避難安全検証により確かめたものは除外される規定がある。脚注を使って解答可能なため、得点源にできるサービス問題。(一部除き)排煙、歩行距離、内装制限の3つが除外される。 【ヨシム メモ】 128条の6は、「区画(避難安全検証)」です。令和3年に追加された検証法で、除外規定は「排煙設備」と「内装制限(一部除く)」の2つだけです。暗記しておきましょう。 128条の6 3項は、「区画(避難安全検証)」が具体的に示されています。試験前に一度は目を通して、どのような検証法なのか確認し

          【法令集2024】避難安全検証

          【法令集2024】使用が認められる法令集

          建築技術教育普及センターのウェブサイトに、今年の「令和6年一級建築士試験受験要領」がアップされています。内容をしっかり確認して、法令集のマーカーを整えるようにしましょう。 1)認められる書込み1-1)条件2のイ~ニがOK ですので、それ以外の書込みは行わないよう注意して下さい。「注意①」によって退場が命じられますし、「注意③」のように判断結果が出るまで法令集なしの受験となってしまいます。これは絶対に避けなければなりません。 1-2)認められる書込み等の例 こちらも併せ

          【法令集2024】使用が認められる法令集

          【法令集2024】建築設備

          建築設備は、融合問題として、一般構造、避難施設、避難安全検証らと共に毎年1問出題される。読みにくい文は少ないが、範囲が広く見つけにくいため、効果的なマーカーが必要! 【ヨシム メモ】 ▼129条の2の4は、設備がランダムに出てくるので見つけにくいです。設備の種類ごとにマーカーして検索しやすくすることに重点をおいて下さい。特に、「給湯」や「ガス」、1項六号の「換気」は見つけにくいです。 【ヨシム メモ】 129条の2の5は、法28条の「一般構造(換気)」とも連動しています。

          【法令集2024】避難施設

          避難施設は、以下のチェック不足が致命傷になるので、執拗にマーカーする!❶前提条件(117条の適用の範囲ほか)❷面積は、延べ?居室の?用途の?❸数字の起算点は、以上?超える? 【ヨシム メモ】 法35条は、令117条の「適用の範囲」と同一なので、確認しなくても良いでしょう。 【ヨシム メモ】 116条の2は、「次の各号の窓を有しない」ものが、「〇〇以上」と書かれています。よって、「〇〇未満」が「窓がない(無窓)」となります。日本語の読みミスや換算ミスに気をつけましょう。

          【法令集2024】日影規制

          日影は、高さ制限6種のうちの一つ。計算問題は出題されないが文章問題が出題される。特に「地盤面」と「平均地盤面」の違いを明快に。 【ヨシム メモ】 56条の2 1項は、マーカーしてキーワードを見つけやすくしておきましょう。 【ヨシム メモ】 56条の2 2項は、棟ごとに測定すると、まとめて測定するより日照時間が少なくなります。よって、近隣が不利になるため、全棟まとめて測定しないといけない規定です。法文を理解しておきましょう。 【ヨシム メモ】 56条の2 4項は、日影規制

          【法令集2024】高さ制限

          高さ制限は6種類。❶絶対高さ55条 ❷日影(別掲)❸天空率 ❹道路斜線 ❺隣地斜線 ❻北側斜線。計算問題は❹❺❻を比較して一番厳しい高さが解。但し❶が解となることもある。要注意。 【ヨシム メモ】 法55条1項は、高さの限度(10mまたは12m)が設定されています。一低、二低、田園の3つの住居系の用途地域に限っています。暗記しておきましょう。 【ヨシム メモ】 法56条1項は、一号)道路斜線、二号)隣地斜線、三号)北側斜線です。当然計算問題も「時短」する訳ですから、斜線勾

          【法令集2024】建蔽率

          建築面積は、敷地面積に建蔽率を乗じたもの。建蔽率が変化するコツを理解すれば時短して解答可能。指定建蔽率に加算するのは次の3つのうちどれ?❶1/10❷2/10❸指定ナシ(10/10) 【ヨシム メモ】 建蔽率の計算問題において一番重要なのは、敷地面積を間違えないことです。道路提供部分の面積が除外されるため、必ず最初に「敷地面積」を計算しましょう。 【ヨシム メモ】 1項四号は、「商業地域の指定建蔽率」です。一種類しかないので、試験問題には記載されません。意地悪ですね。今、暗

          【法令集2024】容積率

          容積算定上の延べ面積は、敷地面積に容積率を乗じたもの。延べ面積は、容積算定上の延べ面積に緩和面積を足したもの。この2つの等式を使いこなすこと。問われているの次の3つのうちどれ?❶延べ面積❷容積算定上の延べ面積❸容積率 【ヨシム メモ】 容積率の計算問題において一番重要なのは、敷地面積を間違えないことです。道路提供部分の面積が除外されるため、必ず最初に「敷地面積」を計算しましょう。 【ヨシム メモ】 1項一号~八号は、「指定容積率」です。前面道路幅員が12m以上の場合、こち