小野寺シゲル
写真とカメラを楽しむためのマガジン 今はひとりかも知れないけど、きっと仲間が集まり未来は開ける!
セバスチャン・サルガドの風景写真を何枚か見て気になっていた。 逆光で撮った様な前景。 大きく人物や動物がいて、輪郭が光っている。 中景は見通しの良い大地、沢山の人や動物。 どれもとても奥行きがある。 あと背景。 背景の空と雲。 セバスチャン・サルガドに雲ひとつない青空のイメージはない。 また、空はあんまり明るくなく、前景と重なった場合に合成写真の様な違和感を感じる。 これが、前景を際立たせている様にも感じる。 この三層をきっちりと撮られていて、興味が手前から奥に行く所
映画「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」をアマプラで観た。 最初に違和感を感じたのは邦題かな。 もちろん、フォトグラファーのドキュメンタリーだからそっちに寄せるのは理解するが、「The Salt of the Earth」で良かったかな。 個人的にはね。 邦題の様な甘ったるい内容では無い。 報道写真家だからね。 有名になり内容も過激になってくる。 美しいモノクロームとは言えども死体を見たい訳ではないが、創世にテーマを変えた写真には美しさはあるが、なんか物足りた
白は印刷出来ない。 当たり前のことだけど言葉を聞いてハッとした。 シアン、マゼンタ、イエローを混ぜると黒に近づくので白は作れないし、うちのプリンターには白色インクは入ってない。 白色は印刷できないので、紙の色がそのままハイライトに反映される。 そんな所に注目して色々な紙を使ってみた。 パールが入った紙や、光沢のないコットン紙などを試す。 どれが良いかではなく、それぞれの感想を言葉にしてみる。 余白の白色や手触りなんかも含めて観ているうちに、料理と器の組み合わせみたいだなと
報道写真家 ロバート・キャパを有名にした一枚の写真の謎を追ったノンフィクション。 深夜特急の沢木耕太郎さんの本です。 面白かった。 写真に付けられたキャプションによって真実は歪められた。 そう思っている。 キャパはそれに同調しただけ。 写真だけでは、兵士を誰が撃ったかわからないし、死んだかどうかもわからない。 前後を切り取った言葉みたいだなと思う。 そもそも、写真は瞬間を切り取ったものだから仕方がないね。 小説では、一枚の写真の前後を丹念に検証しながら補完した。
ポートレートではじめて瞳AFを使ってみた。 便利だね。 ずっとMFレンズ使ってきたから、あんまり信用してなかったのだけれども、結果は思ったより良かった。 失敗しない。 しかしオートフォーカスは、ファインダーを見ながらフォーカスリングを左右に回すだけの操作を複雑にしてるのも事実だね。 モードだけでもシングル、コンティニュアス、DMFなどがあり、エリアにはスポット、トラッキング、ワイド、ゾーン、中央、瞳。 こんなにも設定が多い。 昔やっていた中央で合わせてズラすみたい
最近ニュースで、フイルムカメラを使う若者が増えたというのを見た。 その話題で最も驚いたのが、写真は画像ファイル(Jpeg)に変換し、ネガは要らないと言うらしい。 そんな私もネガを活用しているかと聞かれると、タンスの奥に保管しているだけなので気持ちは判らなくもないが、やっぱりネガが原本と言う感覚が残る。 その次に頭に浮かんだのが、Jpeg撮って出し。 フイルムで言うネガは要らないと言う感覚と同じなのかな。 私はRAWとネガは同じ感覚で捉えてるが、デジタル世代はその考え方すら
映画を観て安心した。 最近、スナップ写真を撮ることを芸術的に表現をする方が増えている気がしたので、そっちじゃなくて安心した感じかな。 Saul Leiterは、写真は芸術に値すると言っていましたが、自身の事となると控えめでしたね。 自虐的に雨粒が好きなんだとも(笑) 撮影スタイルは、お散歩しながら気になったものを撮る。 そんな感じだね。 当時は知らんけど、映画の中では、どう見ても撮られてる相手は気が付いてて、無視してる感じだね。 さすがNYC。 写真を撮った後に
仕事では、報告書作成でAIを活用している。 誤字脱字が無くなるし、自分だけでは出てこない言葉の言い回しに非常に助かっている。 AIは、写真の世界では敬遠されがちではあるが、LightroomのAIも使い方によってはかなり強力なツールだと思う。 例えば、ISO感度の問題でノイズがのりまくった写真。 ノイズ軽減機能を使うと、AIが自然にノイズを消してくれる。 まぁ最近のデジカメならISOを上げてもノイズは少ないけどね。 カラースプラッシュ作成でマスクする場合も、AIがマスク
とてもカメラっぽいカメラです。 カメラなので当たり前の様な気がしますが、コンパクトカメラってファインダーがなかったり、ちょっと奇抜なデザインだったりしますが、RX100M3はカメラをそのままコンパクトにした感じなのです。 ちなみにファインダーが付いたのはRX100M3からです。 RICOH GRIIIxも持っていますが、RX100M3の方が撮っている姿が良いね。 コントロールリングがポイント。 RX100M3のコントロールリングは、フォーカスリング、絞り、ズームなどの操作
最近、古い写真集(アートブック)にハマっていたので、色々な写真家に感化されていると自分でも感じる。 特に表現方法については、観て学ぶしかないと思ってる。私はね。 この写真は、あの写真家のパクリだとか、言っていただけると、それはそれで楽しい。 もちろん、本家には足元にも及ばないのですが・・・
空を撮っていますか。 何処にいても撮れる空。 良い天気で撮った時に限って現れるのは、カメラセンサーのゴミとかチリです。 普段から屋外でレンズ交換はしないし、レンズ交換時は、室内でホコリが入らない様に注意を払っています。 そんな私に新たな試練。 カメラSONY NEX-7のセンサー中央下くらいに角度を変えるとやっと見えるくらいの小さな点を発見。 これをスワブで拭くが困ったことに取れない。 「ローパスフィルター内のチリ」 カメラのセンサーは剥き出しになっている訳ではなく
franco fontanaさんが写真撮影している所をYouTube動画で観た。 Canonのカメラに望遠レンズを付けて風景写真を撮っていた。 白いレンズだったので200mmはあるかと思われる。 風景写真は、「ダイナミックにパースを活かして広角レンズで撮る」という常識みたいなものに囚われすぎてたと動画を観ながら思った。 franco fontanaさんの写真は、広大な風景から1本の樹や、色彩を切り取る作風です。 そもそも、写っている所が何処であるか、何であるかは関係ない感
カラーグレーディング 最近、少しハマっている。 色々やってみて思うのは、イメージした雰囲気を作り出す楽しさがあるね。 ただし、やり過ぎは厳禁。 私的にはファンタジーの一歩手前、ノスタルジーの一歩手前くらいで止めたい。 要するに、現実味が無くならないくらいの所と言うべきか。 これが案外難しくて、実際は盛り過ぎてしまう訳よ。 なので、最近はこんな事を考えながら調整している。 空気に色をつける。 決まったと思いつつ、「空気までも写す」のパクリ気味なのがZEISS好きには
SONY α7R IIが買い時。 そんなLINEを親友からもらい、 α7R IIを調べてみた。 親友が言うには、以下の様な話である。 【買い時理由】 当時40万以上してたカメラが10万円前半 4240万画素フルサイズで、今のカメラにも引けを取らない 動画機能は要らないし、オートフォーカスも十分 確かに調べてみると、安くなってる。 2024年3月現在の中古相場は7万円~12万円ほど。 カメラのキタムラでお気に入り登録しているのですが、ほぼ毎週くらい新着中古の通知が来
デジタルになって、写真の消費が早くなっている気がする。 ついでに、音楽もサブスクで同じように感じる。 スマホで気軽に見れたり、聴けたりする分、流れていくだけ。 次から次へと。 気に入った写真を飾る、気に入った音楽を何回も聴く。 そんな当たり前だったことが、変わってしまったと感じる。 前のプリンターを捨ててから、そんなことを考えはじめ、新しいプリンターを買った。 紙に写真を印刷する。 色々な角度で見たり、手でトリミングしてみたり、朝の光で見たり。 ゆっくり写真を楽
誕生日プレゼント。 遠くに住んでいる親友から誕生日プレゼントが送られて来た。 箱には、Lomo LC-A+やフイルムなどが沢山入っていた。 とても楽しい。 箱に入っている緩衝材のわら半紙に何やら印刷されている!? 印刷されているのは、ストリートスナップ。 一枚一枚違う写真が印刷されている。 よく見ると、それが作品になっている模様。 シワクチャなんだど、それもまた良し。 「ストリートの写真をストリートに帰す」そんな感じがとても良いね。 カッコイイ。 Thanks