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移住と転職の共通点とは?


今年に入って、何かと目にすることの多い「移住失敗」の記事。


数日前は、ある移住の受け入れ先が移住者に要望を出し、それについて色々な意見が飛び交っているようです。


私自身、(ど)田舎の出身なので、田舎ならではの決まりや風習に子供の頃から触れてきました。


田舎と地方都市に両方住んだ事のある身としては、受け入れ側、移住者側の両方の気持ちが理解できます。


そして、この移住関連の記事を読んでいて、気づいた事がありました。


それは、



移住と転職には共通点がある


という事でした。



移住と転職の共通点


あくまで私の個人的な意見ですが…移住も転職も、「郷に入れば郷に従え」という圧力は、少なからずあるものだと感じます。


ただその圧力は、必ずしも悪いものでは無い気がします。


その郷に従おうとするからこそ、いち早く新しい環境に馴染める可能性もあるからです。


ですが、これって曖昧過ぎて、「じゃあ結局、どんな行動が良いの?」「早く自分の力を発揮したいんだけど。」という気持ちの方も少なくないと思います。


田舎と地方都市、そして、転職数回の経験から受け入れる側と受け入れられる側。
両方を経験した身として、移住にも転職にもある具体的な共通点は、2つあると思います。


それは、


その①歓迎はするけどルールは守って欲しい(受け入れ側)

その②中途はいつまでも中途説(移住者・転職者側)


ということです。


その①歓迎はするけどルールは守って欲しい(受け入れ側)



受け入れ先の土地(職場)には、その場所ならではの歴史と常識があります。移住者側(転職者側)のやり方が、どんなに効率的で合理的なものでも、受け入れ側には非常識と感じられる事があります。



一定の場所で作られてきた常識、習慣は、簡単には変わりません。
新しく入ってきた方は歓迎はするけど、好き放題されても困る、という気持ちは、受け入れ側に少なからずあると思います。



私も転職者を受け入れた側の時は、この感情がありました。
好きなようにやってほしいけど、最低限、マニュアルに沿った働き方をまずはしてほしい。
そんな気持ちがありました。



移住者側(転職者側)は、最初から自分のやり方ばかり通そうとせずに、納得できない事があっても、少しでも協力できそうな方法を考えて行動するのが良いと思います。
早く新しい場所に馴染みたいなら、なおさらです。



時間はかかると思いますが、少しでも協力する姿勢を見せていたら…自分のやりたい事が出来るチャンスが徐々にやってきます。
その事に気づいたのは、転職して4年目を迎えた時でした。



つまり、3年間は、ほとんど受け入れ側に合わせてきたようなものです。
時には納得できない事もありましたが、自分が働きやすく(居心地よく)なるためには、あの時転職先に合わせてやってきて良かったなと今でも思います。


その②中途はいつまでも中途説(移住者・転職者側)



その場所で生まれ育った(新卒で入社)した人は、当たり前かもしれませんが、その場所の人たちからとても大切にされます。仲間という感じでしょうか。



ですが、例えば地元以外で生まれ育った人が移住(中途採用)の場合、最初は異物扱いされるかも、と覚悟しておくのが良いと思います。
私は一度目の転職の時、この「異物扱い」をひしひしと感じました…。



逆に私が受け入れ側の時もそうだったのですが、中途採用の人に対して、心の中で自然と評価をしてしまうんです。


元々同じ場所で育った移住者(新卒で入社)なら、「うちの考えを理解してくれるだろう。」という気持ちは少なからずあると思います。



ですが、他県(中途採用)から来た人には、自分たちの常識が通じない可能性もあります。
名前と外見以外ほぼ情報がない状態で、親切に接してくれる方ももちろんいるとは思いますが、「自分たちの常識が変わってしまうかも。」そんな危機感からか、半信半疑で接してくる方も、中にはいます。


そして、いつまでも「外部から来た人」というイメージを持たれてしまう場合があります。このイメージは、職場の例だと


・少人数
・職員の9割が新卒で入社


このような職場の場合、特にそういったイメージをいつまでも持たれる可能性があります。
逆に、


・大人数
・職員の4割は新卒、6割が中途採用


のような職場だと、「外部から来た人」というイメージは、むしろ良い印象を持たれやすく、マイナスに思われない可能性が高くなります。
転職者の占める割合が多いと、多くの考えや価値観に触れる可能性も高くなりますよね。


ただ、どちらにしても、最初の内は「中途は中途(移住者は移住者)」と思われる覚悟をしておきましょう。
職場、移住先の状況にもよりますが、今後一生そういった見方をされる可能性もあります。



リタイアしないために



移住も転職も、労力と時間、お金がかかっています。
せっかくの挑戦、出来れば、無駄にしたくないですよね。



早期にリタイアしないために、出来る事は


・何事も長い時間が必要と覚悟する
・最初の半年間は、相手側に合わせる覚悟をする


もう、憧れよりも、覚悟。腹をくくって移住(転職)する事が一番大切だと思います。


根性論みたいになってしまいましたが(笑)


ただ、移住も転職も、憧れ3割、覚悟7割くらいの方が、後々生きやすくなるのでは?と思います。



覚悟、予想通りにならない事の方が多い…そのようにイメージしておくと、予想外の事が起こっても、「あ、予想通りだな。」となりますよね。


過度に期待せず、

「おそらく予想通りにはならないけど、ちょっとでも予想が当たっていたらラッキー」

くらいに考えて、行動に移すのが良いと思います。


何事ものんびり、一歩一歩着実に、がおススメです(^^)


終わりに


今日は、移住と転職の共通点というテーマで記事を書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!





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