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早く逃げてどんどん試す~山口周著、ニュータイプの時代がすごかった~


はじめに


先日、ある本を読みました。


山口周著、ニュータイプの時代。新時代を生き抜く24に思考・行動様式



この本、私の様な、転職や住む場所、今後の生き方を模索している人にとって、大変良著でした。


この記事では、この本のここが凄い!と思ったところを、自身の体験を交えながらまとめてみました。



ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!



ニュータイプの時代=令和の時代を表す本



俗に新人と呼ばれる社会人1~3年目の人に対して、


「最近の子は根性が無い、すぐ辞める。」

「すぐ辞めるから期待していない。」



といった感情を抱く方も少なくないと思います。


昭和、平成は終身雇用、年功序列が当たり前。


頑張れば頑張る分だけ、報酬が保証されていたんですね。




ですが、今はどうでしょうか。


いくら頑張っても昇給は年数千円(もしくは無し)、物価と社会保険料は上がるのに基本給は上がらない、仕事はどんどん複雑化していく…。


お金の話ばかり書きましたが、このような状況で、少しでもポジティブな側面を見つけ、何年も同じ会社で働くことは、強靭なメンタルやタフさがなければ難しいでしょう。


少しずつ転職が当たり前、という風潮になってきていますが、まだまだ、同じ会社に何年も勤める、結婚して家を建てて子供が出来る、という典型的な家族像が求められています。


仕事で出逢う人たち、職場の人の何気ない一言で、


「ああ、スタンダードはまだこれなんだ」


と、何とも言えない気分になります。



自信の体験と照らし合わせる



私は今年に入って、転職を3回も経験しています。


短期離職をした時は、「打たれ弱い」「適応できない」と自分を責めていました。


今までの、周りが求めるスタンダード、自分が求めるスタンダードに、縛られていたんですよね。


そのため、マイノリティである自分の判断に自信が持てなかったんです。


頭の中では、終身雇用とか、長く勤めるとかが良いわけではない、逃げる事は大事!と分かっていても、金銭的な事や、履歴書に傷がつくことを考えると、やはり後悔、不安はつきまといました。


ですが、本著(ニュータイプの時代)では、


「どんどん試す」

「合わなければ早めにやめる」


事がニュータイプとして推奨されています。


もちろん、すぐにやめるのではなく、自分が色々試してみてそれでも納得がいかなければやめる、事が推奨されています。


正直、この本を読んで以降、過去の自分の選択に自信が持てるようになりました。


「飽きっぽくて、早めに見切りをつけて辞めてよかった!」と(笑)


また、本著では、定住よりも、物を少なくして定住しない生き方も推奨されています。


似ているかは分かりませんが、今はバンライフで日本中を旅して、拠点を変えながら生活している方など、様々な生活形態がありますよね。





私自身、移住を考えているとも書きましたが、この記事に関して多くの方は、


「旦那の実家が近いんだし、安定した職について家を建ててもいいんじゃない?」


と考えると思います。



なぜ私は、これまでのスタンダードの考えに乗らないのか。


それは、性格が飽きっぽいこと(笑)と、必ずしも定住が幸せとは限らない、と考えているからです。


私は既に、母親を亡くしています。



明日病気で入院するかもしれないし、命に関わる出来事があるかもしれない。


元々計画を立てて行動する事が大好きな自分でしたが、母の闘病、亡くした経験、自身も体調を崩し離職した経験から、今この瞬間を満足いくように生きたいと、強く思うようになりました。


そのため、結婚した今でも、夫とは定期的に話し合いながら、転職や移住を考える生活は続いています。


転職の回数が多い事にに関して、世間の反応は


「長く勤めて欲しい」

「すぐ辞めるんだろうな」


と、今はデメリットの方が多いと思いますが、そのような反応も少しずつ変わっていくのだと思います。


ゆとり世代は、時代の変化を一番経験した時代



私は世代的にはゆとり世代、つまり、小さな頃から欲しいものはある程度買ってもらえたけど、まだまだ昭和の常識(我慢が美徳、石の上にも3年)が残っている時代に育ちました。


運動会では組体操もやったし、忘れ物をしたら怒鳴られるし、大声で怒られるのが普通。


耐えてナンボの世界でした。


今はその風潮が無くなってきており、その変化を新卒~中堅時代に経験したのが平成生まれ、ゆとり世代と言えるでしょう。


この30年間の時代の流れを、学生、社会人で経験できたことは大きいです。





新人教育や自身の就活で、当時は頭を悩ませていました。


でも、それは、従来の方法(根性論や長く勤めて欲しいこと)に対して、自分自身が悩んでいたから。


変えようと思っても、従来の方法と比べて怖かったから、悩んで葛藤していたのだと思います。



SNSの発達、仕事の複雑化など、大変な事も多い現代ですが、これから、どんどん良い時代になっていくだろうな…と、ゆとり世代は思います(笑)


終わりに



今日は、早めに逃げて、どんどん試す!というテーマで、山口周さんの著書と自身の体験をもとに記事を書きました。


これを機に、山口周さんの著書に興味を持ちました。


そして、綿密な計画を立てて挑戦する事も大切ですが、転職、移住、失敗する時は失敗します。



転職だって、移住だって、実際試してみないと分からないんです。
絶対はありません。


計画も耐え抜くことも余り重視せず、どんどんいろんな世界を体験する、これが令和のスタンダードになると良いなと思います。


以前、転職回数についての記事を書いているので、こちらも読んでいただけると嬉しいです♪



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!

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