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通勤通学時間に読みたいおすすめエッセイ本10選【エッセー】

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通勤通学時間にいつもSNSを見たり、音楽を聴いたりしているが、せっかくなら読書をしようと考えたことはありませんか。

通勤通学中の読書には小説や学術書ではなく、短時間で読めるエッセイ本がおすすめです。特に読書をする習慣がない人は、難しい本や長編小説だと挫折してしまうので、エッセイから活字になれるのがいいと思います。

学生時代、僕は朝礼の前に10分間読書をする朝読書の時間にエッセイ本を読んで、それからエッセイにハマったので、僕が読んだ中でおすすめのエッセイを10冊紹介します。


おすすめのエッセイ本10選


生きていてもいいかしら日記/北大路公子(PHP文芸文庫)

40代、独身。好きなもの、昼酒。座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。“いいとこなし”に見えるけれど、なぜかおかしいキミコの日々。「結婚しないの?」と聞かれた時の答え方、圧力鍋との15年戦争、父のゴミ分別の不可解なルール、朝はなぜ眠いのかについての考察など、日常の出来事に無駄な妄想で切り込んでいく。読んでも何の役にも立たないけれど、思わず笑いがこみあげて、不思議と元気が出てくるエッセイ集。解説の恩田陸さんも「この人に一生ついていくと決めました」と絶賛。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-67840-5

北大路公子さんは僕の一番好きなエッセイ作家です。

まるでうつ病患者が書いたようなタイトルですが、内容はくすっと笑えて疲れが吹っ飛ぶエッセイ集です。

僕が読んできたエッセイ本でこの本が一番おすすめ。落ち込んでいる日でもベッドでこの本を読めば、また明日からも頑張ろうと思えます。




苦手図鑑/北大路公子(角川文庫)

読むとどうでもいい気分になって酒でも飲んで眠りたくなる、脱力系エッセイ集。
居酒屋の店内で迷子になり、電話でカジュアルに300万の借金を申し込まれ、ゴミ分別の複雑さに途方に暮れる……。
キミコさん(趣味・昼酒)の「苦手」に溢れた日常を、無駄に繊細な筆致で描きます。
文庫書き下ろし有り。

https://www.kadokawa.co.jp/product/321604000169/

座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。そんな著者がぐうたらな日常を面白おかしく描く。

『生きていてもいいかしら日記』と同じで憂鬱な朝に是非読みたい一冊。



ぐうたら旅日記恐山・知床をゆく/北大路公子(PHP文芸文庫)

「旅は嫌いだ。とにかく面倒だ」というキミコが、恐山を二度も訪ねた理由とは? 四時間並んでしみじみわかったイタコの口寄せの全貌とは? 知床や網走の秘境ではしゃぐ男女にかけた呪いとは? 北のパワースポットで妄想を膨らませつつ、暇さえあれば飲んでばかりの珍道中に思わず笑いが込み上げる。摩訶不思議な掌編小説「ぐうたら夜話」五編も収録。著者撮影の写真入り旅エッセイ、待望の文庫化!

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-76576-1

旅行嫌いによる旅行記という珍しい一冊。

助手席で朝から酒を飲み、著者は友人たちと恐山知床に行く。タイトル通りまじめな旅行記は期待できません。でもくすっと笑ってしまうエピソード多数。



完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭(角川文庫)

単行本未収録連載100ページ以上! 雑誌『ダ・ヴィンチ』読者支持第一位となったオードリー若林の「社会人」シリーズ、完全版となって文庫化! 彼が抱える社会との違和感、自意識との戦いの行方は……?

https://www.kadokawa.co.jp/product/321510000058/

ネガティブな著者が抱える自意識過剰ともいえる悩みの数々。

こじらせてるなーといったエピソードや共感できる悩みのエッセイが詰まった一冊。人生に悩んでいる人ほど読んでほしいです。



太陽と乙女/森見登美彦(新潮文庫)

登美彦氏はかくもぐるぐるし続けてきた! 影響を受けた本・映画から、京都や奈良のお気に入りスポット、まさかの富士登山体験談、小説の創作裏話まで、大ボリュームの全90篇。台湾の雑誌で連載された「空転小説家」や、門外不出(!?)の秘蔵日記を公開した特別書下ろしも収録。寝る前のお供にも最適な、ファン必携の一冊。

https://www.shinchosha.co.jp/book/464505/

『夜は短し歩けよ乙女』が好きな人は必読。

様々な話が収録されている本書の中で、『太陽の塔』でデビューするまでの苦悩が印象的でした。

幼少期の話から、小説が書けなくなった時の話まで、500ページでたっぷり森見登美彦さんのエッセイを楽しむことができます。

遠い太鼓/村上春樹(講談社文庫)

る朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。その音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ――。40歳になろうとしていた著者は、ある思いに駆られて日本を後にし、ギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を書き上げ、作家としての転換期となった、三年間の異国生活のスケッチブック。
ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。――その音にさそわれて僕はギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。1986年秋から1989年秋まで3年間をつづる新しいかたちの旅行記。

『遠い太鼓』(村上 春樹):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)

日本はバブル景気の時代。著者が騒がしい日本を離れてヨーロッパで執筆をしていた頃の日記的なエッセイ。

著者は1日に原稿用紙10枚分を執筆し、それが終わればランニングをする。そんな規則的な執筆スタイルも垣間見ることができます。

僕は著者の小説よりもエッセイが好きです。


職業としての小説家/村上春樹(新潮文庫)

「村上春樹」は小説家としてどう歩んで来たか――作家デビューから現在までの軌跡、長編小説の書き方や文章を書き続ける姿勢などを、著者自身が豊富な具体例とエピソードを交えて語り尽くす。文学賞について、オリジナリティーとは何か、学校について、海外で翻訳されること、河合隼雄氏との出会い……読者の心の壁に新しい窓を開け、新鮮な空気を吹き込んできた作家の稀有な一冊。

『職業としての小説家』 村上春樹 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

この本は、小説家を目指している人に特に読んでほしい本です。

村上春樹は29歳の時に、小説を書きたいと思い立ち、どうやって執筆スタイルを確立したのかを学ぶことができます。

著者は、執筆に慣れていない頃、英文タイプライターを使い英語で書いて、それを移植に近い形で翻訳するという書き方で小説を書いていたらしい。



古本大全/岡崎武志(ちくま文庫)

買って、読んで、書いてきた。ライター、書評家として、四半世紀分の古本仕事の集大成。古本屋のお作法と流儀。ブックオフやネット販売の登場、女子の古本屋、中央線新世代古本屋の活躍、そして、突然のコロナ騒動まで。古本を愛しすぎる著者だからこそ書ける業界の変化と動向のあれこれ。出版コラム「愛書狂」など単行本未収録原稿も多数収録した文庫オリジナルのベスト・オブ・古本エッセイ集。

筑摩書房 古本大全 / 岡崎 武志 著 (chikumashobo.co.jp)

ついつい積読になってしまうほど、本や古本を買う人におすすめ。

少しでも古本の泥沼に足を濡らした者になら、ぜったいに吐けっこないのが、この「買った本は全部読むのか」というせりふだ。

この一節を読んだだけで、買ってよかったなと思いました。僕も積読が100冊近くあるので、著者のエッセイには共感しまくりでした。



そして生活はつづく/星野源(文春文庫)

俳優で音楽家、星野源はじめてのエッセイ集
携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう! 音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。俳優・きたろうとの文庫版特別対談「く…そして生活はつづく」も収録。

文春文庫『そして生活はつづく』星野源 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS (bunshun.jp)

音楽やドラマでは見れない星野源の一面が見れるエッセイ。

洗面台をビシャビシャにしたり料金の支払いが遅れたりと、おっちょこちょいの著者の生活を覗き見ることができる。



よみがえる変態/星野源(文春文庫)

とある人間が死の淵から帰ってきた。
――ただいま!!
エロも哲学も垣根なく綴った怒涛の3年間。
アルバム制作やライブ、ドラマ撮影に執筆。
やりたかったことは次々と仕事になったが、片時も休まる暇がない。
自分がなりたいと思う姿を追いかけるほどに消耗していく中、
突然の病に襲われた。
……まだ死ねない。
これから飛び上がるほど嬉しいことが起こるはずなんだ。
死の淵から蘇った3年間をエロも哲学も垣根なしに綴る。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167913557

くも膜下出血で倒れた著者のエッセイ集。

入院中の話が盛りだくさん。痛々しい描写も多い。


まとめ

以上「通勤通学時間に読みたいおすすめエッセイ本10選」でした。

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