見出し画像

【短編】サークル・オブ・フェアリー採用型六花

こんにちは、黒蜜猫です。

今回のnoteでは、4月に開催された1か月間のチーム戦リーグ【🚀ⅽup】で優勝することができた“オブフェアリ型六花”の紹介をします。



1.レシピ紹介

改めて今回使用したレシピです。
六花の展開方法につきましては新テーマ【蕾禍】を絡めた構築で展開パターンを紹介予定です。
今回はサークル・オブ・フェアリーギミックに重点を置いて解説していきます。

キーカード

《サークル・オブ・フェアリー》

タイトルにも含まれているメインカードです。
ざっくり効果を説明しますと「召喚権を増やす永続効果」「戦闘で破壊されたモンスターの攻撃力の半分の数値のバーンとライフ回復」です。
あまり見る機会が少ないモンスターですが、実は海外構築では割とメジャーです。(そもそも六花が日本で少ない…)
まず注目していただきたいのが、①の効果。このカードを採用する一番の目的はここに詰まっています。
では、何を召喚権を増やしてまで出すのか…

みんなのアイドルサボウ・クローザーです。

テキストはシンプル、特殊召喚封じです。
通常聖天六花でこのカードを出すには召喚権を残す必要があり、基本的には上振れムーブ(1枚初動)ですが、フェアリーを採用することで召喚権を切った状態でも出せるようになるのがポイントです。

《バラガール》

このカードも見たのが初めての方が多いと思いますが、フェアリーギミックの重要なカードです。
聖天六花は基本的にリンクとエクシーズで制圧するため、シンクロギミックを絡めるのが困難ですが、このカードは潤滑油としてかなり優秀な役割を果たします。
ポイントは①の効果、とても緩い条件で特殊召喚が可能です。そしてこのモンスターはチューナーを持っています。
フェアリーを出すときには《バラガール》《レベル4》で出すことが多いです。
②の効果も非常に強力で、毎ターンコストとしての役割を果たせるため、《禁じられた一滴》や《ワンフォーワン》とも相性抜群です。

2.展開・利点

展開方法


それではフェアリーを使用した展開を紹介します。

《聖種の地霊》1枚からいつものドラリンムーブで《バラガール》を手札に加えます。

次に、ジャスミンでひとひらをリクルートします。
この効果処理後にバラガールの特殊召喚条件を満たすため、手札から特殊召喚します。
次にひとひらでサーチした《六花精ボタン》の効果を使用し、《六花来々》をサーチ、そのまま《六花絢爛》をセットします。
その後、絢爛でもう片方のリンクモンスターをリリースしながら発動し、《サボウ・クローザー》《六花のしらひめ》をサーチします。

その後、《六花のしらひめ》と《バラガール》で《サークル・オブ・フェアリー》をS召喚し、増えた召喚権で《サボウ・クローザー》を召喚します。

最終盤面
《六花来々》+《六花のしらひめ》+《サボウ・クローザー》+戦闘耐性

妨害としては無効1回+除去と特殊召喚ロックとシンプルですが、戦闘耐性に加え効果無効もあり想像以上に強固な盤面です。
基本的には先行サイチェンでこのプランを取り入れてましたが、メイン戦でも十分に活躍が期待できます。
また、しらひめの妨害をベンガランゼスに変更することも可能です。

このギミックを採用した理由

①安定した特殊召喚ロック
このギミックの一番の利点です。
《スネークアイ》《イグニスター》《超重武者》といった展開系デッキがトーナメントに多く進出していたため、これらの対面に対して安定して先行で圧をかけていけます。ですがこれらのデッキにも主要ギミックで《サボウ・クローザー》を突破する方法が存在します。しかし、そこで活躍するのが戦闘耐性としらひめの効果無効です。

《超重武者》

このカードは守備表示のまま攻撃が可能な下級モンスターであると同時に、1800打点で《サボウ・クローザー》と相打ちを取ることが可能です。
しかし、戦闘耐性のおかげで突破は出来ませんし、守備表示に変更する効果が発動するタイミングでしらひめ+来々で除去することも可能です。また、デッキの性質上魔法・罠による捲り札の採用は現実的でないため、基本的な構築では突破は不可能です。

《スネークアイ》

基本的にはこの2つが回答になります。
神殿に関しては戦闘耐性でOKですが、《反逆の罪宝スネークアイ》はこの盤面で対処ができません。
しかし、これらのギミックにアクセスするには素引きを除けば《蛇眼の炎燐》でサーチをするのが基本です。このサーチ効果をしらひめによって無効化することで、回答へのアクセスを止めることが可能となります。

《イグニスター》

イッ、イグ…(無知すぎて分かりませんでした)

《その他ミッド》

十二獣や烙印、スケアクローがいました

②優秀な効果と弱点のカバー
サボウクローザーを出すにあたっての最大の弱点、それは手札誘発のセットです。意外にも特殊召喚ロックをしたはいいものの、誘発をセットされてその間に回答を引かれるパターンも少なくはありません。特に来々が除去された場合にこのケースに陥りやすいです。
また、来々があっても絢爛でリリースできないなんて事もまれにあります。しかし、フェアリーがいることでこの詰みパターンになるリスクを抑えられます(まぁ、まれなケースの話です)
効果に関してもメリットは大きいです。

②:自分の昆虫族・植物族モンスターの戦闘でモンスターが破壊され墓地へ送られた時、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える。その後、与えたダメージの数値分だけ自分のLPを回復する。

実は召喚権を増やす以外にもこちらの効果を利用することがあります。
バーン効果はET、EDに入った際には回復も含めて相手とのライフ差を大きく広げることが可能ですし、このモンスターで戦闘破壊をする必要がないのも利点です。
また、回復することで《アロマセラフィージャスミン》のサーチ効果を起動でき、《聖天樹の幼精》で特攻するムーブと同じ役割を果たせます。

③接触ケア?
あまり意識はしていませんが、分布が多かったためサイドからの採用が十分に考えられました。そのため、ボタン+ヴェーラーで出すことも視野に入れていました。

最後に

今回の大会では残念ながら披露する機会はありませんでしたが、非常に利点も多く、面白いギミックだなと感じました。
また、これからも六花の研究を続け大会実績を伸ばしていきます。

ここまでご覧くださり誠にありがとうございます。

また、🚀cupの運営をしてくださった方々や優勝に導いてくれたチームの皆様、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?