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あまりん ~いちごテイスティング 3~

今日は、一人でどこかに行けるお休みなのに、あいにくの雨。

しかも、朝から採血ということで、遠くに出かける時間もない。

しかたないので、近所(でもない)直売所に行って、何か特殊な食材でも探そうか、と、採血終わった直後に、出掛けた。

さて、そこで見つけたいくつかの食材は別のエントリに回すとして、今回のいちごテイスティングは、わが埼玉のブランド苺である「あまりん」である。

スーパーの高級品よりも若干、小ぶりただ、やはり香りがいい。

「あまりん」。スーパーでは1500円越えの、超高級品として売られている。イチゴで1500円?ヤバくね?と、思っていたら、若干小ぶりで、完熟で、たべごろギリギリかもと思われる「あまりん」が980円で売っていた。

この値上げのご時世に、イチゴ如きに1000円も出せるか、と一度は通過したものの、まあ、妻にバレンタインデーのつもりで「あまりん」購入もありか…と、思い直して、購入してみた。チョコだといつでも食えると思って放置するので、イチゴならきっとすぐに食べるだろう。

妻と子どもらには3粒、ということで、私はせっかくなので2粒をテイスティングすることにした。

全貌、ロールケーキのような香りがします

「おお……おお……」と遠峯一青のように言葉が漏れるくらい、香りが上品。ロールケーキです。ロールケーキの香り。あの、昔、ロールケーキの香りのついた消しゴムありましたが、あの香り。

今回、右列の上から2番目と4番目の個体を引き抜いて、テイスティングします。

全貌の上から二番目の個体が左、四番目の個体が右

艶めいています。この時点で、抑えられない食欲。11個1000円程だとすると、おおよそ一個100円弱。舐めんなって話ですよね。

テイスティングについては、残留ナンチャラはとりあえず気にせず、洗わずに一個。へたを取らずに洗って一個。というのも、洗うとどうも表面の香り成分まで流れてしまって、イマイチ香りを堪能できないとふんだからです。体をはるー。

左の個体の断面図

ジューシーです。果汁がペティナイフの一撃で、ジュっと零れだして、皿を濡らしました。おいおいさすがに1000円。色は比較的やや白い個体ではありましたが、前歯を果肉にスッと入れた途端に香る甘いイチゴロールケーキの香り!

酸味は穏やかで、果実味と甘みが、口のなかでほとばしります。確かに、これ一個でスイーツだわ・・・という感じが否めない。イナメナイ。

右の個体の断面図

中央にす?いやいや、そんなことはどうでもいいので、食味。かーっつ、美味い。このまま、全部食べちゃおうかなあ、と思うくらいの味わいです。直売所のアレでコレだろ?ちょっとヤバくね?と、一人心を躍らせ、今日は自慢げにデザートとして出してあげようと思いました。

「あまりん」は埼玉の交配品種で、「やよいひめ」(種親)と「ふくはる香」(花粉親)の交配だそうです。もうひとつ「かおりん」というのがあって、こっちは香りがもっと鮮烈だそうですが、ネーミングが埼玉クオリティ(QOS:Quality of Saitama)なのがちょっと気になるところ(笑)。まあ、「栄一くん」とかじゃなくて、県民としてはホッとしています。落語家の林家たい平師匠が名付け親らしいですが、笑点、もっと頑張ってくださいよ(すみません)。

みんな埼玉に来たら、「あまりん」食べてみてよ。





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