関山 善博

3つやってます。 (株)SOCO https://soco.tokyo/ (株)檸…

関山 善博

3つやってます。 (株)SOCO https://soco.tokyo/ (株)檸檬 https://nnn-shisha.com/ (株)Suns https://nuu.hair/ 全コンテンツはフィクションとしてお楽しみください。 お問い合わせはinsta DMまで

最近の記事

シェアサロン経営のはじめかた 【その7.】1年の結果とその先へ

利用者獲得のための様々なトライ&エラーを繰り返すうちに、徐々に結果が出てきた。 nuu femの1年間の利用者数の推移は以下のとおり。 スタート時点で1名だった利用者が9ヶ月後には18名となりほぼ満員に。 nuuとnuu femに1年間で見学に来てくれた方々は70名以上。 そのうち37%にあたる26名の方が利用を開始。 オープンから1年間の売り上げ推移表がこちら。 上原1人でスタートしたnuu fem。 初月の売り上げは137万円。 色々な試みを進めていくうちに徐々に増

    • シェアサロン経営のはじめかた 【その6.】 「想い」を伝える

      前回のつづき。 「わたしたちが提供したいのは場所ではなくライフスタイル」 nuuのコンセプトが固まった。 このコンセプトを元に、伝えたいイメージをカタチにしたのが以下の広告クリエイティブ。 実はこのような世界観推しの広告はCPC(コストパークリック=クリック単価)が高い傾向にある。 つまり、コスパが良くない。 逆に「80%還元!」や「稼げる!!!」などのわかりやすい文字が踊っている広告の方がクリック単価が安い。 直接的な表現の方が人はクリックしたくなるのだ。 CP

      • シェアサロン経営のはじめかた 【その5.】 nuuのブランドポジショニング戦略

        前回の続き。 差別化戦略において、nuuが訴求すべき価値は「場所」ではないのではないか? そんな仮説を立ててみた。 だとしたら何を提供価値として定義すべきだろうか。 経営コンサルタントの山口周氏が提唱したマトリクスでこんな2×2がある。 縦軸に役に立つ・立たない、横軸に意味が弱い・強いの2軸。 これだけだと何のことやらさっぱりわからないので実存する企業でポジションを置いてみよう。 この2×2上でトヨタや日産は「意味が弱く」「役に立つ」ジャンルに属している。 一方メル

        • シェアサロン経営のはじめかた 【その4.】 短期間で売上を5倍にする。

          勢いよく2店舗目を出店したものの、出だしから焦燥感が漂う。 私は緻密な計画を立てられない人間で、始めてみた後に後悔する事が今までもたくさんあった。 なのになぜ学ぼうとしないのか。それは何かを経験してきたつもりで何も理解していなかったからかもしれない。 逆に、後悔から学ばないからこそ無邪気に新しいことを始められる勢いとアホさがあるとも言える。 新しい事業をスタートすると強い負荷がかかることはわかりきっているのだから適切に学べる人間であれば何度もやろうなんて思わない。 学

        シェアサロン経営のはじめかた 【その7.】1年の結果とその先へ

          シェアサロン経営のはじめかた 【その3.】 フタを開けてみると。

          「日本初、女性専用シェアサロンnuu」2022年、7月19日オープン。 オープンといっても大々的に告知したわけではなく、グループ内ベンチャーとしてひっそり出航した。 最初は、上原を含む自社内スピンオフスタイリスト3名でのオープン。 売上のあるスタイリストばかりだったので「ゆっくり業績を伸ばしていければいいかな」そんな船出になる予定だった。 HPは私のデザイン。 実装は学生時代からの友人である塩入くんに発注。 トップビジュアルは上原にヘアメイクをやってもらった。 集客方

          シェアサロン経営のはじめかた 【その3.】 フタを開けてみると。

          シェアサロン経営のはじめかた 【その2.】 競合を出し抜くためのコンセプトづくり。

          2022年5月。 どんなシェアサロンにするのか? 私と上原のコンセプトづくりがスタートした。 とはいえ、シェアサロンを作ったことがないので、何から手をつけていいのかわからないことばかり。 そんな中、なんとなく見えていた方向性は 「上原が理想とするシェアサロンの中に答えがありそう」 ということ。 そこで「どんなサロンにしたいのか?」のイメージを彼女に聞いてみることに。 対話の中で見えてきた「理想とするシェアサロン」は以下のようなものだった。 「女性専用シェアサロン

          シェアサロン経営のはじめかた 【その2.】 競合を出し抜くためのコンセプトづくり。

          シェアサロン経営のはじめかた 【その1.】 きっかけはスタッフの退社相談。

          はじめに、なぜ私がシェアサロンの経営を始めることになったのか。 その経緯からお伝えしようと思います。 シェアサロンを始めることになったきっかけは現nuu(株式会社suns)社長、上原(narumi)からのとある相談。 私が経営している雇用・教育サロンSOCO/AO/SUN/ACA(現在は SOCOとACAの2店舗)で数年働いてくれていた上原。 「ご相談があります」 ある日彼女から申し出があり、その言葉を聞いて私は心臓をギュッと掴まれるような感覚になった。 なぜなら、

          シェアサロン経営のはじめかた 【その1.】 きっかけはスタッフの退社相談。

          シェアサロン経営のはじめかた 【その0.】 ゼロスタートから年商1億までの記録

          はじめまして関山と申します。 本稿は、私が経営している女性専用シェアサロン「nuu」のオープンから現在までについての記録です。 タイトルにもあるとおり、nuuは開業から1年で年商9600万。昨年からフランチャイズの事業モデルを立ち上げ、全国展開を見据え運営しています。 「シェアサロン」というビジネスモデルと美容師のフリーランス化の流れについて私的に考察した記事はこちら⇩ 前提知識を深めたい方は併せて拝読ください。 本記事をご覧になっている方は美容師もしくは美容室関係者

          シェアサロン経営のはじめかた 【その0.】 ゼロスタートから年商1億までの記録

          美容室『新時代』

          「美容室新時代」 そう呼ぶにふさわしい時代に突入しようとしています。 はじめまして。(株)SOCO代表の関山です。 まずは自己紹介を簡単に。 美容室を経営している私の視点から、何が 「美容室新時代」 なのか? これについて考察し、解説していきます。 「シェアサロン」 昨今、このワードを耳にすることが多くなったのではないでしょうか? 「シェアサロン」 の登場をきっかけに業界が大きく変わろうとしています。 この変革のインパクトは、ホットペッパービューティーが登場した時の衝撃

          美容室『新時代』