FtXの僕/私
Sunです。
今回は、性自認について書いていきます。
僕はFtXです。
FtXとは、体は女性(Female)ですが、自認する性がXジェンダーであるということです。
Xジェンダーは、さらに、両性・中性・無性・流動性の4種類に分けることができます。
両性は、男性でもあり女性でもあると自認すること。
中性は、男性と女性の間だと自認すること。
無性は、男性でもなく女性でもないと自認すること。
流動性は、あるときは男性であると自認するが、またあるときは女性であると自認したり、どちらでもないと自認したりと、時と場合によって性自認が変わること。
※上記の4種類が一般的ですが、あくまで大きな分類に分けた場合の4種類ですので、全てのXジェンダーの人がこの4種類に分類できるというわけではないと思います。
※僕がこれまで学んだ知識と僕の解釈によって書いたものであり、間違いがあるかもしれません。
僕の場合はこのうちの中性かなと思っています。
以下の内容は、FtXの中性である方に全て当てはまるというわけではありません。
僕の場合はこうだ、ということです。
ひとつ強く言えることは、体は女性だけど、女の子なんだからもっと可愛い服を着た方がいい、などと言われるのがとても嫌いだということ。
僕は物心がついたときから、戦隊モノなど、一般的に男の子が好むと思われているものが好きで、好きな色は青。スカートよりズボンを履きたい、と思って生きてきました。
でも、決して自分は男だ、と思ったことはありません。
僕が今の性自認にたどり着いたのは、自分が他の人とは少し違うと気がついたからでした。
僕が、容姿を褒められるとき、嬉しい言葉は「かっこいい」です。
「可愛い」よりも「かっこいい」が嬉しい。
僕は、それまで、他の女子の友達も「かっこいい」と言われるのが嬉しいと思っていました。
でも、みんなは「可愛い」と言われたい、「可愛い」と言われるのを目指している、と知り、自分はみんなとはちょっと違うんだ、と思いました。
そこから、自分が何者なのかわからなくなっていきました。
僕は男ではない。でも、女性らしい体を世間に晒したくなく、衣服も髪型も男性のような容姿でいたい。
そこでたくさん悩み、いろいろ調べて行き着いたのが「X」という性でした。
人によっては、自分の性をラベリングされるのを好まない方もいるでしょう。
しかし、僕は、自分の性に名前が付いていることにとても安心しました。
この世の中には、自分と同じような人もいるんだということを実感できたからです。
ちゃんと整理すると、僕は、
・体は女性♀
・女子トイレに入るのも温泉で女湯に入るのも構わないけれど、日常生活で女性らしい体のラインを他人に見られるのはとても不快
・日常生活での一人称は「私」だけど、昔から「僕」と言ってみたかったのでここでの一人称は「僕」
・髪型や服装は男性のようでありたい
・「女らしさ」を出したくない(体つきも服装も)
今の時点ではっきりわかっているのはこんな感じです。
僕の性について、そしてXジェンダーという、男や女にとらわれないひとつの性のあり方について、少しでも知っていただけたら嬉しいです。
ここまでは結構重めの話になってしまいましたが、今後はもっと軽い日常についてなども書いていきたいと思います!
読んでくださってありがとうございました。
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