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ボードゲーム考察:コロナによって今後のボードゲーム業界はどうなるのか?その1

どうも、こんにちは。
Sunnyです。


今日も、思考を深めていきます。
「コロナによって今後のボードゲーム業界はどうなるのか?」その1


まえがき

なんで、こんなことを考えているかというと、シンプルに今後へ考えることが生き方にかかわってくるよなと思っているからです。
ボードゲームが好きで、今後も遊んでいきたいと考えていくと、どういう影響があるのかを考えることで、自分にとって、ないしは業界にとって健全な環境になればいいなと思ってます。

で、本職がオフィスデザインの仕事をしているので、まさにコロナの影響を受けておりまして、そこから派生した考えも多くあります。

考えていくと、働き方が変わるって、つまりは、生き方が変わるということで、暮らし方が変わるということなんすよね。

じゃあ、趣味のボードゲームへのかかわり方も変わるだろうと。考えて発信していきます。


「ボードゲームカフェのユーザーが現地に戻ってくるまでにどのくらいの期間がかかるのか?」

まず、ボードゲーム業界は、大きく大衆ボドゲと同人ボドゲの大きく2つに業界が分かれると思っていて、そこはグラデーションで変わっている状況だと思います。


今回の記事では大衆ボドゲについて考えます。

ボドゲは基本的には対面で遊ぶことを想定されてて、その場所にカフェが選ばれることが多いですよね。
では、自粛が明けたら、ユーザーはボドゲカフェに戻ってくるのか?という問いには、時間がかかるというのが答えだと思います。

なぜなら、コロナの恐怖を感じてしまったから。明けたとして、戻ってくるユーザーはもちろんいると思います。
しかし、今回のコロナで老人や幼子など免疫低い人が亡くなっている現状、周りにそういう人がいる場合、守ろうという意識は広がるだろう。

そういうボドゲユーザーは戻ってきづらい。

だから、大衆ボドゲとして、パブリックな環境でのボドゲが停滞すると思っています。

イメージとしては2~3年は最低でもかかると思います。

そうなると、そういう大衆ボドゲの場としてのボードゲームカフェが、ユーザーが戻ってくるまで持つのかみたいな話が重要になると思います。



仮説「ボードゲームカフェにユーザーが戻ってくるまでには時間がかかるので、よりどんな価値を提供できるかということが重要になるのではないか」

現状、多くのボードゲームカフェが支援募集していたりします。

すごく大変だけど、こういう風にマネタイズしていくことが必要になると思います。

その施策は色々あると思うけれど、現状の支援形式にも限界があると思っていて、やはり何かしらの価値を提供しなきゃいけなくなると思います。

この支援形式、ないしは前売り券スタイルだと、ファンがまだ少ない店、もしくは知名度が低いお店が救えませんし、
そもそも、ユーザーがお店に戻ってくるまで支援できる人って、とても少ないと思います。全てのお店に同じだけの金額を渡すことも厳しい。だからいろんな人が少しづつ支援してなんとかバランスを取ろうとしている現状。

飲食店に比べて、ボードゲームカフェって嗜好品ですから、ないと生きていけない!みたいなものではないので、いつまで支援し続けることができるかは少し難しい話題だと思います。

だから、「ボードゲームカフェにユーザーが戻ってくるまでには時間がかかるので、よりどんな価値を提供できるかということが重要になるのではないか」

支援形式は、イメージでは貯金を減らすイメージです。信用貯金。
そして、その先の未来の売り上げの前借に近いと思います。

結果、「より価値を提供して、マネタイズしていく」という形式に舵切らないと2~3年後に残っていくことが厳しくなるのではないかと思っています。

(今後どんなウイルスや天災がくるかわからないですしね)



ボードゲームカフェの価値について

ボードゲームカフェの魅力・価値とは以下の3つで分類できると考えました。

①人の魅力
②場所の魅力
③ゲームの魅力

①は、運営している人の魅力。どういう人が運営しているのか?という話です。多くのお店がある中、ボードゲームカフェに来るユーザーと運営している人のマッチング的な側面もあると思います。

魅力として、インストが強い、英語が強い、シャッフルが上手い、ゲームが強い、かっこいい、綺麗、などあらゆる人の魅力が存在していると思います。

②は、場所の魅力。

例えば自宅に近い、駅に近い、ご飯が食べれる、飲み物が安い、知らない人と交流できる、などという場所起点の魅力。これは多種多様なイベントを設けたりして人を呼んだり、飲食サービスの差別化でどの層にとって魅力なのかを変えている感じです。

③はゲームの魅力。

輸入系に強い、同人に強い、特定メーカーに強い、オリジナルゲームがある、などゲーム起点の魅力。場所の魅力より、ニッチな魅力になるケースが多い印象です。
このゲームはここでしか遊べない、みたいなパターンは多くは散見されないけれど、目指しているお店も多い印象です。

じゃあ、今後、どういう価値提供をしていくのかと考えます。



今後の施策案

ざっくり上の①〜③で人を来てもらうことが大切なので、自身の強みがどこにあり、どこなら事業を拡大できるのか分析しないといけないので、今から書く施策が合う場合と合わない場合もあると思うんですけど書きます。
強みを伸ばし、弱みを減らす。あとは、どういう路線のお店なのかというコンセプトに基づく必要もあり、そういうのを考えて施策を打ち出さないといけないと思っています。

で、僕が一番価値提供につながるの「オリジナルボードゲームを作る」だと思うんですよね。

ちょうど先週Twitterに書きました。笑

その理由を書きます。

①②は僕はすぐに変えることが出来ないと思っているからです。

①で、急にはキャラ変えれないし、急には強くなれない。急に英語に強くなることもできない。しいて言うならインストの仕方は上手くなるかもしれないけれど、それ目当てでいくことはかなり珍しいケースだと思います。
②で、急に引越しできないし、急に駅近くにすることもできない。強いて言えば、飲食サービスを豪華にすることは出来ると思います。

でも、ボードゲームカフェの価値って、ゲームが1番にあるべきなのではないか?と思っています。そのほかの価値も勿論大事だと思いますけれど。
軸としての話。

なので、オリジナルボードゲームを作ることが一番の価値提供につながると思っています。

例えば、ルールを作って、テストプレイをzoomなどでやりながら、ボードゲームカフェとそのユーザーがオンラインで繋がって一体となってゲーム作りをする。
その瞬間にマネタイズできなくても、その先にしっかりファンを増やすことができる。

しかもこの最大のメリットは、初期投資がいらなく、パソコンだけあればできるという点。
他にも、テストプレイ出来てゲームとして完成したらルールブックをpdfでBOOTHで売るなど。ダウンロードして遊べるよ、みたいな。

オフライン(場所)で繋がることもできれば、オンラインで繋がることもできる、みたいなことが出来ればいいなと思ってます。


このへんの施策は思いつき次第、試していきたいと思います。
が、現状、そういうオンラインでのゲーム販売、ないしは、自粛明けに場所で販売する、という世界戦が太く長い経営につながると思っています。

何か自分にできることはないかと考えて、この結論に至りました。

作りたいです。作るのお手伝いできると思います。何かありましたらご連絡ください。

Twitter:@sunny_boardgm
Mail:sunny.fukuoka.321@gmail.com


前に別話題でコロナとボードゲームについて考えました。こちらもどうぞ

これは、同人ボードゲーム業界の話です。

札幌出身、福岡育ち、東京住みのSunnyと申します。 働きながらボードゲームデザインをしています。いただいたご支援は、ボードゲームデザインに使わせていただきます。