見出し画像

抹茶の名産地 宇治での非日常体験。

読みにきていただき、ありがとうございます。

先日、旅先の京都府宇治市で、普段めったにできない体験をしてきました。

それは、石臼を使った抹茶挽き体験です。

宇治と言えば、抹茶の名産地。
抹茶の生産量ランキングで、京都府は鹿児島県に次いで2位です。

そんな宇治で、抹茶挽き体験ができる場所は、京阪電鉄 宇治駅からほど近いところにあります。
「お茶と宇治のまち歴史公園」内に建てられた交流館「茶づな」です。

この「茶づな」の中では、いくつかの体験講座が行われています。

その中にあったのが、「茶臼から抹茶づくり体験」。
二男がどうしても参加したいというので、当日申し込んで参加しました。
参加費用は一人1800円

抹茶を挽く前に、まずはインストラクターさんから10分ほど講義があります。
・抹茶になる茶葉は、煎茶と育て方が違う。
・摘んだ茶葉を蒸し、乾燥させる。
・芽と茎を分別し、芽のみが抹茶の元となる碾茶(てんちゃ)になる。

これが碾茶です

碾茶は、不思議なことに青のりに似た香りがします。
これが、あのお抹茶になるとは信じられません。

講義受講後、いよいよ抹茶挽き体験です。

石臼は1人1台ずつ用意されています。
あらかじめ石臼の上に、碾茶がセットされています。

真ん中の茶葉が碾茶

石臼の取っ手を持って、反時計回りに回します。
重みがありますが、それをぐるぐる同じペースで動かすのです。

真ん中から茶葉が落ちていきます

早く回すと荒い粉末になるので、ゆっくり回すのがいいそうです。
3秒ほどでひと回しのペースが、ちょうどよいとのこと。
これがなかなか難しい。

続けていると、腕がだるくなってくる。

夫がいいペースで挽いていたらしく、インストラクターさんから褒められて鼻を膨らませていました。

10分程度回すと、お茶碗1杯分に必要な抹茶を挽くことが出来ます。

石臼の下の受け皿にたまった抹茶を回収します。

抹茶を回収したら、茶こしで一度ふるいます。


抹茶を、「なつめ」という茶道具に移します。

碾茶の色からは想像できないぐらい、美しい緑です。

この抹茶で、お茶をたてます。

自分で挽いた抹茶を味わいます。

挽きたてだからか、香りが抜群に良い。
おいしいです。

次に、プロが挽いた抹茶で、お茶をたてます。

粒子が細かいのか、自分で挽いた抹茶よりも溶けるのが早い。

そして、今度は抹茶団子とともに、お茶を味わいます。

奥にあるのがお団子

味が違う!
苦味は抑えられ、まろやかさが引き立ちます。

お茶の挽き方で、こんなに味が変わるとは思いませんでした。

茶葉の育て方や選定、石臼で挽く手間などを考えたら、お抹茶の価格にも納得できました。
体験してみないと分からない手間暇。
世の中にはまだ、知らないことがいっぱい。

勉強になりました。

宇治に行かれた際に、体験してみてはいかがでしょうか。

お土産に抹茶飴をいただきました

#66日ライラン  参加44日目です。

残りは3分の1!


この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?