大学院生の人生初一人旅!鬼怒川温泉に1泊2日してきました
こんばんは。バムです。
この記事は去年の9月、人生で初めての一人旅をした時の旅行記(リメイク)です。1万文字弱の長い文章になりますが、最後まで読んでくれると嬉しいです!それではどうぞ!
一人旅のきっかけ
一人旅のきっかけは実家から追い出されてしまったことです。
あなたは一体、どんな悪い事をしたの?こんなnoteを書いていないで反省しなさい!そう読者の皆さん、思われるかもしれません。でも安心してください。僕は無実です。(安心、安心!)
僕が実家を追い出された理由、それは運悪く家族がコロナにかかってしまったから…
幸いなことに命に別状はなかったのですが、せっかくはるばる地方から帰省した僕。実家に侵入することができず、途方に暮れてしまいます。
実家に入れない僕は、仕方がないので旅をすることにしたんですね。(とてもロジカルな話の流れですね!さすが理系大学院生だ!)
それも一人旅。
23歳大学院生、初めての一人旅をする機会を得ました。
せっかく旅行に行く以上、真剣に検討を重ねます。検討に検討を重ねた結果、タイトルにもある通り、鬼怒川温泉に行くことになりました!(拍手👏)
旅行先を鬼怒川温泉にした理由
どうして鬼怒川温泉に行くことにしたのか?気になりますよね?(え?気にならないって?ダメ、気にしてください)
一人旅といえば温泉じゃないですか!異論は認めません。
実家は関東にある僕。関東周辺の温泉で、よさそうな場所を探します。
草津と箱根には行ったことあるし、熱海には行ったことないけど旅行支援が終わっている…
どこかないかな、どこかないかな~
そして見つかったのが、鬼怒川温泉です。
2022年の9月、ことごとく全国旅行支援が売切れる中、鬼怒川温泉がある栃木県はまだ旅行支援が残っていました。旅行支援があれば安くホテルに泊まることができるので、金欠大学生の僕にはとってもありがたい事です。
鬼怒川周辺でホテルを検索すると朝・夕付きで何とお値段4,500円のホテルがあるじゃありませんか!
「伊藤園ニューホテルさくら」さんです。
夕食も朝食もバイキングで、しかもなんと!夕食はアルコール飲み放題付き。ビールも日本酒も飲み放題!即決です。
酒が飲め~る!酒が飲める、酒が飲めるぞ~!と目的がお酒になった酒カスの大学院生が僕です。
ちなみにこの日はおばあちゃん家に宿泊しました。サンキュー、ばーちゃん!
当日の電車で必死に鬼怒川温泉を調べる僕
前日の夜、必死になって宿を探していたので、旅行当日は朝の9時に目が覚めます。
これは…修学旅行だったらもう、クラスメイト全員が新幹線に乗っている時間ですね。
つまり、寝坊です。
でも今回は一人旅。よかった~、安心して2度寝ができます。初手から一人旅のメリットを享受しておりますね、彼。
一人旅、サイコー!
2度寝も無事済ませたら、おばあちゃん家を出発し。最初の目的地、浅草駅を目指します。
なぜなら、浅草駅から鬼怒川温泉までは、特急電車が走っているから。時間が合えば1本で鬼怒川温泉まで行くことができます。とっても便利。(ここまでは昨日調べた!偉い、僕)
それでも鬼怒川ですることは宿に泊まる以外、な~んにも決まっていない…賢い僕は浅草駅まで行く電車の中、必死に鬼怒川温泉で何をするべきか調べます。
とってもお得なデジタルチケット「NIKKO MaaS」
電車の中で調べて分かったこと。それは、鬼怒川温泉に行くには「NIKKO MaaS」というデジタルチケットを購入するととってもお得ってこと。
なぜなら浅草と鬼怒川温泉間の電車賃が往復で700円弱、お安くなるんです!
700円得するのはでかいですね~
でも「NIKKO MaaS」がすごいのはこれだけではないんです。
鬼怒川温泉周辺での電車・バスの乗り降りが自由になるうえ、提携店では割引がもらえる等々、まさにいいことずくめ!
「NIKKO MaaS」では僕が今回使った、「デジタル鬼怒川温泉フリーパス(2日間有効)」以外にも日光や湯西川温泉などを対象としたフリーパスもございます。ぜひ旅行のおともにどうぞ!下に公式サイトのリンクを貼っておきます。
そして使い方もとっても簡単。使いたいデジタル切符を購入。改札に入るときに駅員さんに見せるだけ!
降りる時も駅員さんにスマホを見せるだけ!どう?とっても簡単でしょ。
注意点としては、特急に乗るには別料金で特急券の購入が必要です。その点だけ気をつけてくださいね。
これであなたもNIKKO MaaSマスターだ!
見つけてしまった、僕が鬼怒川温泉に行くべき理由
定期運航しているSLを発見!
はい。僕はこのSLに乗るために、鬼怒川温泉に行きます。(いえええええい!!!)
SLの情報を見つけた僕、ニッコニコのルンルン太郎状態。僕にとってのSLは小さい頃からの憧れの存在。幼稚園の頃の僕の夢はSLの運転手でしたから。
SL大樹号は2017年の8月から下今市駅~鬼怒川温泉駅間の運行を開始。SLの運行が復活すること、あるんですね。嬉しいね~。
皆さん知らないと思いますが、夏休みの宿題は最終日に苦しむタイプの人間が僕。基本的にやることを先送りにしてしまう僕。でも今回は違います。SL大樹号のチケットが売切れたら大変だからすぐ予約!座席が残っていて、一安心です。
一安心している場合じゃないよ、バムさん!
衝撃の事実が発覚しました。SLの発車時刻を15時発車と勘違いして予約した僕。実際は13時発車だったんです!時間はちゃんと確認しないとだめじゃんね~。
浅草駅に到着する時刻は11時前。東武浅草からSLが出発する下今市駅までは特急電車で2時間弱かかるため、SLには間に合うか間に合わないかギリギリのラインです。
調べてみると、11時発の特急に乗れば間に合うことが判明。乗り換え時間も5分あるので、何とかなりそうです。
と思ったら、現実は甘くありませんでした。浅草駅を使ったことがある人なら知っているかもしれませんが、東武鉄道と僕がおばあちゃんちから乗ってきた都営地下鉄の浅草駅は結構離れていました。
その距離なんと徒歩5分。
徒歩5分の距離の乗換駅で、5分で移動を終わらせ、特急に乗り込まないといけない…
や☆ば☆す☆ぎ☆る☆ぜ☆!
ここまで読んで分かる通り僕、浅草での乗り換えは初めて。初めての乗換駅で、一度のミスもなく乗り換えを行う必要があります…
だが僕なら乗り換え間に合う。そう、謎の自信がありました。なんてったってSL(別料金700円)がかかっているからね。
浅草駅に着く前からドアの前でスタンバイしておきます。大丈夫です。Google Mapで何度も確認しました。早歩きすれば余裕で間に合うはずです。
運命の浅草駅に到着。扉があきました。Googleマップ片手に人込みをかき分け、早歩きで必死に駅を目指す僕。
ただ、頑張ったものが報われるとは限らない。そう、この世は結果がすべて。非常に無情な世界。
僕は案の定、道に迷いってしまいました。結果、特急には間に合わず…
それでもSLをあきらめきれない僕は、駅員さんに予約したSLに間に合う列車はあるか聞いてみました。駅員さんって優しいですね。間に合う列車を探してくれました。ただ、そんな優しい駅員さんでも僕みたいな愚か者を救う列車を見つけることはできませんでした。
もし仮に次の列車に乗った場合、SLが出発する下今市駅に到着するのは13時9分。
お、間に合うかもしれない?と思ったそこのあなた。いいえ、残念ながら間に合いません。
SLが下今市駅を出発するのは13時1分。8分間に合いません。
僕は人生初の一人旅の初っ端からやらかし、浅草駅で呆然としていました。どうしよう700円くらい払って席取ったのに…
今になっておばあちゃん家で2度寝したことを後悔しています。
紙くずとなったSLのチケット(購入したのは電子チケットだけど)とともに、悲しい気持ちで駅から離れようと思っていたその時、駅員さんからナイスな情報を聞きました。
なんと、東武鉄道さん。1回だけならタダで日程と時刻の予約変更ができちゃうんですね。ありがたや~、感謝感激、東武鉄道様~。
これで700円が無駄にならずに済みました!東武鉄道は僕みたいな怠惰な人間にとっても優しい会社でした。
無事、時刻の変更も終わり、僕は帰りでSLに乗ることになりました!
良かった~。一安心。
特急列車とご対面
とりあえず浅草に居ても仕方がないので、ギリギリSLに間に合わない時刻に出発する特急に乗ることにしました。(こいつがあと8分早く走ってくれれば…いいえ、僕が悪いのです)
ちなみにこれは日光に行く列車。なので、途中で乗り換えが必要。
さっきからちょくちょく話題に出ている駅、下今市駅で鬼怒川温泉に行く普通列車に乗り換える必要があります。
上の画像のSLの右に「下今市駅」と書かれていますが(見えにくいですが)、ここで日光方面と鬼怒川温泉方面で分かれるんですね~。
本当は乗りたかった鬼怒川温泉に直通の特急列車。でも、鬼怒川温泉直通の列車は本数が少なく、4時間後の15時まで列車が存在せず…
仕方がないので、下今市駅で乗り換えが必要なこいつで行くことにしました。ピエン。
まあ、無計画で旅をする僕がいけないんですけどね。
特急に乗っている時間とお昼の時間がちょうどかぶることを考え、駅弁を購入して乗り込むことにした僕。
だってさ、電車旅の醍醐味といえば駅弁でしょ。わかるよね?(わかれ!)
東武浅草駅で駅弁を探します。特急の始発駅である東部浅草駅。初めて使う駅なのに、僕は勝手にJRの上野駅みたいにホーム内に駅弁を売っている店があると思っていました。
しかし、どこを探せど駅弁を売っている店は見つからない。駅ビルに売っていたのかもしれませんが、もうホームに入場しているし、僕が乗る特急は10分もしたら出発してしまう…
もう迷子になって電車に乗り遅れるのは懲り懲りです。飲み物だけは自販機で購入し、電車に乗り込みました。
車内は非常に快適。シート間の距離があり得ないほど広いうえ、座席も豪華。(写真はないけど)
後は、駅弁さえあれば完璧だったのに…
ここから僕は約2時間、空腹との闘いが幕を切って落とされました。
空腹と戦い続けた僕、下今市駅に到着
電車に揺られ、気が付くと乗換駅である下今市駅に到着。
何度でも言いますが、この駅にあと7分!7分早く来ることができればSLに乗れたのにな…
後悔してもSLは戻ってきてくれません。あきらめましょう。
乗り換えの電車が来るまで30分ほど時間があるので、駅の探索をしていました。
下今市駅はSLが走っていることもあり、転車台があり意外と待ち時間を楽しむことができました。
転車台とは主にSLの向きを変えるためにあるもので、実はトーマスの世界にもちゃんとあります。
顔がちゃんと前になるよう、始発駅と終着駅で向きを変えられるます。
そんな転車台を下今市駅で見れて喜ぶ23歳の男性が僕。ちょっと怖いですね。
下今市駅の探検に夢中で忘れて居ましたが、そういえばお昼ご飯がまだでした。時刻は13時過ぎ。朝ご飯を食べなかったこともあり、おなかはペコペコです。ランチを探します。
これがほんとの駅弁
調べてみると、下今市駅ではなんと駅のホームで駅弁を販売しているみたい。どうして浅草駅にはなかったんだ…
笹の葉に包まれたおにぎりのお弁当を選択。乗り換えの電車が来るのを待ちながら、駅のベンチで食べることに。
駅で食べている弁当。これが本当の駅弁って言ったりね。ごめんなさい。
中身はこんな感じ。サーモン寿司もありました。
もち米だったので人を選ぶかもしれませんが、僕はとてもおいしくいただくことができました。また、笹の葉で包まれているのが食べやすくgood!
無事、お弁当を食べ終えたら、列車に乗り換えます。普通列車なので、さっきの特急と比べるとシートの座り心地は見劣りしてしまいます。
だけど普通列車にもいいところがあります。ゆっくりとしたスピードで進むから栃木の自然豊かな景色を楽しむことができます。
また特急と異なり、窓を開けることができるので、自然豊かな香りも楽しめちゃいますね。(花粉シーズンだったら終わってました)
電車に揺られること30分、ついに目的地でもある鬼怒川温泉駅に到着しました。
駅を降りるとまあまあな人がいる。駅舎もきれいで観光地って感じがすごく伝わってきます。でも「NIKKO MaaS」を使っているのはどうやら僕だけ見たい。
もっとみんな使えばいいのに…(下に「NIKKO MaaS」のサイトを貼っておくぞ!何度でも!)
さてさて、鬼怒川温泉を観光したいわけですが、リュックが重くて歩くの大変。ホテルに荷物を預けてから鬼怒川温泉を散策することにします。そうすれば身軽で散策できますからね。賢いね、僕。
ちなみにリュックが重い理由は、1.5kg弱もあるパソコンを持ち歩いているから。
そりゃー重いわけです。旅行でPCはいらないけど、ばーちゃん家にPCを置いていくわけにもいかず…
歩くこと10分。今夜の泊まる宿「伊藤園ニューホテルさくら」に到着しました。
今度は迷わず行くことができました。旅は人を成長させるんですね。
ホテルチェックイン、1時間待ち
さっそくチェックインをしようとフロントに行くと衝撃の事実が。
チェックインが20組待ち。
一体どれくらい並ぶんだ。チェックインを後回しにして観光をすることも考えましたが、そんな気力は僕にはありませんでした。おとなしく順番が来るまでロビーの隅っこで待っています。
待つことなんと1時間!ようやく自分の番になり、部屋に行くことができました。
1時間待ちって… ディズニーのアトラクションですか?(いいえ、ディズニーのアトラクションはもっと並びます。)
案内された部屋はこんな感じ。
一人なのに10畳の広さ。広すぎる。このスペース、何に使えばいいのだ?ただ、お金をケチったこともあり、窓から見える景色は駐車場…
もっと高い金額を払うと、鬼怒川を眺めることができる部屋になるみたいです。友達や彼女と来るときはそっちの部屋にしましょう。
畳は張り替えられており、清潔感あって快適です。でも、部屋のお湯はすぐ出てくれないほど老朽化が進んでいました。お湯が出るのに5分かかりました。
最初お湯が出ず、壊れていると思ってフロントに連絡しちゃいました。全然壊れてなかったですね。ご迷惑をおかけしました。
写真を見て分かる通り、部屋の作りとかは昭和を感じますよね。こういった建物は貴重なのかもしれない。だって本館のお部屋はリフォームされ、モダンな内装になっているみたい。
このお部屋も今後、本館のようにリフォームされてなくなるかもしれない。こう考えると、昭和感の残る部屋は今しか宿泊できないのかもしれませんね。貴重な経験なのかもしれないね。
ちなみにこの日の観光はもう、あきらめました。だって、部屋に入れたのが16時前だったんだもん。夕食18時にしちゃたから鬼怒川温泉を観光するには時間が足りないね。
それでも少し時間があります。それならばということで、大浴場に行きました。
大浴場、とっても広い。そりゃーチェックインに1時間かかるホテルですからね。大浴場のキャパシティもつよつよです。
ちなみに大浴場は本館にあるので、昭和感はないですよ。
男子大学院生、本気のバイキング
夕食はバイキング形式でした。
画面が茶色いですね…おいしいものは基本、茶色なんですよ。生ビールも飲み放題なので2つも取ってきちゃいました。幸せですが、これじゃあ太っても仕方ないね、バムさん。(最近はダイエットしております)
こんなに取って来て、食べきれるの?と思ったそこのあなた。大丈夫です。僕、この後も追加で料理を取って来ていますから。
その結果、おなかがはちきれそうになりました。しんどかったですね~。部活をやっていた高校時代の食事トレーニングを思い出しました。(僕は高校時代、世にも珍しいカヌー部でした)
夜は消化を促すため、鬼怒川温泉を散歩。鬼怒川温泉は標高が高いこともあり、9月の猛暑がどこかに消えていました。涼しいのです。なので、気持ちよく散歩することができました。
翌日はずっと楽しみにしていたSL。11時の出発に乗り遅れてしまわないよう、11時に就寝。
おやすみなさい。
朝食バイキング
朝7時。早起きとともに行くのは朝食バイキングだ!(昨日と比べ、2時間も早起きしている!偉い!)
4500円で夕食だけでなく朝食バイキングもついている「伊藤園ニューホテルさくら」さん。ここまで来るともはや怖い。
朝食バイキングは前日の反省を生かし、少な目で我慢しました。偉い!(でも写真は撮ってない。偉くない!)
朝食バイキングを終え、すぐに出かけてもよかったのですが、SLに乗る以外やることが決まっていないこの日。
SLに乗車するまでの時間をつぶすため、ホテルの大浴場にまた行きました。朝風呂です。僕、イケてますね!(どこが?)
頑張って歩いてたどり着いたロープウェイの駅
朝風呂を終えてなお時間が余る。そして全国旅行支援の2,000円分商品券も消費しないといけない。
どっちの問題も解決する場所があります。それが、鬼怒川温泉ロープウェイです。
先ほどから何度か出てきているイラスト地図にも乗っている、観光地です。鬼怒川温泉街を一望できるみたい。
ホテルからロープウェイまでは徒歩20分くらいですし、時間を潰すにはちょうどいい!
てくてくと鬼怒川温泉街を歩き、ロープウェイを目指します。
ちなみにこの時、ホテルのチェックアウトをしていたので、全部の荷物をしょってお散歩です。重かったよ。
本当はバスかタクシーで行くのが正解なんでしょうね~。タクシーに乗るお金はないし、バスを調べるのはめんどくさいので、歩きます。
でも歩いてロープウェイを目指すのは正解でした。自然が豊かな環境の中をゆっくり歩くことができ、とても気持ちよかったです。
そんなこんなでGoogleマップの目的地が違うトラブルがありながらも無事、ロープウェイの駅に着きました。(今回の旅は道に迷ってばっかり…)
初めての土地での徒歩20分は遠いですね。ようやくついた~!って感じでヘロヘロです。
ヘロヘロの僕が最後の力を振り絞り、販売所の方に旅行支援の商品券を見せるとびっくり、ロープウェイでは使えないと言われてしました。
使えると思ったのに…
どうやら川下りとのセット券には使えるみたい。僕はこれでロープウェイでも商品券が使えると勘違いしたみたいですね。
セット券を買ったところで川下りをする時間はない。
せっかくロープウェイまで来たし普通に払って乗ろうかなとも思ったのですが、道に迷ったことで時間がぎりぎりに…
お土産を買う時間も必要だし、商品券を消費する時間も必要。そして何よりどうしても見たいものがあったので、おとなしく帰る事にしました。
ちなみに無料送迎バスはとても無慈悲にも、目の前で出発していきやがりました。ついてないです。
駅に向かう途中に見つけた狂気的な自販機
ロープウェイの駅から鬼怒川温泉駅に戻る途中に見つけた自販機。9月の猛暑にも関わらず、あたたか~いが大半を占めるこの自販機。狂気を感じます。
やってきたのはSLではなく…
家族と彼女にお土産を選び、きちんと2000円分の商品券を消費した僕。見たかったSL が転車する様子を見に行くことにしました。
一般人からしたら理解できないと思うのですが、僕はこの転車台でSLが転車する様子を見たかったんですね。だからロープウェイをあきらめ、駅に戻ってきたというわけです。
友達や彼女が居たら絶対、ぶち切れ案件の「転車台」観光。でも一人旅ならだれにも怒られません。一人旅、サイコー!
転車台の前に5分前から陣取って待っています。
やってきたのは青色の物体。どうやら今日、転車台で回転するのはSLではないみたい。
そんなこともあるのか?変なこともあるんだね~と思いながら転車する様子を眺めていました。無事に転車も終わったので、乗り場に向かいました。(ちなみに出発までは30分もあります。SLに乗れることにテンションが上がりきっている23歳が僕)
結局SLは?
無事、乗り場に到着。そしてこの日、SLの運転はお休みしていることが発覚。
え・・・
さっき転車台で回っていたディーゼル機関車(青色の車両)が客車を引っ張るみたいです。
SLに乗れると思ったのに…ショック。
僕が幼稚園生だったらギャン泣き案件です。23歳の大人なので泣きませんでしたけど…
だって、トーマスの世界ではディーゼル機関車は悪者ですからね。そりゃ泣きます。
確かに違和感は感じていました。
転車台に来たのがSLじゃなかったこともそうですし、前日にSLの日程を変更した際、なぜか200円ほど返金されたんです。ラッキー!ついてる~↑↑↑としかその時は思っていなかった僕。
後で調べるとSLに乗る際は700円くらい、ディーゼル機関車の場合は500円くらいとディーゼル機関車は乗車料金が安くなっているんですね。
皆さんも気をつけましょう。
それはそうと、出発30分前に来たので、暇です。暇すぎて家族連れに「写真、撮りましょうか?」と声をかける位、暇です。
写真を撮ってあげたら「どうですか?写真、撮りますよ」と言われました。
恥ずかしながらディーゼル機関車と2ショットをかましておりました。うん、恥ずかしい。
SLが来なくても乗っている客車はいつも使っている車両。つまり、乗ってしまえば見える景色に変わりはない。
SLじゃないからなのか、平日だからなのかこの日は列車に乗っている人が非常に少ない。スッカスカの車内、とっても贅沢です。
SLじゃなかったけど、これはこれでありかもしれません。
例えば、真ん中の車両には展望デッキがあり、風を感じながら気持ちよく旅を楽しむことができます。そしてこの日は人が少なく、展望デッキが全然混まなかったのです。
きっと休日はこの展望デッキ、人でパンパンかもしれないね。
そう考えると、前の日に電車に乗り遅れたのはファインプレーだったのかも?(前日は日曜日です)
天気も晴れていたので、いい1日でしたね。
終盤は、展望デッキで立っているのも疲れたので、予約していない真ん中の車両で外の景色を眺めていました。
真ん中の車両だけ特殊で、窓が開きます。そして対面シートでテーブルもあります。
気持ちよく晴れているこの日、窓が空く車両は気分が良きです。
SL大樹に乗る際は真ん中の車両を予約するのがおすすめです。理由は窓が空くから。
鬼怒川周辺の風を感じていただけると幸いです。
30分ほどののどかな旅を終え、みんな大好き下今市駅に到着。SLに乗れなかったのは残念ですが、とっても良い列車でした!
下今市駅には今日は走らないSLが煙をもくもくさせています。
次はこいつに乗りに来ます。待ってろよ!と次回に向け、SLと僕の顔合わせも済んだところで、帰りの特急を予約します。
リベンジ!駅弁とビール
帰りは行きと違う特急車両に乗車します。かっちょいいね。(語彙力ゼロ)
そしてなんと、行きでは叶わなかった電車内で駅弁を食べることができました!
鳥ずくめの弁当となんといっても横の銀色の奴。昼からアルコールを体内にぶち込みます。
こんな罪深い行い、許されるのでしょうか?
やっぱり駅弁は電車内で食べるのが一番ですね。「駅で食べるこれが本当の駅弁」とかほざいていた前日の自分をぶん殴ってやりたいです。
おしまい
これで人生初の一人旅はおしまい。初手からSLには乗り遅れるし、ホテルのチャックインには1時間かかるし、頑張って歩いたロープウェイには乗れないしと、うまくいかなかった今回の旅。それでも一人で自由に旅することはとても楽しく、自由で心が潤うひと時を過ごすことができました。
僕にとっては人生初の一人旅はサイコーの旅となりました。また機会があればどこかに参上しようと思います。
読者の皆さん、長い文章をここまで読んで頂き本当にありがとうございます。それではまた、読者の皆様に会える日を願っています。さようなら🐰