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大学院生と京都鉄道博物館

こんばんは。バムです。

旅路も静岡から数えたら4日目。本日は大阪から京都に行き、ずっと行きたかった京都鉄道博物館に行きます。

とりあえず、ホテルがある難波から大阪駅に移動しないといけません。

ここで電車で難波から大阪駅に移動しては面白くない。そうだ!自転車だ!ということで、電動自転車を借りました。(見覚えのある光景ですね)

また30分ほど時間をかけて、自転車を漕ぎました。

大阪駅から京都駅まではなんとびっくり、新快速で30分で着く。僕が難波から大阪まで自転車を漕ぐ時間と変わらない。

(ちなみに大阪駅から京都駅までは40キロちょっと。難波から大阪駅までは7キロ。約6倍の差があるよ。)

そしてつきました京都。


ここからずっと行きたかった京都鉄道博物館に行きます。だって、誰も一緒に来てくれないんですもの。仕方ないので一人で行くんです。


しか~し、この日は休日。ちびっこ大量。館内ほぼ全員家族連れ。あ…

完全に来るタイミングをミスっております。(明日にすればよかった…)

後悔してももう、チケットはオンラインで買ってしまっているので、行くしかありません。

どうしても行きたかった理由。それは下の機関庫を見たかったんです。どうしても。


バム少年は蒸気機関車が大好きなんですね。幼稚園の頃の将来の夢は蒸気機関車の運転手でしたからね。

バム少年(24歳)これだけの蒸気機関車が集結していることに感激。来てよかったです。

もう満足なんですが、一応館内も見ておきます。

機関庫は実際に使われていた建物なので、古いですが館内はピカピカ。そしてそこら中にいるちびっこ達。そんなちびっこ達に負けず頑張って館内を探索しました。

博物館というだけあり、展示の仕方がすごく上手。歴史とかレールの仕組み等々をちびっこが楽しく学べる環境でしたよ。

1番面白かったのが、非常停止ボタンが押し放題だったこと。あれ中々押す機会、ないですからね。

押し心地は固くなく、ソフトなボタンとなっていました。力がない人でも全然押せる、安心使用でした。

他にもいろいろ体験できる場所があるのですが、ほぼほぼちびっこ達が順番待ちしていて触れません。やっぱり平日に来るべきだった…

後、地味に感動したのが500系新幹線のパンタグラフ(架線から電気をもらう装置)の動作が近くで見られるこの展示。

(この後、ずっと500系新幹線について語っています。飛ばしてもらって構いません。)

500系の「T字翼型パンタグラフ」


伝わりにくいアングルからお送りする500系新幹線

500系新幹線は時速300㎞(1997年当時の世界最高営業速度)での営業運転を行うため、通常とは違う特別な上の写真のパンタグラフを使っていたんです。かっこいいよね。

300㎞で営業運転をする問題点、そして現在も高速化をするために戦っている問題が実は新幹線にはあります。

それは騒音問題。

実はただただスピードを出すだけなら難しい話ではないんですよね。

騒音のレベルは環境庁が定めています。具体的に言うと住宅地近くの場合、ピーク騒音が屋外で70デシベル以下にしないといけません。

70デシベルというとセミの鳴き声や掃除機ぐらい。結構うるさい?

まあ、1両40トン以上もある物体が300㎞で走ったらうるさいに決まっていますよね。

そんな中でも車両から飛び出ているパンタグラフ部分は騒音が非常に出てしまう。

そこで500系新幹線の開発チームは、フクロウの羽を模倣したこのパンタグラフにより、騒音を軽減することに成功!

フクロウって鳥の中で一番静かに飛ぶらしいですよ。このことから着想を得て、開発されたのが上のパンタグラフ。

このパンタグラフのおかげで、めでたく300㎞での営業運転が可能になったんですね。

ええ話や。

ちなみに現在に至るまで、この500系新幹線以外でこのパンタグラフが使われたことはありません。

このパンタグラフ1つ当たりの値段がすごく高かった記憶があります。(調べても出てこなかったので、間違っていたらスミマセン)

あと、メンテナンスが非常に大変なので姿を消しました。

現在も500系新幹線は新大阪から博多の区間で乗ることができますが、このパンタグラフはもう使われていないんです。寂しいね。



以上、京都鉄道博物館にバム少年(24歳)が行って来た話でした。後半、ほぼほぼ500系新幹線の話になり、ごめんなさい。飛ばしてください。

明日は雨の中、清水寺に行きスマホが死ぬお話です。