とこみゆき

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とこみゆき

ayaki.shop・MISO POTA KYOTOの運営会社 素直な力株式会社・代表です。みそソムリエ。モットーは「ねあかのびのびへこたれず」。https://ayaki.shop/ https://misopotakyoto.jp/

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  • 京都でのお茶事・お稽古・大人のたしなみ

    京都でのお茶事やお稽古などのことを書きます

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  • 発酵食品の作り方研究

    発酵食品の仕込み方や、美味しく作る秘訣などをご紹介できればと思ってます。

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    お話を聞けば聞くほど、知れば知るほど、その魅力の泉にもっと浸りたいと魅了される発酵びとや発酵現場。こちらでは訪ね歩きレポートを公開します

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    京都への旅や生活に関するお役立ち情報を書いています。

最近の記事

5月は風炉。"一つ置(ひとつおき)"点前

今月も三斎流のお茶のお稽古に行ってまいりました。 炉でのお点前は4月で終了し、今月はいよいよ風炉になります。 風炉に変わったばかりの5月は、"一つ置"というお点前がピッタリということで、今月は"一つ置"についてお稽古してきました。 今回は "一つ置(ひとつおき)" についてご紹介しようと思います [1] 一つ置とは? "炉"から"風炉"へ移行する5月や、"風炉"から"炉"へ移行する10月にする点前です。私が習っている三斎流では"一つ置"ですが、表千家や裏千家では"中置

    • 飲める料理酒と飲めない料理酒。違いは?

      本日もお読みいただき誠にありがとうございます。 今日は、白扇酒造さんで学び、”料理酒”について。 それまでは、 料理酒というのは、安いお酒、飲むには美味しくないお酒 正直↑という感覚しかなかったので、 白扇酒造さんでのインタビューで料理酒について教えていただくことで、大きく間違って料理酒をとらえていたことを知り、大変勉強になりました! 料理酒に対して同じような感覚をお持ちの皆さま、 ぜひ知っておいていただきたいのでご紹介します。 ポイントは3つです。 1.すっきり

      • これからも"福来純本みりん"を手放したくないと心から思った「みりん蔵見学」

        本日もお読みいただきどうもありがとうございます。 さて今回は普段は非公開にされている白扇酒造さんのみりん蔵をご案内いただいた時のレポートです。 実は、白扇酒造さんを訪問する前から、私は"福来純本みりん"を愛用してきたのですが、今回の訪問でこれからも"福来純本みりん"しか使いたくないと強く思ってしまいました。 白扇酒造の本みりんが、どのように仕込まれているのか、蔵の中の画像とともに解説してまいります♩ 第一工程:手こうじ 白扇酒造で作られる麹は全て手しごとによるもの。

        • ずっと知っているのに、深く知っていなかった"本みりん"について学んできました

          岐阜県にある「白扇酒造」の加藤副社長(五代目)にお話を伺う機会をいただきました。 実は白扇酒造さんでは「本みりん」が創業商品とのこと。 現代でも、酒類製造免許を取得するのは、ほぼ不可能と言われていますが、創業時の江戸後期ですら日本酒の製造免許を取得するのは難しかったということが理由だそうです。 さて、この”本みりん”。 おそらく、物心ついたときにはすでにその存在が当たり前になりすぎていて、「甘い調味料」という情報で止まっていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか

        5月は風炉。"一つ置(ひとつおき)"点前

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          騎射 流鏑馬(やぶさめ)神事

          賀茂御祖神社(下鴨神社)で毎年5月3日に行われている流鏑馬という神事。 葵祭の前儀として行われるのですが、糺の森の真ん中、全長500メートルの馬場を公家風の束帯姿や武家風の装束姿の射手たちが疾走する馬上から三箇所の的を目掛けて矢を射る姿は躍動感たっぷりで目を奪われました。 的は50cm四方の杉板で小さいんです。 しかも100メートル毎にあるものの、馬があまりに速くかけるので、矢を射ればすぐに次の矢を準備しないと間に合わないということもありました。 しかも解説によると、射手

          騎射 流鏑馬(やぶさめ)神事

          4月は"透木釜(すきぎがま)"

          いつもお読みいただき誠にありがとうございます。 今回は通っているお茶のお稽古のお話。 3月の釣釜に続き、4月にだけ使う釜があると伺っておりまして、楽しみにしていました! それが "透木釜(すきぎがま)" です。 "透木釜"は平たくて羽がついている形の釜です。 来月の5月からはいよいよ、"炉"から"風炉"へお点前が変わります。 そのため3月に続き、4月も五徳は使いません。 一方、炉内の通風をよくするため、すきまをつくる木片、"透木(すきぎ)"を置いてから釜を置くというと

          4月は"透木釜(すきぎがま)"

          【手づくり塩麹】塩の代わりに気軽に使えば「薬膳料理」

          いつもお読みいただき誠にありがとうございます✨ 国際薬膳学院の赤堀学院長にインタビューさせていただいたことがあるのですが、旬の食材と発酵食品を使えば、それはもう薬膳料理なんですよと教えていただいたことがあります。 つまり旬の野菜で作ったお味噌汁は薬膳料理 もっと気楽に考えれば、お塩の代わりに塩麹、お砂糖の代わりに甘酒を使っても薬膳料理 薬膳=なんとなく難しい というイメージをもっていた私はかなり驚き、インタビュー以降、とても身近になった薬膳料理を、自宅で楽しんています

          【手づくり塩麹】塩の代わりに気軽に使えば「薬膳料理」

          88歳のリアルな嘆きからの学び。自分だけが健康だけでは不十分。

          どんどん高齢となる親世代が「集まれるうちに」と、先日、祖父の50回忌、祖母の37回忌を、集まれる親戚だけで行うということで、私も久しぶりに親戚の集いに顔を出しました。 子供の時、夏休みや春休みなどの長期休みのたびに、可愛がってもらっていた叔父、叔母達とも数十年ぶりに出会い、久しぶりに楽しく話しが出来た上に、実は大きな学びがあったのです きっかけは叔母(88歳)との会話から。 彼女はお金や病気の不安はなさそうで、かつ昔と変わらぬお喋り口調だったので、幸せに暮らしていると感

          88歳のリアルな嘆きからの学び。自分だけが健康だけでは不十分。

          心とカラダ喜ぶ、春の味、幸せな記憶味

          いつもお読みいただき誠にありがとうございます。 京都にある「草喰なかひがし」さんは、その名の通り、季節毎に異なる摘み草をメインに「医食同源」を美味しく素直に表現されている素敵なお店。 先日、貸切イベントがあり久しぶりにお邪魔できました。 そのイベントとはいつものコースと違って、お肉がメイン。 イベント名は「にくひがし」と名付けられ、中東大将のご長男、克之さんが全て調理されるという特別な1日でした。 大将のお役目は乾杯のドリンクをお注ぎになることだけでした。 今回のイベ

          心とカラダ喜ぶ、春の味、幸せな記憶味

          初めてでも超カンタン!白みそのつくり方

          こんにちは! いつもお読みいただき誠にありがとうございます!! 白みそは、通常のお味噌と違って米糀の使用量が多いため発酵期間が短く、通常の味噌のように完成するまで1年かかりません。だいたい2ヶ月(暑い時には2-3週間)で完成します。 材料は「大豆」「米麹」「お塩」だけ このレシピで仕込んだ白みそを年末に京都の友人にプレゼントしたんです。新年明けまして「この白みそでお雑煮を作ったら、おばあちゃんのお雑煮の味を思い出して、なんぼ食べても胃もたれもせず、食べ飽きることもなかった

          初めてでも超カンタン!白みそのつくり方

          醤油仕込みは薪の火入れから。江戸初期から変わらぬ三ツ星醤油の醤油づくり

          和歌山県御坊市にある唯一無二の醤油蔵「堀河屋野村」さん 以前、noteでご紹介させていただいた富士酢の醸造元「飯尾醸造」飯尾さんのご紹介でご紹介いただいたのが18代目の野村圭佑さんでした。 普段は非公開の醤油蔵で、創業から引き継がれた智恵と大変な時間と働く皆様の想いがたっぷりと詰まった温かいお醤油作りを特別に詳細に教えていただきました。 [1]薪の火入れから始まるお醤油づくり まずはじめにお連れいただいたのが、薪のある釜の前。 いきなりとても驚く解説が始まりました。

          醤油仕込みは薪の火入れから。江戸初期から変わらぬ三ツ星醤油の醤油づくり

          3月に使う釣釜のお点前

          茶道の炉の期間は11月から4月までなのですが、3月になると少しずつ気温が温かくなることもあり、炭火から釜を少し離すよう天井から釜を釣り下げた釣釜を使ったお点前をします。 少しずつ風炉に向けて片付け始めるという意味もあるそう! 3月&4月に釣釜を使ってお点前されるところもあると思いますが、三斎流の京都教室では4月は透木釜(すきぎがま)という更に火から釜を離すお点前をするため、3月の釣釜はいわば年1回しかお稽古できないスペシャルバージョン! いつものお稽古よりも少し特別感が

          3月に使う釣釜のお点前

          Dubaiのグルメ&ちょこっと観光情報:Gulfood2024初参加体験レポート

          こんにちは。 今回はDubaiのグルメ事情について少しご紹介します。 今回は、展示会で仕事をすることがメインだったため、夕食だけが外食のチャンスだったわけですが、それもGulfoodというイベント期間中のため、レストランも予約が取れないところも多く、結果、収容人数の多いレバノン料理のお店やスポーツ観戦バーで食事をしてきました。 【レバノン料理】のレストランで食事をしたのは人生で初めてかもしれませんが、いただいた内容は以前食べたものも結構ありました。 【1】2回も行ってし

          Dubaiのグルメ&ちょこっと観光情報:Gulfood2024初参加体験レポート

          世界の食業界の今を感じる!Dubai開催Gulfood2024初参加体験レポート

          こんにちは。 今回もお読みいただき誠にありがとうございます。 やってきましたDubai World Trade Centerで行われる Gulfood!! 出展者数5,223社(125カ国)、来場者数134,460人という超マンモスな【食の商談展示会】でした。 ドバイ在住者がその期間はWorld Trade Center方面に行きたくないという大混雑ぶり 約5,500社、しかも全部フードジャンルが出展しているマンモス展示会です。 一番小さなブースでも2-3人で運営しただ

          世界の食業界の今を感じる!Dubai開催Gulfood2024初参加体験レポート

          【中東最大級の食展示会"Gulfood2024"】中東/EU/インド/アフリカ市場への可能性を大きく感じた初参加体験記!!(ホテル編)

          ドバイにお仕事で行ってまいりました。 海外にお茶を輸出しているWAOJE京都のお仲間から「とにかくGulfood(食の展示会)はすごい。ゲストとして見に来るだけでも価値があるよ」という簡単な説明を受け、その目のマジぶりに興味を持ったのが2023年。 そして、2024年になった今年はその友人がブース出店するとのこと。 「お茶の商談で当社のブースに来たゲストがスープにも興味を持ったら、その場でみそポタを紹介したら良いよ。来たらいいのでは?」というありがたいことを言ってくださ

          【中東最大級の食展示会"Gulfood2024"】中東/EU/インド/アフリカ市場への可能性を大きく感じた初参加体験記!!(ホテル編)

          超穴場の糸魚川から超近い白馬のゲレンデで体験した意外すぎる2つのイベント

          こんにちは。 今回は、グルメも温泉もお宿もアクティビティも超穴場で、大ファンになってしまった糸魚川への旅、最終回です。 今回は白馬ゲレンデに行ったアクティビティ編です。 私が白馬に通わなくなった約20年の間に、色々な変化が起こっていました..(楽しい&素敵な方向に) スキー自体はおそらく想像いただければわかると思いますので、楽しかった意外な体験を中心に最終回をお届けしたいと思います。 白馬のゲレンデは宿泊していた"ホテル国富翠泉閣"さんから車で約30分くらいの距離のと

          超穴場の糸魚川から超近い白馬のゲレンデで体験した意外すぎる2つのイベント