相手の望む言葉

時々　耳にすることがある

相手が望む言葉を言ってあげていると

そう話す人がいる

そんなことは考えたこともなくて

相手が望む言葉を言っている
相手に合わせていると言う

そうなのか……と
少し自分の中に違和感を帯びる

なんでそうするの？と質問したことがあるが

自分が優しいから相手の欲しい言葉を言うのだと

そう話す

そうなんだ〜　ふ〜ん
少し遠くに自分を置くように
そうかぁと眺め

相手が望む言葉ねぇ……

私は　相手が望む言葉を与えるという考えは
あまり持ったことがなくて……

そういうと語弊もあるのだが、

軸をどちらへ置いているかの違い
と思うけれど

自分に軸があるか
他人の軸にあるか

私は　自分が感じたものを言葉で伝えているので
望む言葉を言ってあげているという感覚は
あまり持ったことはない

望む言葉を正解にするような
考えは持ってなくて

自分の言葉を伝えることをしている

相手の望んだ言葉を選んで伝えているのでなくて
自分が伝えたい言葉を選んで伝えている

なので
相手の望む言葉を見ているのではなく
自分が思うものを　その場に適したもので
自分が伝えたいと思うものを伝えている

と言えばよいだろうか……

場にも人にも合わせるが
望むものを与える
というものとは違っていて

もちろん
その内容が同じになる場合もあるし
相手が望まないものとなる場合もあり

その場やその人に合わせて
伝えるもの　伝え方を　工夫する

自分の言葉を自分の正解とするように
伝える努力をする

もちろん、過去には
あるいは日常の中には

望む言葉を　相手に合わせて
言ったことはあるけど

その場合というのは
心で思っていないことを言葉にするようで
自分の考えているものとは違うものだから

言葉に心は入りにくくて

それを自分も知覚していて

相手に合わせているというよりも

その場をやり過ごしているだけのようになり

適当に合わせた言葉
軽い言葉
思っていない言葉
心の入らない言葉

そのような言葉のようで　心地悪さを持つ

自分もそれを感じるのだから
相手にもそういったものは伝わっているものと思う

心で思ってるものを　言葉にしなれば

心に伝わりはしないように思っていて

自分が言葉を受け取る場合にも同じに

心のない言葉は
心には伝わらなくて

適当にしているな
適当にされているな

と感じたりする

また、それは

心のあり方で　感じ方も　変わるものだから

どちらがどうとは難しいのだけど
自分の心に嘘があれば
どこか居心地の悪さを感じているだろう

そのように感じている場合には

自分自身が
他人に合わせるような　自分の心がない言葉を
使っているからかもしれない

相手の望む言葉を見つけようと
その言葉を選び言っているのは

つまり
優しいからというのもあるかもしれないが
相手を承認してあげているようで
自分が承認されたいから　のように思え

そもそも　あげている　と言葉にすることも
恩に着せていて

端々から　心のほつれのようなものを感じ
違和感となる

自己一致

言葉が自分の気持ちと一致しているのならいいが

相手が望む言葉ってなんだろう？と

私の中では　肌に合わなくて

望んでいる言葉というものを持たずにいるから
どんな言葉も謙虚に受け取れるように

期待する言葉というのを持たないようにしている

もしくは、期待する言葉はあっても、
そうでない言葉も受け入れられる

何かの言葉を期待して
それを望んで待っているということはしない

言われて嬉しいという言葉はある
言われて悲しいという言葉はある

でも望む言葉というものではない

私は　望む言葉など望んでない
相手の言葉を聞きたいのだから

嬉しい言葉もあれば
思ってなかった言葉と出会うこともあって
どんな言葉かなんてわからないものなのだから

どんな言葉なのかと　好奇心もあって
そこも含め楽しみであるのに

相手の望む言葉を見つけようとするのは
その人が　
望む言葉を言われるのを　望んでいるからなのかな

と　言葉にせずに　自分の中だけで感じ
心の声を言葉にして

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〜望む言葉〜

期待する言葉を望む
そんな姿の表れのようで

それは承認を待つ者のように思え

もちろん　期待しているものを感じるが
時と場合があって

それを正解にするわけではない

本当にその人のため自分のために
なっているのかって
そういうものを考えたりして

軸は自分に置いて
　　　　　

自分に嘘をつけないから
嘘のないものを形にしていたい

嘘は苦手　だから　
嘘では無いものや　プラスな面を見たり
自分の言葉を伝えていきたい

伝え方をいろいろ考えるのは
苦手なことがあるからこそなんだよね

その人その人で考え方も違うから
私の場合についての話だけど

感じている　心の声を言葉にしている

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・・お読みいただきありがとうございます・・

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