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プッシュギフトに思うこと

先日、夫からブランドバッグを突然プレゼントしてもらった。

夫曰くちょっと早めのプッシュギフトらしい。(現在私は妊娠8ヶ月)

これを機に私はプッシュギフトという"慣わし"を知ったが、プッシュギフトと以下のようなものだそうだ。

プッシュギフトは、出産した女性に対して夫やパートナーから贈られるギフトのことです。出産を「押し出す(push)」という表現にちなんで名付けられたもので、通常は出産の労をねぎらうためのプレゼントとして贈られます。
その起源ははっきりしていませんが、欧米諸国で普及している習慣で、2000年代以降に特に注目されるようになりました。プレゼントの内容は家族ごとに異なります。最近では日本でもこの習慣が広がりつつあります。

うん、なるほどね。


言わずもがな、妊娠・出産は女性側にかかる負荷がめちゃくちゃ高い。
私の場合、運良く悪阻はなかったが、それでもマイナートラブルはあるし、大好きな仕事も強制的に一定期間休まなくてはならない。
そして、出産時に身体にかかるダメージもめちゃくちゃでかい。

だから確かに出産を労って夫から妻へプレゼントがあっても良いかもしれない。

友人に尋ねてみたら、その子は出産後に20万弱するジュエリーをリクエストしたそう。

そう、SNSでプッシュギフトを調べてみると、最近は妻から夫にリクエストすることも多いらしい。

でも、私はこれが一般化するのはなんか違う気がする。。

なぜなら、夫側はNOと言いにくいからだ。

先の通り子どもを作ることは夫婦2人のことにも関わらず、出産・妊娠は妻への負担が圧倒的に大きい。

それは誰も否定できないし、世の夫たちも分かってる。

そして妻の(特に身体的)負担を、夫が代わりに受けることはできない。

腰が痛いと言う私を見て、夫は代わってあげたいと言ってくれるが、それは絶対にできない。

だから、夫はこのとき立場が弱いのだ。

ダメージを喰らった妻を目の当たりにして、出産のご褒美をおねだりされたら夫はNOとは言えない。

夫がNOと言えない状況を分かっていて、プレゼントをリクエストするのは意地悪ではないか?


だから、私はプッシュギフトという慣わしが一般的になっていくのは、アンフェアで良いことだとは思えない。


「出産お疲れ様。ありがとうね」という感謝の言葉と、家事育児への参戦があればいい。



とは言え、私に対してできることを考えて、プッシュギフトを知り、バッグをプレゼントしてくれた夫には大感謝で、とっても嬉しいんだけどね。

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