君のクイズ　小川哲　読書感想

Q-1グランプリの決勝戦
三島玲央の相手の本庄絆が問題が読まれる前に回答を正解する
やらせか、それとも何かの力か
玲央は考える　このクイズに正解するにはどうしたのだろうか

クイズ大会についてここまで考えた本は初めて

一問一問にこれまでの人生が描かれていて、ただのクイズに正解したのはどうして、というだけじゃなかった

クイズに正解できたのも、あの時の会話、あの時の出会い、偶然に目に入ったのを覚えていたから

なるほどと、ちょっと信じた
実際にクイズ大会で正解している人達が、全員そうとは限らない

真相は、そういうこと、で納得のいくものだった

そして途中まで信じて感動しちゃったよ

今の世の中演出したものが勝ちだなとも思う
そして望む姿を演じきった人が生き残れる

玲央はただのクイズ好き
絆はクイズはただの手段
世渡り上手いのは圧倒的に絆でしょう

でも応援したいのは玲央の方だった