退職🌸愛するこどもたちとの日々で気をつけていたこと
「どこでもホームになる」
退職直前にその言葉が唐突に頭に降ってきたとき、それは私の支えになりました
初めは空気が馴染まなくても、
最後にはどんな場でも本当にホームになるんだなぁ、こんなにも愛おしくなるのだなと思います
だれでも、どこでも。
個人的なお話ですが、
こんなに多くの先生、子供たちから別れを惜しまれ、笑顔で、そして応援され見送られるなんて3年前は夢にも思っていませんでした。
今まで同じように別れを惜しんでくれることがあっても、まぐれだと思っていたのです(失礼)
けれど、私の場合は、経験を積む中で、
どの場所でも慕ってくれる子供たちがいたこと、
環境/スキル・経験に頼らず、
自分でこの最後を引き寄せることが出来たのかもしれない、と思えたこともまた、その実感を強めてくれたのでした。
「子供は子ども」
これは私がずっと思ってきたことでした
つまり、
どこに行っても子どもたちの本質は変わらない。
学校や地域、育ちや環境が違っても、それでその子の本来の素質がブレることはない
だから彼らのありのままを引き出せるように、
そして
間違えることが恥だと思わないように、
前向きに人生に向き合えるように、
落ち込んでも、
苛立つようなことがあったとしても
【子供たちの前では常に一定の感情を保つ】!
「この人と話すとorこんなことを言ったら、
怒られるかもしれない/めんどくさい/怖い
だからその場しのぎの言葉で取り繕う」
これだけは絶対に避けたいと思っていました
「どんな状況でもその子たちが本音を言えるように、心から前向きに取り組めるように」、
心掛けていました。
例えば。
ゲームをしたい、めんどくさい
と子供たちが言うのならば
勉強めんどくさいよね〜ゲーム何してるの?
と答える。
今これやってる
そうなんだ、流行ってるの?わ〜先生これ絶対できないや〜このゲームの中で何が1番楽しい?
……
会話を続けていくと必ずその子だけの個性や輝きが見えます。
そこを、本人にも感じとって欲しかった
無理やりでなく心から自分のやりたいことに取り組もうと思えるように、
そのフォローをしたいと感じて接してきたのだと、今振り返るとそう思います。
勉強しなさい、
あなたのため思って言ってる、
遊んでばっかりね
子どもたちはそんなことを言われなくても、わかっている子が多いと思います
大切なのは本心に寄り添い、楽しいと感じるものを取り上げたり否定しないこと。
寄り添っていく中で彼らは必ず変化していきます
どんな時も絶対にそばを離れない
100%信じてくれる人がいる
そう想えることがどれほど彼らの力強さと飛躍に貢献するのでしょう
それは過保護とはまた違います。
信頼し、遠くから見守ること。
そして「おこさま」ではなく人として扱い、
言うべきことを言うこともまた必要です。
日本の教育システムは傷んでいる部分が多いと感じます。
そして子供たちを育てる大人も傷んでいる。
けれど大人が一概に悪い訳ではなく、
大人たちもまた、少年少女時代に痛みを背負いながらも、それに気づく機会がなかったり、
無理やり押し込めたり、新たな期待を自分の子に背負わせたりしているのだとも感じます。
子どもたちは、大人よりももっと素直で敏感です。
頼れる環境もとても小さく、狭い。
そんな彼らが、これから自らの道を切り開いていく時、昔たまたま掛けられた言葉、読んだ本、会話などなんでも-
に助けられることもあるでしょう
小さな種だったとしても、
その種がいつか、だれかの胸の中で咲くのだとしたら、いつまでも私は種をまく作業をしたいと思うのです
本当に縁とは不思議なもので、
星の数ほどの選択肢がある中で、
私たちが自ら選んだ「今」という瞬間を手繰り寄せた中で巡り合わせられているものだと感じます。
入社時は誰も知らなかったけれど
退職時はこんなにも多くの方の愛に包まれ終えることが出来た。
この経験はこれからも支えになることだと感じています。
これからはしばらく自分自身のことに集中します
もっと与えられるように、動けるように、
私自身もまず、自分の傷んだ過去や傷を1つずつ癒していき、自己と向き合います。
そうでなければ与えるのには限界があると感じているからです
春、新しいはじまりです🌸😘
今年は特に、明るい方へ拓けていくような予感があります
それぞれに変化が大きく来ていると思います
その変化は悪いものではなく、むしろチャンス
どう扱うかは自分次第
けれど恐れることはない
明るい未来へつなぐための第1歩なのね、と意識しながら動いているだけでその機会を手繰り寄せられると感じます
なので、みなさん
一緒に支え合い、楽しみましょう
今がいちばん楽しい!と言えるような瞬間をcreateしていきたいですね😊
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