2024年 春の俳句まとめ

もう初夏を過ぎたことだし、そろそろこの2024年の春で作った俳句をまとめましょうか。
もちろん、全部だと大変なので、僕が特に気に入っている俳句を六句紹介していきます。(解説つき)
みなさんもコメントでどれが気に入ったかを教えてくださいっ!

春の鴨なにも知らない顔をして

また、僕が算数の宿題に病んでいて、気分転換に河原でぼんやりしていたら、ぽかぽかすいすいと僕の苦労も知らずに春の鴨がやってきました。
僕もこう言う病んでいるときは春の鴨のように川にぽかぽかと何も考えずに浮かんでみたいです…。

雛まつり紅なる和紙を妹に買ふ

この妹は「いも」と呼びます。
実際、僕に妹はいませんが、父の妹の子供がまだ6歳ぐらいの女の子で、時々会ったりします。
その子が可愛くて、妹のように見ていました。
そして雛祭りの日。百均で紅色の和紙を妹に買ったみたら、すごく喜んでくれました。

春の雨親なき鳥の羽をうつ

雨の日。
いつもどおり学校へ登校していると、小さくて子供と見られる一羽の小鳥が木陰で休んでいました。
親がいないのか、なぜか体がガリガリで、すごくしょんぼりしているように見えました。
そんなかわいそうな小鳥のぼろぼろな羽を春の雨はつつみこむようにやさしく打っている光景を句にしました。

今年また二人で歩く桜道

河原を歩いていると、だいたい60代ぐらいの老夫婦が桜の咲く小道をゆるりと歩いているのを見かけました。
この老夫婦は家の近くに住んでいて、よく学校の登校の時、あいさつをしてくれます。
ある日、僕が「この町に住んで何年目ですか?」聞いてみると、「20年ちょっとくがいかなぁ~」と答えてくれました。
きっと、来年の春も仲睦まじい老夫婦は桜の小道を歩くのでしょう。

銭湯の桶のことんと鳴りて春

この俳句はシンプルに好きです。
父の銭湯に行ったとき、まずは桶でかけ湯をします。
かけ湯が終わった後、桶を石の地面に置きましたが、その「ことんっ」と言う音が何とも言えない気持ち良さで、なぜかその音に”春”を感じてしまいました。

春暑しカバンへ上着押し込んで

母とお出かけに行った時の事。
ららぽーとに向かっている途中、突然曇り空から眩しい日差しがさしてきて、数分もすれば春と思えない暑さが襲ってきました(夏よりは断然まし)
その頃、僕は上着を着ていたので速攻で上着を脱ぎ、いろんな物が入っているカバンの中へむりやり上着を押し込んだ時のことを句にしました。

    と言うことで、2024年 春の俳句まとめでしたっ!






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