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アルハイママの🎶ファソラファソ
アルツハイマーの母は、時々、チャチャチャチャチャという独り言が止まらなくなる。
どんなに観察していても、それがどういうタイミングで始まるのか、どういう状況だと止まらないのか、全然わからない。
タクシーに乗っているときや病院の待合室にいる時だと、わたしも人の目が気になったりするけれど、老人比率の多いこの田舎町は他人の目も優しい。
通院先の先生に、この症状を話したことはあるけれど、アルツハイマーの
アルハイママのTV感情移入が激しすぎて
12月は毎年、母の通院している精神科で長谷川式認知症スケールで検査を行う。今年のスコアは11/ 30。
去年と同じだった。
今年一年はみるみる母の記憶力が落ちてきているので、さぞかしスコアも悪いことと思っていたので、意外な結果。
「ふーん」という顔をしているわたしを見て、ドクターは「この数値だけでは測れない症状があるのはわかります。」と言った。
だからといって他の検査をする訳でもないし、同じ
とりあえず、を呪文のように呟きながらやってみた。YouTube。
夏はお疲れ気味のわたしだったけれど、秋は何かを始めたくなる。
秋分を過ぎたらむくむくと元気が湧いてきて、勢いに乗ってはじめてみた。youtube。
いつかいつかブエノスアイレスに戻ったら、町歩きの動画配信やりたいな。とずっと心に抱いてた。
その為には、あれ買って、これ準備して。。。とユーチューバーになるための装備のあれこれを調べたり、夢見たりしていた。
それはずーっとずーと長いこと温めていた想い
アルハイママ、アート教室からの卒業
この10月、母は通っていたアート教室から卒業することにした。
アートと言っても塗り絵教室で、見本の作品に沿って下絵に色鉛筆で色彩を入れて行くものだ。
もともとは母のアルツハイマーのリハビリ目的で、父が付き添って通い始めたもので、かれこれ6〜7年は通ったのかもしれない。
仕上がる度に先生が額に入れてラッピングしてくれる作品は、我が家のあちらこちらに溢れている。
月に二回、2時間程度のことだし、ず
癒し系映画5選〜最近のわたしの場合
サブスク配信映画でなぜだか何度も繰り返し見てしまう映画というのがあって、ふと、なんでかな?と考えてみたら、みな、わたし的癒し系映画だった。
重くなく、鑑賞後に気持ちよく眠りにつけるような優しいお話し。笑って、泣けて、程よく気分転換になる映画。
最近のお気に入りを記録しておこうと思う。
♫♫♫♫♫♫
『パリの調香師 しあわせの香りを探して』
生きることに不器用なふたりが不器用に
杖つきパパとアルハイママ、ダイヤモンド婚に至る
金婚式、銀婚式くらいは知っていたけれど、ダイヤモンド婚式という名称があるのは知らなかった。
我が家の両親が結婚60周年のダイヤモンド婚式を迎えました。
杖をついてヨボヨボ歩く父と、アルツハイマーで最近さらに色々分からなくなった母ではあるが、両方健在でなければ結婚記念日を祝うことはできないのだから、まずはめでたい。
大きな節目のお祝いだから盛大にやりたかったが、東京の姉は来られなかったし、自宅で
北海道の夏のお出かけ
東京からのお客さまを迎えてお出かけしてきた。
久しぶりにガイド的な役割を果たしてみて、やっぱりこういうこと好きだし、得意だな、わたし。と自分の能力を思い出したので記録しておきたくなった。
友達は猛暑の関東から避暑のつもりで北海道まで来てくれたのに、この週に限って北海道も暑かった。ごめんよ。
千歳空港にお迎えに行って、その足で向かったのはひまわり畑。幸運にもこのタイミングで満開。ありがたい。
杖つきパパの、できなかったお礼物語
終戦の日のTV番組のせいだろう、父が昔話をはじめた。
父は戦後に樺太から引き上げて来た日本人の一団のひとりだ。
父の祖父は樺太に早い時期に入植した人で、一族はその地では裕福に暮らしていたのだそうだ。しかし敗戦に際して、日本へ戻る決断をせざるを得なかった。
一族のうちの父の一家は、母親の親戚を頼って北海道砂川の農家に一時身を寄せたそうだ。樺太から追われるように着の身着のままたどり着いた一家五人を