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リタリコライフ勉強会 「障害年金」

今日はリタリコライフさんのオンライン勉強会に参加しました。数ヶ月に一回くらいの頻度で、興味のあるテーマの時、かつタイミング的に落ち着いて聞ける日時に開催される時に参加しています。総じてとても分かりやすく勉強になります。個別具体的なケースとして実在(多分)している方を例に挙げてくれるのが良いですし、期待しているよりもう一歩先くらいのことを毎回お話ししてくれるので、本当に助かっています。

リタリコさんは長男が3歳くらいの時から療育でずっとお世話になってきました。引っ越しも多かったので支援センターや病院、園や学校は転々せざるを得なかった中、リタリコさんには教室や支援は変われど幼児期〜学童期にかけて一貫して関わっていただきました。先生方にも恵まれて、子供の障害を受け入れる各過程において、私自身も精神的に支えてもらっていました。

何年か前に一度、本社のコールセンターに問い合わせの電話をした時、電話口で対応してくださったのが以前長男がお世話になっていた先生だったことがあるんです。「もしかして…〇〇ちゃんのお母様ですか?」と言われて、もう聞きたい内容も吹き飛んでちょっと泣きそうになりました。療育を始めたばかりの頃、母子分離ができず、子供も嫌々、私も苦々しい思いで無理矢理連れて行っていた時にお世話になった先生です。長男の笑顔をいつも誉めてくれて、ニコニコ優しく元気に受け入れてくれる先生のことを長男はすぐに大好きになりました。私たちが引っ越す時にくれたメッセージカードは長男管理のアルバムに今も大切に貼られています。もう会えないと思っていたので、電話口ででも声を聞けたこと、そしてスルーして用件だけで済ませることもできただろうに、わざわざ声をかけてくれたこと。胸熱。ちょっと感傷的すぎるかもしれないけど、良い人たちに恵まれてきたなとつくづくありがたい気持ちでいっぱいになったことを思い出します。

さて、勉強会のテーマは障害年金でした。長男は軽度〜中度の知的障害と軽度の発達障害というのが現段階の見立てなのですが、障害者手帳が取れるのかどうか、障害年金がもらえるのかどうか、就労はどうするか、住居はどうするか、大人になった彼を想像すると「母さんまだまだ頑張らないとなぁ」と気が引き締まる思いです。でもいつものリタリコさんのトークで、すごく前向きに考えられるようになりました。前向きなのが良いんですよ、家で子供と向き合って将来考えてるとなぜか途中から悲壮感漂ってしまうので…

「大人になるまでに、どれだけたくさんの人に知っておいてもらえるかが大事」という言葉が刺さりました。親亡き後も長男が生活していくために、サポートしてくれる機関、人と長男を結んでいくのが親の大事な役目なんですよね。

日々に追われてそれだけで精一杯になっていた今日この頃でしたが、先々のことを冷静に考える時間をもらって、少し俯瞰で見るのも大切だなと改めて思いました。

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