抗うつ薬が、やる気に休暇を与えてくれた話。
こんにちは、スミレです。
実は2023年の年末から、精神科・心療内科がある病院に通い始めまして。数日前には抗うつ薬(SSRIのやつ)デビューも果たしました。
飲み始めの副作用も落ち着いてきたので、せっかくだし記事にしようと思い立った次第です。
近頃に調子が悪くなったわけではありません。むしろ中学1年生の時から受診を勧められていました。不登校になった時期、色々あって児童相談所に行ったことがありまして。そのときに勧められていました。
当時の私は「人間コワイ」期のピーク真っ只中でしたので、医者だろうがなんだろうが断固拒否。周りと同じように登校することが正義だと盲信していた節もあるので、精神科にかかるなど到底受け入れられない提案でした。
通信制高校に進んでからは、中学時代の鬱々とした気分がある程度晴れやかになりました。自分と上手く付き合いながら生きる術を学ばせてもらい、今度は「学校大好き」期のピークへ。
じゃあなんの問題もないな、と思ったそこのあなた。私もそう思ってたのよ。
ある時期に、なんというか、洒落にならないほど沈んだというか、折れかけたというか、大事なところにヒビが入ったような感覚を覚えたというか。
一周回って冷静に「こりゃダメだわ」と自分が自分にストップをかけ、精神科・心療内科に行く決心をせざるを得なくなっていました。
その決心の後が辛かった。
自分の足で行ける病院のHPを片っ端から閲覧し、「20歳以上から」「18歳以上から(高校生は除く)」「中学生まで」の文字に泣き。
心臓が爆発しそうなほどの緊張と吐き気を覚える「電話をかける」という行為に2度も立ち向かい、「高校生を見れる先生がいない・枠が埋まっている」の返事に打ちひしがれ……。
生まれて初めて、「高校生」という肩書きを憎みました。
大人と子供の間って、大人とも子供とも扱われないって、こんなに孤独なことなのか、と思い知らされました。思春期外来の需要がめちゃ高いのは風の噂で知っていましたが、その割には供給が少ないよな、と。
「もういっそ高校卒業まで我慢しよう」、との2度目の決心もしました。
が、体感100億年ぶりに顔を出した希死念慮にビビり散らして、「アンタはもう勘当したでしょうが、森へお帰り!」と喝を入れてHP漁りを再開。
やっとの思いで今の病院に診てもらえたわけであります。
今は抗うつ薬に慣れてきて、かなり快適に暮らせています。ですが飲み始めて1〜2日目は、副作用とはおそらく違うところで影響がありまして。
「精神科から薬を処方された」という事実を、根拠もなしに悲観したのです。今まで自分なりに耐えてきたけれど、ここにきて折れた、と感じたのか。なんとなく自信が失せたというか。
実は、探究の授業からnote活動を始めたことが、キャンパス内ではなく学校全体の方?に評価されたらしく、条件は色々あるけれどラジオ番組に出ないか、とのお誘いがありました。
断りましたけど。
そう、断っちゃったんですよ。次がないであろうチャンスを。
「勿体無いことしたな」と思うのが半分、「薬の件がなくてもYESって言える状態じゃなかったろうし、これでいい」と思うのがもう半分といった心境です。
ああ、授業で習った認知的不協和を思い出してしまう。届かなかったブドウはきっと美味しくなかったと思い込むアレ。私のこれは逃げ?
いいや、上等だよ。今は無理をしていいフェーズじゃないんだ、きっと。
もう一つ変化がありまして。
やる気が吹き飛んだことです。
登校してもほとんどが自習時間な今、せっかくだし販売士検定とか挑戦してみるか、と意気込んでいたのが嘘のように、テキストを開く気が湧かない。
noteも、初めて加入させてもらったということで思い入れの深い『共育LIBRARY×共同運営マガジン』の記事は読破したいと思うのに、タップできないまま過ごすことが増えた。
当然自分が投稿するのにも、重い腰を上げてくれるやる気がいつもより少ないので一苦労。
ですが、こっちの方は全く悲観しておりません。人によっては「薬のせいじゃないか?」と思うかもしれませんが、私はむしろ助かっています。
何せ、「頑張らなきゃ」フィルターを外してくれたと考えているから。やや強制的だけれど、私が休息を得るために必要なサポートだと考えているから。
今までは、自分が大丈夫ではないと気づきながら、それが休んでいい理由にはならないと思い込んでいました。それは怠惰と変わらないと、できないくせに頑張ろうとし続けていました。
そうやって意固地になった結果、腰を痛めたり鼻風邪引いたり、挙句の果てに精神科の受診の決心をせざるを得なくなったのですから、ようやく自分が大丈夫ではないことを受け入れられてきたのです。
やる気たちは休暇の旅に出たのだと、春までに帰って来られる場所を整備するために一旦追い出してくれたのだと。そう考えたら気が晴れました。
今のうちに休息の取り方を覚えて、専門学校に進んだ後も人生エンジョイ勢でいられるようにしたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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