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不登校は父親が解決する:第二弾「サザエ・まる子にさよなら大作戦!」

全国には20数万人の不登校児を持つお父さん!
おはようございます〜

奥さんとはしっかり話していますか?
ただ聞くことに専念していますか?
反論やアドバイスはしないようにしましょう!
まずは第一弾で書いた共感〜!


さて私は研究の傍らエンジニアもやってます。
フロント少し、バック多め、鯖缶はなるべく人任せという働き方です。

エンジニア界隈にはよく知られたエンジニア特有のジョークがあります。

エンジニアジョーク

ある奥さんがプログラマーの夫に頼んで言いました
「買い物に行ったら牛乳を1つ買ってきて。もし卵があったら、6つお願いね。」
夫は牛乳を6パック買って帰りました。
奥さんが尋ねました「なぜ牛乳を6パックも買ってきたの?」
夫は答えました「卵があったから……」
出典

これは誰が悪いのでしょう?もちろんジョークですから、牛乳と卵を買うのは分かるのですが、エンジニアであれば牛乳を6パック買う理由もわかります

結論:どちらも悪くありません。

ではなぜこんな誤解が生じるのでしょうか?

原因は、文化の違いです。男女の違いではありません
(卵は牛乳の個数を決める条件であって、買う対象ではないと理解するのがエンジニアの考え方)

不登校の子供がいる家庭は、異なる文化圏に足を踏み入れているといえます。
異なる文化圏に属すると、普通の生活が違って見えます。

どんな世界かですって?

貴族の世界です。

不登校は貴族の世界

みなさん気づきのように、学校はあくまでも効率化したシステムです。

どのくらい効率化しているか、ST比(学生教員比)を見てみましょう。
小中学校では教員1人あたり生徒30〜40人を教えるわけです。
国立大だと教員1人あたりの学生数は10人未満です。
私立大ですと教員1人あたりの学生数は20人未満です。
教育システムが異なるので、比較してどうこうというわけではありませんが、GIGA導入時に言われた「個別最適化」ってどんなことをやっているのかだけでも見えてきてもいい頃だと思うのですが、、

その昔、貴族は家庭内で教育をしていました。
産業革命が進み、ある程度学がある労働力が必要となり、学校という制度が発明されたとも言われています。(諸説あり)

たしかに「常時3000rpm」「感電注意」「緊急停止ボタン」って文字を読めた方が労働者としては優秀ですよね。

つまり家で学ぶ「ホームスクーラー」現代の貴族とも言えるわけです。
(ただ、義務教育で教育方法を教えていないのは問題ですが)

まぁ「貴族」はあくまでも比喩ですが、ここで大事なのは「違う世界に生きることになった」という自覚です。
必ずしも貴族のように振る舞う必要はなく、自覚だけですよ。

お父さん、子どもが不登校ですと家に帰るのが憂鬱でなかったですか。
家に帰ると妻から今夜も
「今日は午後まで寝てた」
「近所の人がゲームをやめさせたらって言ってくる」
「これからどうするの?」
と問われ、
「こうしたら?」って言うと、
「違う、それはできない、家にいないからわからないんでしょう!」
と言われていませんか。
いつもこの繰り返しじゃないですか?
奥さんに何らかの解決策を提案しても「それはできない」と反発されませんか?

そうなんです。
まだ庶民感覚が残っているんですね。
普通の生活に戻りたいと。

普通の生活って何?

普通の生活って誰が決めたのでしょう?

朝起きて、朝ご飯を食べて、学校へ行き、ちょっと怒られて、放課後は友達と遊び、夕食は家族全員でとり、団らんをして、そして寝る。

これが「普通だ」と擦り込まれてきました。

誰が?

どうやって?

そう、そのひとつが「サザエさん」であり「ちびまる子ちゃん」です。

でも令和の現在、不登校に限らず大多数の家族がサザエさんやちびまる子ちゃんのような生活ができません。

いまだにそれが理想と惑わされ、そこを目指そうとしてそのギャップに苦しんでいます。

「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」はとても良いコンテンツですが、受け止め方を変えましょう。
あれは大河ドラマだと。
ふーん、昭和時代はこんなに生きづらかったのねと。

前出の牛乳6本の件、エンジニアの夫はエンジニアの世界での理解をしただけです。サザエさんを見ている世界ではサザエさんでの世界での理解をしたでしょう。

まずあの「普通」を捨てましょう。
そこでまずは不登校に最適化した家になることが必要です。

不登校に最適化した家とは

まず安心できる家にします。
まず負担を感じるご近所付き合いを減らしましょう。
不登校の本などには「近隣コミュニティとはつながり続ける」と書かれています。しかし、近所との接点が母親で、それに負担を感じる場合はそうではないでしょう。

その場合、まず外交は父親が担当するとしてください。
学校への欠席連絡は不登校家庭で最も負担が高いベスト1です。
残念なことになぜか父親の意見は通りやすかったりするので、

  • 欠席連絡はしない

  • 行く時に連絡する

  • 給食は全て停止

  • 教材も購入しない

  • PTAは退会する

書面で通知してください。

回覧板を回すのも、旗フリ当番も、下の子を子ども会に連れて行くのも、外交官のお仕事です。

そして、父親は不機嫌にならない怒らない態度でそれを示さないことが大事です。ため息もだめですよ。
一説によれは1回怒ると不登校の解決は30日伸びます。もちろんそんな説はありませんが、そのつもりで対応してもいいかもしれません。
もちろん我慢をするんじゃないんです。出来ているところを探すことで、怒らないですむのです。

「普通を捨てよ、家にこもろう」
寺山修司じゃありませんが、刺激を避けるためにこもるのは良いことです。あくまでも一時的にですし、妻の外と接触することを制限するわけではありません。
あくまでも、妻の負担や妻への刺激を減らすことです。妻の役割を奪うことではありません。


<参考記事>

まとめ

子どが安心できる場所だけでなく、母親も安心できる場を作るというのがこの目的です。

親も子もまずは休息をしましょう。
そして「我慢をする」んじゃなく「受け止め方を変える」ことでとっても楽になります。
そして父親は外とつながり続け、扉の向こうに素敵な世界があることを匂わせ続けましょう。

おっと、パターナリズム(父権主義)はダメですよ。権威勾配は水平か自分が低いくらいで。

<参考資料>
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/25/1407449_3.pdf

第3弾は、どうすれば勉強するのか。父親ができる(母親でもできるけど)簡単で低コストでできる意外な方法。
第4弾は、妻とにらみ合うのでなく同じ方向を見つめることができる簡単な方法を予定しています。
スキをくださると頑張って書きます〜!

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