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JYP「A2K」から始まる旅路

 虹プロが他のオーディション番組と一線を隠したのは、やはりJYPARKさんが審査員だったからだと思う。
ガルプラ、ボイプラ、アユネク、クイーンダムシリーズなど多くのオーディション番組を見る中でその違いを感じるようになった。
他のオーディション番組ももちろん面白い。悪変と呼ばれることもあるフィクションめいたMネットのオーディション番組は、リアリティではなく、物語を見るようで楽しさがある。参加者の性格がどうなのかはわからないけれど、番組側の改変によって切り取られた姿。それを楽しむのが醍醐味だ。けれど、虹プロは参加者のレベルの高さももちろんだけど、とにかくパークさんの言葉が響いた。語録が流布されるくらいの人気を博した。 
 虹プロのアメリカ版ともいわれる「A2K」を見た時にその面白さを改めて感じた。

◽️第一話はこちら

 個人的にいちばん印象的だったのは、バレエを12年以上続けていたけれど、辞めることに決めた参加者に対して、パークさんがかけた言葉だ。
「僕もかつて地質学を専攻する学生だった。これはひとつの旅路です。私たちはどんなことが好きかわからないです。いろいろなことにチャレンジしないと何を求めているか決してわかることができないです。だからいいのです。」
という言葉は選択の岐路に立つ人たちにとって勇気を与える言葉のような気がした。最後に彼女がこれまで培ってきた努力から得られる表現力についてコメントする場面もあり、30分の長尺でも全く見飽きない刺激があった。

 他のオーディション番組ももちろん面白いし、見ていてワクワクする。けれど、あくまで自分が生きている人生とは違った道を歩む応援者に過ぎないような気がして少し感傷的になったりもする。

けれど、虹プロでパークさんが放った言葉は、私たちが人生を生きていく中で糧になる教えであり、自分自身の選択にもつながっていく。日本で行われた虹プロは日本人の参加者のみで構成されていたからこそ親しみのあるものだった。けれど、アメリカで行われるA2Kは全くの異世界だ。ペンダントも選考のシステムも似ているかもしれないけど、参加者が持つ色が全く違う。アジア系、ヒスパニック系、アフリカ系など多種多様な人々が持つ文化とKPOPがどのように交わるのか、楽しみに鑑賞したいと思う。 

 個人的には、韓国語は挨拶しかわからないので、英語だとパークさんも話しやすそうで聞き取りやすい点も良かったです!まだこの番組は始まったばかり。youtubeで気軽に見れるのでぜひ見てみてください!

第二話はこちら

第3話 7/21プレミア公開


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