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09 3月

前書き

初めて担任した子どもたちが卒業するな~とか考えてたら2月が終わってしまいました。
みなさん3月はいかがお過ごしでしょうか?
わたしは前述のとおり、子どもたちの卒業のため、また修了のために日々奮闘しています。
そんなこと考えてると、今日3月11日を迎えていました。

小5の3月

2009年3月、この年は第2回WBCがあった年だ。

推しチームである日ハムから稲葉選手とダルビッシュ選手が出場し、興奮したものだ。
決勝の3月23日は、平日で学校だった。
しかも、試合時間は日本時間10時30分開始で、まさに授業中だった。
12時20分に4時間目が終わり、給食へ。
当時の担任が、野球好きの先生ということで男の子ほぼ全員で給食中見せてくれないかと交渉し、見事に成功した。
ここからは記憶があいまいだが、昼休みまで見せてもらい、ちょうどダルビッシュ選手がクローザーとして登板したのだ。
抑えれば勝ち。道民の私たちは若きエースを応援した。
しかし、同点に追いつかれ、延長戦へ。昼休みも終わりの時間。
諦めきれない私たちも延長戦への交渉。
先生は悩みながらもOKをくれたのだった。

教師になった今わかることだが、とても悩んだと思う笑
今では感謝しかない。本当にありがとうございました。
でも、こうもわかる。
子どもたちの好奇心が1番の学習になると。
少なくとも私の記憶にはしっかり残っている。
話を戻そう。

この後すぐに、イチロー選手の決勝タイムリーにつながり、ダルビッシュ選手の三振締めで試合終了になります。
そのあと試合についての作文?感想文を書いたような気がするけど、とてもいい文を書いたような気がする。
まさに主体的な学びだ。

中1の3月

中1の3月は、WBCから2年後の2011年である。
そう、東日本大震災の年。
色々な思いもあるけれど、映画を見てるような感じだった。
札幌市だから影響はそこまでなかったけど、地震前の日常に戻ったのはいつだっかは覚えていない。
ぽぽぽ~んはいつ終わったんだろ?

でも、大学に入り色々な東北出身者と出会った。
そして、出会えたことにとても感謝している。

あの日から12年後。私は教師をしている。
そして、初めて受け持った子たちが6年生としてこの3月に卒業します。
すごいことですね。12年前のあの3月に生まれた子もいます。
半年しか担任できなかったけど、あの子たちの卒業ができてよかったです

後書き

同じく東北で地震で被害に現れた方が今日WBCの試合に登板した。
岩手県大船渡高校出身の佐々木朗希選手だ。

https://www.tv-tokyo.co.jp/sports/articles/2023/03/027565.html

チェコ相手に3回2/3を2安打8奪三振2四球1死球1失点(自責0)と好投。
試合も10対2で3連勝とした。

佐々木選手もあの震災には特別な思いがあったことをテレビで知りました。
そんななかでの今日という日付での好投。
きっと日本に、そして東北に力を与えてくれたことでしょう。

この佐々木投手のように、うちの子どもたちの未来も輝いてほしいなと思います。

最後に2011年、当時東北楽天ゴールデンイーグルスの選手会長を務めていた嶋選手の開幕戦でのスピーチの一部を抜粋します。

今,スポーツの域を超えた野球の真価が問われています.

『見せましょう,野球の底力を.
見せましょう,野球選手の底力を.
見せましょう,野球ファンの底力を.

共に頑張ろう,東北!
支え合おう,ニッポン!!』

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