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【6月7日】ロシア軍住民救助せず【ウクライナ戦況図】クレムリン 敗北後の部隊もウクライナに残し放置へ【最新】スイスがウクライナに武器提供へ|IAEA緊急査察発表「メルトダウンまであと○日」

【6月7日】ロシア軍住民救助せず【ウクライナ戦況図】クレムリン 敗北後の部隊もウクライナに残し放置へ【最新】スイスがウクライナに武器提供へ|IAEA緊急査察発表「メルトダウンまであと○日」

0:00 はじめに
0:06 全般的な事柄
1:47 最新ウクライナ情勢ニュース
1:55 スイス議会 ウクライナに武器提供へ道筋
2:59 ザポリージャ原発 住民に対し避難勧告
4:03 IAEA国際原子力機関「炉心溶融まであと○日」緊急査察へ
5:19 北東部 国境方面クピャンスク方面スバトベ・クレミンナ線の戦況
7:30 東部 バフムト方面の戦況
11:23 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
12:13 南部 ザポリージャ州
14:32 南部ヘルソン州の戦況
15:11 クレムリン ロシア軍の敗北を理解するもウクライナの部隊は撤収できず

日頃調べている最新のロシア軍とウクライナ軍の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
※サブチャンネルで投稿主がニュースと視聴者様のコメントを読んでいます。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/

#ウクライナ
#ゆっくり
#プーチン大統領

みなさんこんにちは。
最新のウクライナ情勢について
お伝えします。
ロシアがキーウに侵攻してから
469日、
この動画では、
きょうの戦争研究所のレポートや
ロシアのミルブロガーの情報などをまとめて、
地図を使っていち早くお伝えしています。
そのため記号は簡略化しています。
最近は午後6時頃に公開しています。
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください。
■まずは全般的な事柄です。
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍の損失は、
兵士880名
戦車13両
装甲戦闘車17両
砲37門
多連装ロケット4両
防空システム1基
航空機1機
ドローン7機
その他車両20両
となっています。
この日戦線全体で、
30回の地上戦の報告があります。
■この日のニュースを簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプターで
必要なところを見ることもできます。
1番目
永世中立国のスイスが、
ウクライナへの武器供与に道を開きました。
ヨーロッパトゥルースによると、
この日スイス議会上院は、
ウクライナへの
武器を輸出するための
修正案を可決しました。
修正案は賛成22、
反対17、
棄権4で可決され、
修正案では、
人権侵害がなく、
民間人に対して
武器を使用していない国に対して
輸出が可能で、
輸出した武器は
再輸出できない条件が付されます。
スイスは永世中立国で、
これまでドイツ、
デンマークからスイス製の装備を
ウクライナに供与したいとの
要請がありましたが、
スイスは拒絶していました。
これまでの経緯から考えると、
まずゲパルト対空戦車の弾薬、
機関銃の弾薬、
ピラーニャ兵員装甲輸送車の供与が考えられます。
2番目
この日、
ザポリージャ原発の立地する
エネルゴダル市の市長は、
住民に対し、
市から避難するように勧告しました。
この日市長は、
ラジオリバティの
「アゾフニュース」に出演し、
「ザポリージャ原発に
ロシア軍がいることは変わらず、
原発の敷地内に
軍事装備や弾薬庫もあることや、
その運営方法を見聞きしていると、
いつでも状況が制御不能になり、
重大な事態に陥る
可能性があることは明らかである」と述べ、
可能な限りエネルゴダル市と
その周辺から離れるよういいました。
また市長は、
「今日避難するつもりがなくても、
ある日突然、
占領当局から
避難を強制されることもある。
洋服、
書類、
貴重品、
サバイバルグッズを
車の中に詰め込んで、
いつでもすぐに
避難できるようにしておくべき」と述べました。
3番目
IAEAのグロッシ事務局長はこの日、
スカイニュースのインタビューに答え、
「カホフカダムの破壊は、
ザポリージャ原発にとって
深刻な脅威である」と認めました。
グロッシ事務局長は、
来週専門家のチームと一緒に
自らもザポリージャ原発に行き、
現場の状況を
評価する予定とのことで、
「その間も
原発の冷却用の貯水池の水位は、
1時間に5センチから
7センチずつ減少している。
1日で1.5メートル、
10日で15メートルだ。
パニックは起こしたくないが、
現在は深刻な状況だ。
貯水池の状況から見て、
数日から数週間は
安定しているだろうが、
その後水が切れて
原子炉を冷却できなければ、
炉心溶融が始まる可能性がある。
そうすれば深刻な環境破壊が生じる。
かといって、
問題が根本的に
解決される可能性は低い」と述べました。
■それでは、各地域の戦況です。
●北東部 ハルキウ方面
○国境方面
ロシア義勇軍と「ロシアの自由」軍団は、
タボルジャンカの一部を占領しています。
この日ベルゴロド州知事は、
すでにタボルジャンカの町を
統治していないと認めました。
この方面では
未確認の情報を積み重ねるしかありませんが、
この反政府組織の支配地域は、
東の方に広がっている可能性があり、
戦況図を更新しました。
●北東部 クピャンスク方面
○クピャンスク方面
この日は地上戦の報告はありませんが、
この日、戦況図の森林の中で、
アンモニアのパイプラインが損傷し、
大量のアンモニアが漏れました。
この付近は戦闘地域となっているため、
ウクライナのハリコフ州の
シネフボフ知事は、
ロシア軍がパイプラインに向け、
6発の砲弾を発射し
破壊したと報告している一方、
ロシア側は、
ウクライナが破壊したと
互いに非難しています。
戦況図では、
ロシア軍に
直接的な被害があると思われますが、
ロシア軍が
化学兵器を使う口実を作るため、
偽旗攻撃をおこなった可能性もあり、
現時点で判断はできません。
アンモニアは
皮膚や粘膜、目に対する刺激性があり、
触れると凍傷や炎症、
目に入ると失明、
蒸気を吸入すると呼吸困難を起こすとされ、
化学兵器を使用した場合と
同様の効果があります。。
○スバトベ・クレミンナ線及び
○シベルスク周辺
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この日ロシア軍は、
クレミンナの南西、
ビロホリフカ、
ヴェレストーベ、
ヴェセレに攻撃を行いましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退しました。。
●東部 バフムト方面。
この日の天気は、晴れ、最低気温11度、最高気温23度。
今日の天気は、くもりの予報。
天気は下り坂で、来週はぐずつく予報です。
○バフムト北方
この付近では、
ウクライナ軍が奪還作戦を継続しています。
この日ウクライナの
ハンナマリヤール国防副大臣は、
バフムトのウクライナ軍は、
防御作戦から
攻撃作戦に転換し、
いくつかの地点で
200メートルから
1キロ前進したと述べました。
ロシア軍は
予備の動員兵を前線に持ってきていますが、
バフムトで陣地を失いつつあります。
1番目
この日ウクライナ軍は、
オリコヴォヴァシリフカの東にある高台で
陣地戦を優位に進めている可能性があり、
デュボヴォバシリフカに接近しています。
戦況図を更新しました。
戦況図の記号に日付がありますので、
テレビやパソコンのモニターで
フルスクリーン表示すると、
戦況の変化を追うことができます。。
2番目
ベルキフカでは、
集落に入ってきたウクライナ軍に対し、
ロシア軍も応戦し、
市街戦となっています。
戦線はウクライナ軍が
押している可能性が高く、
ロシア軍の部隊は後方に下がり、
森林地帯で抵抗していると思われます。
またウクライナ軍は、
デュボヴォバシリフカの郊外にある
砲兵陣地に対し、
砲撃とミサイルで攻撃を行っています。
戦況図を更新しました。。
○バフムト市街地
この日は戦況図に変更のある情報はありませんでした。
ウクライナ軍は引き続き、
クロモベの湖の付近、
赤い屋根の多目的施設で抵抗しています。
赤い屋根の施設は
ウクライナ軍が防御を固め、
徹底した要塞化を
おこなっているとのことです。。
○バフムト南方
この方面では激しい戦闘が続いています。
1番目
おとといの動画で、
クリシチフカの補給線を砲撃していると
お伝えしたクリシチフカの北では、
ウクライナ軍が住宅地を奪還し、
さらに東と南に分かれて進み、
東では鉄道を挟んで
ロシア軍と地上戦となっています。
また、南の攻撃軸では、
クリシチフカの集落の端で
戦闘となっています。
2番目、
クリシチフカの西側では、
ウクライナ軍が
集落までの距離を詰めています。
この付近が
ウクライナ軍の攻撃の主軸で、
南北2キロの森林地帯で
地上戦となっています。
3番目
クリシチフカの南では、
ウクライナ軍が水路を渡り、
東側に入りました。
ロシア軍は水路の支配を失い、
水路の東側で陣地戦となっています。
ロシア軍も
特殊部隊を増援に送って
抵抗していますが、
クリシチフカは
背後を鉄道と川で分断された地形で、
孤立化しやすいところに、
ウクライナ軍の攻撃で
バフムトからの補給路を断たれ、
かなり苦しい展開となっています。
戦況図を更新しました。
●南東部 ドネツク州
ドネツク州の戦況についてお伝えします。
今日はまとめてお伝えします。
この日ロシア軍は、
アウディーイユカの南、
マリンカに攻撃をしましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
マリンカでは、
ロシア軍のストームZ部隊の
損耗が激しく、
この日はチェチェンのアフマト部隊が
引き継いで攻撃を行いました。
この部隊は、
最初の数回の攻撃で
攻撃能力の大部分を失いましたが、
部隊がボロボロになりながら
それでも攻撃させられ、
結局1日で13回攻撃しましたが、
全てウクライナ軍に撃退されました。
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気はくもり、
最低気温11度、最高気温25度。
今日の天気はくもりの予報。
こちらも週末からぐずつきます。
この方面では、
ウクライナ軍が反撃をおこない、
ロシア軍も応戦しています。
○ヴェルカノボシルカ方面
1番目
ノヴォドネツクでは
激しい戦闘がおこなわれています。
この日いったんは
ウクライナ軍が奪還したこの町に、
ロシア軍が反撃し、
ロシア軍が占領しました。
しかし、
ウクライナ軍は
体勢を立て直して反撃した結果、
郊外の北側の陣地を再奪還しました。
現在集落はロシア軍が占領しています。
戦況図を更新しました。
2番目
この日ロシア軍は、
ウクライナ軍が奪還したネスクチネに
再度占領を狙って攻撃を行いましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。
3番目
その西のリブノピルでは、
ロシア軍が
ウクライナ軍の陣地に向かって
攻撃をしましたが、
ウクライナ軍は
陣地を維持しています。
4番目
またロシア軍は、
ウクライナ軍が奪還した
ノヴォダリフカに攻撃を仕掛け、
奪還作戦をおこないましたが、
がウクライナ軍は
陣地を固めていて、
ロシア軍の攻撃は
失敗に終わりました。
これらの攻撃軸での
戦況図の更新はありません。
○オレホポ方面
この方面では、
ウクライナ軍からの
発表はありませんが、
ロシアの複数のミルブロガーは、
オレホポとトクマクの複数の地点で
ウクライナ軍が攻撃し、
戦闘が続いていると主張しています。
また、この日、
ザポリージャ占領当局のウラジミールロゴフは、
トクマクとメルトポリで
6件の大規模な爆発があったと
報告しています。
●南部 ヘルソン州
ロシア軍が占領している地域の
洪水の被害は深刻ですが、
冒頭の動画のように、
ロシア占領地の状態は
「平常」で、
「全てが通常通り」ということになっていますので、
この方面で
避難活動や救助活動はおこなわれる見込みもなく、
深刻な被害が予想されます。
カホフカダムの水力発電会社のシロタ代表によると、
水位は3日か4日後に
下がりはじめ、
10日後には元の川の水位に下がるとの
見込みを示しています。
■その他
軍事専門家のローマン・スヴィタン氏は、
ロシア語のテレビに出演し、
ロシア軍の敗北について解説しました。
それによると、
「ロシア軍の指導部は、
すでにこの戦争で敗北を理解している。
いまのロシア軍の任務は、
なるべく少ない損失で
戦争を抜け出すこと、
戦力をロシアに戻し、
ウクライナから撤退することの
2つとなっている。
しかし、
ロシア軍は
ウクライナ領土にいて、
交通網も鉄道も寸断され、
ロシアに整然と撤退する方法もない。
つまり、
ロシア軍は
ウクライナで人質となり、
ロシアに戻れず残ったロシア軍は、
ウクライナで自決することになる。
実際、
それを見越したロシア軍は、
戦力をできるだけ残すため、
クリミアから撤退しはじめている」と述べ、
最近再配置の名目で
ロシア黒海艦隊が、
クリミアからロシアに移動した例を指摘し、
ロシアの敗北後の
ロシア軍の悲惨な将来を示しました。
今日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。

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