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2006年 阪神タイガース(2位)

2023年、再び監督に就任した岡田彰布のもと18年ぶりの優勝と38年ぶりの日本一を果たした阪神タイガース。
こうなると次なる目標は連覇となってくるのですが、阪神は球団史において連覇をしたことがありません。ということで前々回の優勝した2005年の翌年である2006年の阪神タイガースを振り返っていきましょう。

2006年 阪神タイガース 野手陣
2006年 阪神タイガース 投手陣

ほとんどの主力選手は2005年とは変わりません。(しいて言うなら新外国人のオクスプリングくらいか)
しかし明確に変わったところといえば前年147打点を挙げた今岡誠の調子が上向かず、6月には死球を受け離脱して手術します。
その代わり空いたサードには関本賢太郎が入り、規定未到達ながら打率3割、出塁率.382という好成績を残します。

この年も昨年同様中日と熾烈な優勝争いを展開。前半戦終わりには首位中日と1.5ゲーム差とまだまだ狙える位置にはいました。しかし後半戦最初のカードの中日戦で3タテを食らい、ゲーム差はどんどん開き中日と6ゲーム差に。
8月に入ると藤川球児が怪我で離脱。その結果8月は5度の二桁失点を喫するなど投手崩壊。ここで投手陣を見てみると井川慶、下柳剛、福原忍、安藤優也が二桁勝利。また勝ちパターンの久保田智之が不調ではあるもののまだまだ健在でした。

残り28試合で首位中日とは9ゲーム差の2位。中日との差は広がり続けるものかと思われましたが8月27日、戦線復帰した藤川球児がお立ち台で号泣。その試合から6連勝、1つ負けて5連勝、中日に2連敗するもそこから9連勝して25勝6敗1分と驚異的なペースで中日を猛追しました。しかし10月8日、中日が勝利し阪神が敗れゲーム差が3になると残り試合数(阪神:3 中日:6)的に事実上終戦。10月10日、中日は優勝を決めました。

この年は84勝58敗4分。普通に優勝してもおかしくはない成績ですが、当時史上最強と謳われた中日が87勝54敗5分と阪神以上の成績を挙げました。

この年オフ、片岡篤史が引退、さらには最多奪三振を獲得した井川慶がメジャーへ飛び立ちました。

2006年といえばオールスター第1戦の藤川球児vsA.カブレラの直球勝負が有名ですね。かつて東京ドーム事件で因縁のある清原和博が藤川と対決して「参った。火の玉や」というフレーズも有名です。

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