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2006年 北海道日本ハムファイターズ(優勝・日本一)

去年で北海道移転から20年。この北海道に移転してからは5度の優勝と2度の日本一となった北海道日本ハムファイターズ。ここ最近では最後にAクラスになったのは2018年と少し苦しんでいますが、今年は現時点で2位につけており好調ではあります。そんな日本ハムが北海道移転後初の優勝そして日本一になったシーズンを振り返っていきましょう。


野手陣

2006年 北海道日本ハムファイターズ 野手陣

前年は5位に終わった日本ハムですが、24歳の森本稀哲が100試合以上に出場したり、高卒ルーキーのダルビッシュ有が14登板で5勝を挙げるなど若手の台頭が多く目立ちました。
そして2006年はその森本稀哲がさらに成績を挙げ打率.285 9HRと大活躍。さらには25歳の田中賢介が規定到達で打率.301という好成績を残しました。
もちろんクリーンアップの小笠原道大、フェルナンド・セギノール、稲葉篤紀は強力で全員が25HR以上を打ち、特に小笠原は32HRでHR王、100打点で打点王の打撃2冠に輝きました。またこの年を最後に引退するSHINJO(新庄剛志)は16HRを放ち、引退年とは思えないくらい活躍しました。
捕手は髙橋信二、鶴岡慎也の併用、そして抑え捕手として中嶋聡が出ていました。またこの年は森本、SHINJO、稲葉の外野陣が揃ってゴールデングラブ賞を獲得しています。

投手陣

2006年 北海道日本ハムファイターズ 投手陣

前年のドラフト会議では希望獲得枠で八木智哉を、大社ドラフト4巡目で武田勝を獲得しました。
するとその八木智哉は12勝を挙げる活躍を見せ新人王のタイトルを獲得。
さらに高卒2年目のダルビッシュ有は前年の2倍以上となる12勝を挙げます。
金村曉も(絶対に許さない。顔も見たくない。の件はあったけど)9勝を挙げるなど先発防御率はリーグ2位の3.43。
しかしさらにすごかったのは救援陣で、まずルーキーの武田勝は29登板で防御率2.04。またシーズン開幕直前に實松一成・古城茂幸とのトレードで岡島秀樹を獲得。岡島は55登板で防御率2.14、20Hを挙げる大活躍。同じくセットアッパーの武田久も75登板で40Hを挙げ最優秀中継ぎのタイトルを獲得。そして抑えのMICHEALが39Sを挙げ最多セーブのタイトルを獲得しました。

できごと(主にプレーオフ)

プレーオフでは1stステージで3位から勝ち上がったソフトバンクに対し3勝0敗(この年から1位のチームにアドバンテージの1勝が与えられる。)と圧勝。特にプレーオフ第2戦は稲葉篤紀の内野ゴロを2塁に送球するもセーフ。その間に森本稀哲がホームを陥れ勝利しました。
日本シリーズではセ・リーグ覇者の中日と対決。ここでは4勝1敗で日本一を決めました。
このオフの出来事でいえばこの年をもって新庄剛志が引退。さらには主力中の主力選手の小笠原道大が巨人にFA移籍。中心選手2人の引退・移籍でチームは弱体化…とはならず翌年も優勝しています。

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