障害者ビジネスの実情
こんにちは！
二人の障害児の父 すけじろう です。
すごいタイトルになってしまいましが、ご説明いたします。
昨日は、障害者グループホームの経営説明会に行って社長になりました・・・まで書いたと思います。
その説明会では、「障害者グループホームはブルーオーシャンです。」
という話でした。
同じ福祉でも、介護福祉、老人ホーム等の高齢者施設は、入れ替わりが激しい業界です。
今若い人も、いずれは老人になります。
なので需要が計算できるという側面、将来の自分の為という側面、敬老の精神や親を大切にという文化という側面と、様々な面から新規参入が多く、起業しては潰れて・・・という入れ替わりが激しい業界です。
対して障害者福祉の業界はというと、全く逆です。
成長と共に若人から老人へ・・・というのと違い、成長の過程で知的障害になるケースは、事故などで無い限りありません（精神障害は別ですが）。
また、老人と接する機会は大いにありますが、知的・精神障害者の方と接する機会はそう多くないでしょう。
知らないから怖い。
怖いから近づきたくない。
近づかないから関係ない。
関係ないからどうでもいい。
現在障害福祉に関わっている方、障害児育児をされている方でも、こう思っていた方（いる方
）は多いはずです。
それは、企業だって同じです。なのでこの業界には、新規参入がほとんどありません。あえてうがった表現をするなら、古くからある大きな法人が牛耳っていて、良くも悪くも変化がありません。
さて、冒頭の「障害者グループホームはブルーオーシャンです。」という意味ですが、２つ理由があります。
１つは、需要に対して供給があまりに少ない事。
上記しましたが、新規参入がされないので、なかなか増えないんです。
知的障害者さんは途中で増えないから頭打ちなんじゃないの？って思われるかもしれませんが、そうではありません。
知的障害児が生まれるのは、確率の問題です。
毎年数パーセントは必ず生まれてきます。子供が多い年も少ない年も、同じ確率です。
つまり変な言い方になりますが、毎年多くの知的障害児が、利用者候補が生まれてくるのです。
２つめは、「普通」が出来たら喜ばれる事。
カップラーメンではなく、「普通」の手料理が食べられるホーム。
土日も実家に帰宅せずに見てくれるホーム。
２４時間見守るホーム。
誕生会、お花見、たまには宅配ピザなど、イベントをするホーム。
この「普通」が出来るホームです。
いやいや、さすがにそれはハードル低すぎでは？
って私も思いました。
でも、実際はその通りでした。
昔からグループホームをやっている福祉法人の方に
わざわざ料理作ってるんですか？
土日も見てるんですか？
２４時間、人を置いてるんですか？
要は、「そんな事してて儲かるんですか？」って言われた事があります。
ええ、ちゃんとしてても儲かりますとも。
もちろん、生活もあるので利益度外視でやっていた訳ではありませんが、経営して２年目にはそれまでの年収をあっさり超える手残りがありました。
特別な事は、何もしていません。
みんなで一緒にご飯を食べ、テレビを見て笑い、他愛もない会話をし、おはようとおやすみを言い、おかえりとただいまを言う。
こんな「普通」をしていただけです。
このブログの目的は障害福祉業界を少しでも知っていただくことなのですが、最終目標は別にあります。
「普通」が当たり前に出来るホームを増やす事
私と同じような「子供の将来に不安が無い親」を増やす事
この２つです。
この事から、私と同じような障害児育児中の親御さん、兄弟など身近に障害者の方がいらっしゃる方に、障害福祉事業、特にグループホームを運営する事を強く、おススメします！
子供の将来に不安になる事なく過ごせます。
子供の出来ない、やらないにイライラしなくなります。
ご親戚なら「どんな負担が私たちにかかってくるんだろう？」っていう不安がなくなります。
いきなり運営が怖いなら、一度グループホームの夜勤アルバイトにでも行ってみてください。
” あえて ” 理由は言いませんが、断言します。
自分で運営したくなった、私の気持ちを理解していただけるはずです。
次回は、ホームの利用者さん（将来の私の子供達）が毎月必要とする金額、というものについて書いていきます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました！
二人の障害児の父
すけじろう
～障害者グループホーム開業・経営支援～
開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
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