介護施設は潰れるのに障害福祉施設が潰れない理由

こんにちは。
二人の障害児の父　すけじろう　です。

皆さんの周りでも、介護施設が潰れたり新しいところが出来たり・・・ってしていませんか？
一時期に比べたらマシになったかもしれませんが、障害福祉施設に比べれば、圧倒的に介護施設は潰れています。

なぜか？
それは、事業所が手にする報酬の仕組みが違うからです。

介護施設の報酬は、介護保険料から出ています。
障害福祉施設の報酬は、健康保険料から出ています。

介護は、利用者の要介護度に応じて報酬が設定されています。
障害福祉は、利用者の区分に応じて報酬が決定されます。

介護報酬は、要介護度に応じて上限金額が設定されています。
障害福祉の報酬は、区分に関係なく上限金額がありません。

例えば、介護サービスが必要な方が、１か月に３事業所のサービスを受けたとしましょう。
上限金額が決まっている為、３事業所で取り合う・・・失礼。分け合う事になります。

一方障害福祉はというと、上限金額がありませんので、３事業所がそれぞれＭＡＸの報酬を受け取れます。（もちろん、支援内容がかぶっていたらダメですが）
つまり障害福祉事業所同士は、ライバルでは無いって事です。

例えば、作業所をされている所の近所にグループホームを作ればどうでしょう？
その作業所の方がホームに住めば、そのホームの方がその作業所に通えれば・・・お互い都合がいいと思いませんか？

仮に、ホームを持っている私が、Ｂ型作業所も開設したとしましょう。
ホームにいらっしゃる方全員に、初月から作業所も利用していただけます。
と言う事は、初月から赤字の心配が無いって事ですよね？

これが福祉事業所が潰れない理由です。
そして、大きな社会福祉法人がさらに大きくなる理由です。

大きくなれば横柄になります。
横柄になればサービスが低下します。
サービスが低下しても、供給が足りてない為利用者は減りません。
減らないのでさらに横柄になります。

もちろん、ちゃんとしている所もあるんですよ？
問題は、それが少ないって事です。

次回は、「区分」についてお話しさせていただきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

二人の障害児の父
すけじろう
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