商いとリノベーション

某商店街空き店舗をコンバージョンしようかと考えている。江戸時代から続く商いの歴史がある商店街。1階は商い・2〜3階は住まい。住まいはシェアハウスかドミトリー。衣食住揃う商店街。

僕は多岐にわたる仕事をしながら食いつないでいる。
中でも露店販売が好き。与えられた場所・客層・天候に合わせてラインナップと見せ方を変える。
このプロセスはリノベーションと同じ。場所・その土地の人・様々な状況を的確に分析し、内容を考える。
リノベーションという言葉が当たり前となり、学問化している。また記号化してきているとも感じる。
何事もデザインは現場で起きていることをしっかり調べるところからはじまる。
どれだけ現場に足を運んだかが鍵となる。
当該商店街はシャッターも増えてきたけど、まだまだ元気な商店街。その理由の一つが、商店街に隣接する形又は徒歩5分圏内にマンションが数件。100万都市へ毎時平均15分ヘッドで特急バスが発着するバスセンターまで約1分・同じく快速で50分を切る駅まで徒歩約10分・大学が2校に短大1校・飲食店街まで徒歩約1分・地域で一番大きな総合病院まで徒歩約5分と好立地。
商店街から徒歩約20分いくとショッピングモールがあるけども、差別化ができている。更に商店街の中に託児所や高齢者支援施設もあり。
一番伸び代があるのが、やはり人。商売人気質が生きている。

まだまだ生きている商店街。商いをベースにリノベーションできないものか。

近年において、学者の方々は地方の商店街は、という均一化された見方をされている。しかし各地商店街の置かれている状況は微妙に違うから、一概には言えないというのが僕の持論。
現場主義の僕だからこそできることがあるはず。
ここで住みながら実証していきたい。
ただ、僕には資本がない。そこをどうするか・・・。


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