|words|日々のこと - それが愛の場所
「わたしという音」が変わると、記憶も変化してゆく。
現在(という少し前の過去)、過去、未来、いずれの記憶であっても。それらは「時間のない場所」に、どれも同じように浮かんでいる。
「とある音」に呼応して、思い出されていた過去、予感されていた未来。
その音が変わるのなら。
呼応して、思い出される過去、予感される未来も変わる。
過去も未来も現在も、まあるく包摂した全体が、音をかえてゆく。
わたしという音。
いままで思い出すことのなかった過去を、あるとき思い出すこともある。これまでは音があわず、みることがなかった記憶。
それは過去のようでいて、未来の予感のようでもある。その音があるから、その過去があって、その未来もある。音は、時間のない場所でひろがってゆく。
音は、「現在」にも降りて、ひろがる。
その音に呼応する「世界」、呼応する「あのひと」、呼応する「あのこと」。そうして「現在」も彩りを変えてゆく。
ほんとうにとってもシンプル。
それに気づいていられるだけ、音をみていられるだけ、すこしだけ(もしくはもっともっと)奥から見つめていること。
それが愛の場所。
その場所にあれば、自然とみんな、みえている。
room3 おてがみセッション 短編・長編
胸の奥に大切にしまわれた星空に触れ、祝福と魔法のことばを織り、お手紙としてお届けします。お手元で、ひらいて、感じて、とけて、ふかまって、ひろがって。一通のお手紙からはじまる、魔法の時間をおたのしみください。
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