|words|親愛なる てんびん座さん へ (3/20-4/18)
key word 「"かなう" を見る」
宙ぶらりんの状態から、かなってゆく何かがあるようです。
宙ぶらりんの状態だったからこそ。
あなたのまなざしは、押し出されるようにかわっていった。
そして、かわったからこそ、その「かなう」をみることができるようなのです。
そこにそれがあっても、それと音があわなければ、みることはむずかしくなってしまう。
音が、そちらへと、ととのって、ととのって。
みたいそれと、おなじ音になってきた。
だから、宙ぶらりんな時間は、それとして必要で、必然だったのです。
無駄なんてひとつもありません。
何も動かないように見えるときほど、水面下はおおきくおおきく動いています。
水の底から茎を伸ばしたハスの花が、ある日、ぽんとひらくように。
あの日の願いは、もう願いではなく
自然とひらく花のように、自然とここに、あるのかもしれません。
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room3 おてがみセッション 短編・長編
胸の奥に大切にしまわれた星空に触れ、祝福と魔法のことばを織り、お手紙としてお届けします。お手元で、ひらいて、感じて、とけて、ふかまって、ひろがって。一通のお手紙からはじまる、魔法の時間をおたのしみください。
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